亜久津仁
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街の中を流れる小さな川に架かる橋の欄干にもたれながら、夏の日差しでキラキラと光る水流を眺めている。
夏らしさを与えた強すぎる日差しは木の葉で丁度いい塩梅で遮られ、川が流れる涼しげな音色が心地いい。
この川は、俺のお気に入りスポットのひとつである。
橋の架かった両岸には下に降りられる石階段があり、その階段を下りた先は石畳。
そして、雨避けの下に柱を挟んで背中合わせに2脚のベンチと、その他に何の変哲もない普通のベンチが何脚か。
総合して、ちょっとした休憩スペースのようになっていて、両岸共造りはだいたい一緒だ。
ここでの俺の過ごし方といえば、ベンチに座り川の流れを眺めながらタバコを吸ったり…
そうすると時間がゆっくりと経過し、何とも贅沢な時間だなと思う。
俺は橋の下に誰もいない事を確認すると、歩道の脇から橋の下へと降りていく。
いつものようにベンチでまったり過ごしていたところ、LINEの着信音が鳴った。
ケータイの画面を見ると、苗字の名前が表示されている。
以前、事の成り行きでLINE交換したのだが、それ以来、苗字から時々こうしてLINEが来る。
俺から送る事は全くないが。
“先輩、今どこにいます?暇です”
本文を確認すると、暇だ、という事だった。
あいつが暇だろうが何だろうが、俺の知ったこっちゃないのだが…
一度は既読無視したのだが…何故か無視しきれない俺。
“緑川橋にいる”
と、結局は返信してしまった。
きっと来るだろうとは思っていたが、やはり苗字は来た。
2人でいたって、特に何をするわけでもないのに。
軽く挨拶を交わすと、苗字は俺の隣に腰掛ける。
俺の方は別に用事はないので黙っている。
苗字の方も特に話しかけてくる事もなく、川のせせらぎが耳に心地良いはずなのだが…
何か違和感を感じる…
ふと気がつくと、苗字はまたあの人形を持っていた。
さっきから嫌な気配がすると思っていたら…
夏休みにまでこの人形、見たくなかったぜ…
このチャイルド人形久々に見たが、凶々しさが増してないか?
それに、前見た時と表情が違う気がする…
こうして比べてみると、あの人形、あの時なんか嬉しそうな顔してたよな。
(※あの時…あの日の人形参照)
それを苗字に話してみたが…
「へ?そうですか?私には全然…」
という答えだった。
更に俺は質問する。
「こいつを見せた事で、うまく行きそうだった友達関係がダメになったりする時、あるんじゃねーの?」
以前から気になっていた。
この人形に俺がひいているんだから、他の誰かも確実にひいていると…
「私の事、心配してくれてるんですか?ありがとうございます。でも、これも含めて私の個性だから…認めてもらえないなら、それまでだと思ってます」
「……お前の人形、泣いてるぞ…」
「え?そうですか?私には全然…」
何て事だ…
白菜がいろいろと聞いてくれるお陰で、今まで知る由もなかったこの子の気持ちを初めて知った。
俺も含めて自分の個性だと、この子は言ってくれている。
まるで守護霊気取りだと思われるかもしれないが、この子と共に、俺も成長していっていいのだろうか?
本当に泣けてくる…泣
この子はいつでもどこにでも俺を連れて行くわけではない。
俺にとっては久々に見る白菜だった。
久々に会ったこいつは、以前よりも霊的能力が上昇しているようだ。
何しろ、俺のこの涙が奴には見えているのだ。
こいつには俺の気持ちが少しであるが通じるのに、この子には通じない。
少々のもどかしさを感じるが、こいつのお陰で知るに至った事実も確かにある。
それには素直に感謝しなければ、バチが当たるってもんだ。
ちなみに、俺の凶々しさは仕様だ!
亜久津、着々と霊能力上昇中
苗字、安定の零感
夏らしさを与えた強すぎる日差しは木の葉で丁度いい塩梅で遮られ、川が流れる涼しげな音色が心地いい。
この川は、俺のお気に入りスポットのひとつである。
橋の架かった両岸には下に降りられる石階段があり、その階段を下りた先は石畳。
そして、雨避けの下に柱を挟んで背中合わせに2脚のベンチと、その他に何の変哲もない普通のベンチが何脚か。
総合して、ちょっとした休憩スペースのようになっていて、両岸共造りはだいたい一緒だ。
ここでの俺の過ごし方といえば、ベンチに座り川の流れを眺めながらタバコを吸ったり…
そうすると時間がゆっくりと経過し、何とも贅沢な時間だなと思う。
俺は橋の下に誰もいない事を確認すると、歩道の脇から橋の下へと降りていく。
いつものようにベンチでまったり過ごしていたところ、LINEの着信音が鳴った。
ケータイの画面を見ると、苗字の名前が表示されている。
以前、事の成り行きでLINE交換したのだが、それ以来、苗字から時々こうしてLINEが来る。
俺から送る事は全くないが。
“先輩、今どこにいます?暇です”
本文を確認すると、暇だ、という事だった。
あいつが暇だろうが何だろうが、俺の知ったこっちゃないのだが…
一度は既読無視したのだが…何故か無視しきれない俺。
“緑川橋にいる”
と、結局は返信してしまった。
きっと来るだろうとは思っていたが、やはり苗字は来た。
2人でいたって、特に何をするわけでもないのに。
軽く挨拶を交わすと、苗字は俺の隣に腰掛ける。
俺の方は別に用事はないので黙っている。
苗字の方も特に話しかけてくる事もなく、川のせせらぎが耳に心地良いはずなのだが…
何か違和感を感じる…
ふと気がつくと、苗字はまたあの人形を持っていた。
さっきから嫌な気配がすると思っていたら…
夏休みにまでこの人形、見たくなかったぜ…
このチャイルド人形久々に見たが、凶々しさが増してないか?
それに、前見た時と表情が違う気がする…
こうして比べてみると、あの人形、あの時なんか嬉しそうな顔してたよな。
(※あの時…あの日の人形参照)
それを苗字に話してみたが…
「へ?そうですか?私には全然…」
という答えだった。
更に俺は質問する。
「こいつを見せた事で、うまく行きそうだった友達関係がダメになったりする時、あるんじゃねーの?」
以前から気になっていた。
この人形に俺がひいているんだから、他の誰かも確実にひいていると…
「私の事、心配してくれてるんですか?ありがとうございます。でも、これも含めて私の個性だから…認めてもらえないなら、それまでだと思ってます」
「……お前の人形、泣いてるぞ…」
「え?そうですか?私には全然…」
何て事だ…
白菜がいろいろと聞いてくれるお陰で、今まで知る由もなかったこの子の気持ちを初めて知った。
俺も含めて自分の個性だと、この子は言ってくれている。
まるで守護霊気取りだと思われるかもしれないが、この子と共に、俺も成長していっていいのだろうか?
本当に泣けてくる…泣
この子はいつでもどこにでも俺を連れて行くわけではない。
俺にとっては久々に見る白菜だった。
久々に会ったこいつは、以前よりも霊的能力が上昇しているようだ。
何しろ、俺のこの涙が奴には見えているのだ。
こいつには俺の気持ちが少しであるが通じるのに、この子には通じない。
少々のもどかしさを感じるが、こいつのお陰で知るに至った事実も確かにある。
それには素直に感謝しなければ、バチが当たるってもんだ。
ちなみに、俺の凶々しさは仕様だ!
亜久津、着々と霊能力上昇中
苗字、安定の零感
