亜久津仁
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夏休みに入ってすぐ。
グループLINEでのほんの数回のやりとりであっさりと日時が決まり、
約束していたモンブランが美味いと噂の喫茶店へ行った時の事。
天気は晴れ。
夏らしいと言える空模様に、外からの日差しが入り比較的明るい窓際の席を選ぶ。
俺の隣に苗字、その対面の席に太一と千石が座る。
席へつくと、早速メニュー表を眺める。
喫茶店にしてはケーキの種類が豊富な為、太一と苗字はどれにしようかと嬉しそうに迷っているが、どうせ後から2つ目のケーキも注文するんだろう。
俺は、こいつらに誘われた理由であるモンブランとコーヒーに決めた。
たいした盛り上がりもしてないが、適当に会話をしながら注文したメニューが届くのを待っている。
そんなに待たない内にそれぞれが注文した品がテーブルに並ぶ。
「亜久津先輩。モンブラン、ひと口もらっていいですか?」
チーズケーキを注文していた苗字は早速俺に言ってくる。
「…まあ、ひと口なら」
モンブランが乗った皿を苗字の前に置いてやる。
苗字は自分のスプーンを使って、本当に遠慮なく、注文した俺よりも先にモンブランをひと口、口に入れる。
「美味しい♪じゃあ、私のケーキも先輩にひと口あげます」
そう言って苗字は、たった今モンブランを食べる為に使ったスプーンでチーズケーキをひと口分すくい、俺の口の前まで持ってくる。
「先輩、口開けてください」
当たり前のように、俺にケーキを食べさせようとする苗字。
…いや…食べてもいいんだが、この2人の前で?
普通に恥ずかしい。
チーズケーキは苦手だという事にして断ろうと思いついた途端、ケータイのカメラのシャッター音が聞こえた。
「ラブラブないい感じのが撮れたよ」
どうやら千石が、俺に対する苗字の、所謂あーんして?シーンをカメラにおさめたようだった。
「何がラブラブないい感じだよ!そんなんじゃねーし、勝手に撮んな!」
そんな俺の言葉に対する千石の返しが、
「亜久津、自分の事何にも喋んないだろ?だから、俺が代わりに優紀ちゃんに報告してあげる♡」
である。
「お前もしかして、同級生の母親すらストライクゾーンに入るのか⁉︎」
「だから、そういうわけじゃないってば」
千石はヘラヘラ顔で否定する。
そのヘラヘラ顔が、全く信用できない。
俺のお袋は他の同級生の親に比べ確かに若い方だとは思うが…
それにしても女好きにも程があると思う。
「ラブラブですか?」
心なし顔の赤い苗字に、チーズケーキは苦手であると告げると、今度は太一にひと口あげると言う。
「ありがとう」
太一は何の躊躇いもなく、苗字にひと口食べさせてもらっている。
こいつ、スゲーな…
千石は後でシメるとして、俺もモンブランを食べる事にする。
「亜久津先輩はモンブランの栗から先に食べるです。メモメモ…」
俺のデータをとる太一。
そんなの、何に活用できる?
こいつがストーカー気味の後輩である事を忘れていた。
「モンブランって、対象者の内臓に作用する呪いの道具に似てるんですよね〜」
隣では苗字が不穏な事を明るい調子で言っている。
そんな事言うんじゃねーよ!
俺の好物だぞ⁉︎泣
いくら明るく言っても、内容の不穏さは消せない。
こいつら、一見まともそうに見えるが、隠れトンデモ野郎だな。
太一はストーカー、苗字は呪いマニア。
千石は同級生の母親すら視野に入れる女好き。
こう見えて、このメンツじゃおそらく俺が1番の常識人だろう…
口に出しはしなかったが、心の中でそう確信した俺であった。
グループLINEでのほんの数回のやりとりであっさりと日時が決まり、
約束していたモンブランが美味いと噂の喫茶店へ行った時の事。
天気は晴れ。
夏らしいと言える空模様に、外からの日差しが入り比較的明るい窓際の席を選ぶ。
俺の隣に苗字、その対面の席に太一と千石が座る。
席へつくと、早速メニュー表を眺める。
喫茶店にしてはケーキの種類が豊富な為、太一と苗字はどれにしようかと嬉しそうに迷っているが、どうせ後から2つ目のケーキも注文するんだろう。
俺は、こいつらに誘われた理由であるモンブランとコーヒーに決めた。
たいした盛り上がりもしてないが、適当に会話をしながら注文したメニューが届くのを待っている。
そんなに待たない内にそれぞれが注文した品がテーブルに並ぶ。
「亜久津先輩。モンブラン、ひと口もらっていいですか?」
チーズケーキを注文していた苗字は早速俺に言ってくる。
「…まあ、ひと口なら」
モンブランが乗った皿を苗字の前に置いてやる。
苗字は自分のスプーンを使って、本当に遠慮なく、注文した俺よりも先にモンブランをひと口、口に入れる。
「美味しい♪じゃあ、私のケーキも先輩にひと口あげます」
そう言って苗字は、たった今モンブランを食べる為に使ったスプーンでチーズケーキをひと口分すくい、俺の口の前まで持ってくる。
「先輩、口開けてください」
当たり前のように、俺にケーキを食べさせようとする苗字。
…いや…食べてもいいんだが、この2人の前で?
普通に恥ずかしい。
チーズケーキは苦手だという事にして断ろうと思いついた途端、ケータイのカメラのシャッター音が聞こえた。
「ラブラブないい感じのが撮れたよ」
どうやら千石が、俺に対する苗字の、所謂あーんして?シーンをカメラにおさめたようだった。
「何がラブラブないい感じだよ!そんなんじゃねーし、勝手に撮んな!」
そんな俺の言葉に対する千石の返しが、
「亜久津、自分の事何にも喋んないだろ?だから、俺が代わりに優紀ちゃんに報告してあげる♡」
である。
「お前もしかして、同級生の母親すらストライクゾーンに入るのか⁉︎」
「だから、そういうわけじゃないってば」
千石はヘラヘラ顔で否定する。
そのヘラヘラ顔が、全く信用できない。
俺のお袋は他の同級生の親に比べ確かに若い方だとは思うが…
それにしても女好きにも程があると思う。
「ラブラブですか?」
心なし顔の赤い苗字に、チーズケーキは苦手であると告げると、今度は太一にひと口あげると言う。
「ありがとう」
太一は何の躊躇いもなく、苗字にひと口食べさせてもらっている。
こいつ、スゲーな…
千石は後でシメるとして、俺もモンブランを食べる事にする。
「亜久津先輩はモンブランの栗から先に食べるです。メモメモ…」
俺のデータをとる太一。
そんなの、何に活用できる?
こいつがストーカー気味の後輩である事を忘れていた。
「モンブランって、対象者の内臓に作用する呪いの道具に似てるんですよね〜」
隣では苗字が不穏な事を明るい調子で言っている。
そんな事言うんじゃねーよ!
俺の好物だぞ⁉︎泣
いくら明るく言っても、内容の不穏さは消せない。
こいつら、一見まともそうに見えるが、隠れトンデモ野郎だな。
太一はストーカー、苗字は呪いマニア。
千石は同級生の母親すら視野に入れる女好き。
こう見えて、このメンツじゃおそらく俺が1番の常識人だろう…
口に出しはしなかったが、心の中でそう確信した俺であった。
