嘴平伊之助
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隠として働く私は、その仕事柄よく蝶屋敷へ訪れます。
今日も怪我をした鬼殺隊士を蝶屋敷まで送り届け、仕事を終えたのでもう引き上げようとしていた時の事でした。
「おい!そこのお前!暇ならオレに付き合え!」
「え?私ですか?」
突然後ろから声をかけられ、振り向くと1つの羽子板が手渡される。
反射的に受け取ってしまう私。
ていうか、頭が猪…
羽子板に付き合え、という意味か。
羽子板なんて久しぶりだ。
「じゃ、行くぞ」
懐かしい思い出に浸りかけている私に構わず、名も知らないおそらく鬼殺隊士は、早速始めようとする。
私、まだやるとは言ってないんですけど!
まあ、少しだけなら付き合ってあげようか……
考えている間に羽は私の左頬を高速で掠めて行った。
「ちゃんと見てろよ!次行くぞ」
「え…もうちょっとゆっくり…」
言い終える前に次の羽が飛んでくる。
いや、私の話聞いて!
羽、見えないから!!
もしかして、スマッシュしてません⁉︎
「お前、羽子板できないのか?下手にも程があるぞ」
「普通にやる分にはできます!羽子板って普通スマッシュしないでしょ⁉︎ラリーを楽しむものだから!」
「今のがオレの普通だ!返しに失敗した奴は顔に落書きされるんだぞ。お前、あっという間に顔中墨だらけだな」
その時、不意にわたしの頭巾が取られた。
突然の事で驚いた私は、あわあわとしてしまった。
「こんな顔してたんだな」
だから何?
猪頭で、彼の表情はわからない。
「お前、弱くて話にならないからもういいわ」
弱い…鬼殺隊士を諦めた私は確かに弱い。
痛いところをつかれてついムッとした顔になる。
「そんな可愛い顔で怒ったって、全く迫力ないぞ」
私は、鬼殺の剣士を目指すよりその顔と女を使った仕事が合うのでは?と、嫌味を言われた事があり、その時から可愛いという言葉は褒め言葉ではないと思っている。
それに私は、周りが言うほど自分を可愛いとは思っていない。
今の彼の言葉も嫌味だと思っている。
そういうアンタは、いったいどんな顔をしてるんだ。
腹が立った私は、その猪頭を引ったくった。
その瞬間、衝撃が走った。
「いや、可愛いのはあなたの顔じゃん!!!」
「はぁ⁉︎」
筋肉ムキムキのくせに、顔が可憐すぎでしょ!
ほんと焦るわ!!
今日も怪我をした鬼殺隊士を蝶屋敷まで送り届け、仕事を終えたのでもう引き上げようとしていた時の事でした。
「おい!そこのお前!暇ならオレに付き合え!」
「え?私ですか?」
突然後ろから声をかけられ、振り向くと1つの羽子板が手渡される。
反射的に受け取ってしまう私。
ていうか、頭が猪…
羽子板に付き合え、という意味か。
羽子板なんて久しぶりだ。
「じゃ、行くぞ」
懐かしい思い出に浸りかけている私に構わず、名も知らないおそらく鬼殺隊士は、早速始めようとする。
私、まだやるとは言ってないんですけど!
まあ、少しだけなら付き合ってあげようか……
考えている間に羽は私の左頬を高速で掠めて行った。
「ちゃんと見てろよ!次行くぞ」
「え…もうちょっとゆっくり…」
言い終える前に次の羽が飛んでくる。
いや、私の話聞いて!
羽、見えないから!!
もしかして、スマッシュしてません⁉︎
「お前、羽子板できないのか?下手にも程があるぞ」
「普通にやる分にはできます!羽子板って普通スマッシュしないでしょ⁉︎ラリーを楽しむものだから!」
「今のがオレの普通だ!返しに失敗した奴は顔に落書きされるんだぞ。お前、あっという間に顔中墨だらけだな」
その時、不意にわたしの頭巾が取られた。
突然の事で驚いた私は、あわあわとしてしまった。
「こんな顔してたんだな」
だから何?
猪頭で、彼の表情はわからない。
「お前、弱くて話にならないからもういいわ」
弱い…鬼殺隊士を諦めた私は確かに弱い。
痛いところをつかれてついムッとした顔になる。
「そんな可愛い顔で怒ったって、全く迫力ないぞ」
私は、鬼殺の剣士を目指すよりその顔と女を使った仕事が合うのでは?と、嫌味を言われた事があり、その時から可愛いという言葉は褒め言葉ではないと思っている。
それに私は、周りが言うほど自分を可愛いとは思っていない。
今の彼の言葉も嫌味だと思っている。
そういうアンタは、いったいどんな顔をしてるんだ。
腹が立った私は、その猪頭を引ったくった。
その瞬間、衝撃が走った。
「いや、可愛いのはあなたの顔じゃん!!!」
「はぁ⁉︎」
筋肉ムキムキのくせに、顔が可憐すぎでしょ!
ほんと焦るわ!!