切原赤也
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季節は冬、クリスマスまであと数日のある日。
俺は、純粋な心のひとつを失った。
それは苗字によって。
無自覚とはいえ、なんて残酷なのか…
「え⁉︎切原くんもサンタクロース信じてるの?私と一緒だねー。私もサンタいる派で通してる。サンタクロース信じてたら、いつまでも家族にとって可愛い娘や孫でいられるもんね〜」
…いる派で通してる?
サンタクロースっているだろ?
実在する人に、いる派とかいない派とか、意味わかんねーんだけど…え?
え?いないの?サンタクロースって…
私の言葉に固まってしまった切原くん。
もしかして、本当に信じていたのだろうか?
だとしたら、私はなんて悪い事を…
もちろん、いい歳してまだ信じてたの?とは思っている。
私は咄嗟に謝った。
それがとどめの一撃だとは知らず…
発する言葉を誤った。
「ほんとに信じてたの?ごめん!」
その言葉がとどめだった。
いないのかも?くらいに思っていたものが、確信に変わった。
サンタクロースっていないのかよ!
姿は見た事なくてもずっといると信じてたのに…!
…なんかめっちゃ恥ずいわ!!!
「俺はあんたほど心に深い闇抱えてないの!いつまでも可愛い娘でいられるって何だよ!お前と一緒にすんな!こう見えて俺は結構純粋なんだからな!泣」
思わず涙が溢れそうになる俺。
つーか、もしかして既に溢れてる?
「ちょっと待って!切原くん!私が悪かったよ…!」
切原くんは走ってどこかへ行ってしまった。
そうだよ、切原くんが私みたいに歪んだ信じ方してるはずないのに。
また後で謝ろう…切原くんは許してくれるだろうか…
切原くんが構ってくれなくなったら、私はどうしよう…
クリスマスイブの日
名前サンタから素敵なプレゼントと題して、苗字からLINEで動画が届いた。
動画の次にはメッセージも送られていた。
“あの時は本当にごめん”
“傷つけるつもりはなかったんだ”
あの時はショックを受けたが、恥ずかしさがほぼ10割だった。
走って逃げてしまったが、別に怒っているわけではない。
動画を再生してみる。
動画にはピアノを弾く苗字の姿が…
あいつ、ピアノ弾けんだな。曲は…
あわてんぼうのサンタクロース ピアノver.
…あいつ、ほんとムカつくっ…!
俺は、純粋な心のひとつを失った。
それは苗字によって。
無自覚とはいえ、なんて残酷なのか…
「え⁉︎切原くんもサンタクロース信じてるの?私と一緒だねー。私もサンタいる派で通してる。サンタクロース信じてたら、いつまでも家族にとって可愛い娘や孫でいられるもんね〜」
…いる派で通してる?
サンタクロースっているだろ?
実在する人に、いる派とかいない派とか、意味わかんねーんだけど…え?
え?いないの?サンタクロースって…
私の言葉に固まってしまった切原くん。
もしかして、本当に信じていたのだろうか?
だとしたら、私はなんて悪い事を…
もちろん、いい歳してまだ信じてたの?とは思っている。
私は咄嗟に謝った。
それがとどめの一撃だとは知らず…
発する言葉を誤った。
「ほんとに信じてたの?ごめん!」
その言葉がとどめだった。
いないのかも?くらいに思っていたものが、確信に変わった。
サンタクロースっていないのかよ!
姿は見た事なくてもずっといると信じてたのに…!
…なんかめっちゃ恥ずいわ!!!
「俺はあんたほど心に深い闇抱えてないの!いつまでも可愛い娘でいられるって何だよ!お前と一緒にすんな!こう見えて俺は結構純粋なんだからな!泣」
思わず涙が溢れそうになる俺。
つーか、もしかして既に溢れてる?
「ちょっと待って!切原くん!私が悪かったよ…!」
切原くんは走ってどこかへ行ってしまった。
そうだよ、切原くんが私みたいに歪んだ信じ方してるはずないのに。
また後で謝ろう…切原くんは許してくれるだろうか…
切原くんが構ってくれなくなったら、私はどうしよう…
クリスマスイブの日
名前サンタから素敵なプレゼントと題して、苗字からLINEで動画が届いた。
動画の次にはメッセージも送られていた。
“あの時は本当にごめん”
“傷つけるつもりはなかったんだ”
あの時はショックを受けたが、恥ずかしさがほぼ10割だった。
走って逃げてしまったが、別に怒っているわけではない。
動画を再生してみる。
動画にはピアノを弾く苗字の姿が…
あいつ、ピアノ弾けんだな。曲は…
あわてんぼうのサンタクロース ピアノver.
…あいつ、ほんとムカつくっ…!