練白龍
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数日経ったある日
「私、オムライスが食べたいです」
と、名前さんに言われた。
今度好きな料理を作るという、あの約束の事だ。
……社交辞令ではなかったようだ。
そして今日、それぞれ仕事が終わった夜、食事を振る舞うため自宅へ招いているのだが……
よく考えたらこれ、食事をエサに家へ連れ込む手口だと思われてないだろうか?
名前さんには紳士だと思われていたい!
……でも、もし仮に手口だと思われているとしてそれに乗っかってきたという事は……
彼女にとって俺はアリだ……という事でいいのだろうか?
いや、今の俺は暴走しかけている。落ち着け!俺!
「では俺はこれから調理するんで、名前さんは適当にくつろいでいてください。そんなに時間、かかりませんから」
「はい!楽しみに待ってます」
愛らしい笑顔で言われる。
平常心……平常心……今はこの料理に集中するんだ!
調理中、名前さんの視線を背中に感じながら、2人分のオムライスが完成した。
対面でテーブルに座り、一緒にオムライスを食べる。
彼女は何度も「美味しい」と言いながら最後まで食べてくれた。
……可愛いなぁ
さて、この後……どうする?
名前さんの出方を見ながら解散だろうが、よからぬ期待を想像してしまう……!
「ごちそうさまでした。久しぶりのオムライス、美味しかったです!」
「喜んでもらえて良かったです」
立ち上がり食器を片付けようとする俺に、
「私も手伝います」と言ってきた彼女をソファーに座らせる。
「いえ、お構いなく。あなたは休んでいてください」
食器など後で洗ってもいいのだが、あえて今1人で黙々と作業するのは、この後の事を考えるのに集中するためだ。
この後、彼女が帰ると言えばそのまま解散だが、俺としては名前さんとまだ一緒に過ごしたいし、食事してすぐさよならじゃ、友達としても素っ気ない……
食器洗いが終わったら、お茶の用意をして世間話でもするか……
あれこれ考えている時ほど時間はあっという間に感じるもので、考えがまとまらないまま、
そういえば俺が後片付けをしている間、一言も話しかけてこない彼女の様子をチラと見ると
名前さんはソファーで眠ってしまったようだ。
昼間の仕事の疲れがあったのだろうか。
近づいてみると、やはり寝顔も可愛かった。
「こんな無防備な……俺は男として意識されていないのだろうか」
その逆も考えられるが……
全く紳士的じゃないその考えをやめる。
今は彼女の可愛い寝顔で満足だ。
ベッドで寝た方が体は休まるだろうが、起こしてしまうのもかわいそうなので、そのままそっとソファーに横にして毛布をかける。
「おやすみなさい」
小さく言って、俺はベッドに潜り込んだ。
朝、2人分の朝食を作っていると、背後で名前さんの起きる気配がした。
「すみません!私、寝てしまいましたか⁈」
外はすっかり明るくなっている。
朝までぐっすりだった事が申し訳なく恥ずかしいらしい。
くしゃくしゃになった髪を必死に整えている。
「……初めてお邪魔した家でこんなに寝てしまうなんて恥ずかしい……ほんとにごめんなさい……」
「いえ、気にしないでください。朝食、できましたよ!」
「えっ、でも……」
と、遠慮気味の彼女からお腹の音が聞こえた。
お腹がへっているようだ。
恥ずかしさから顔を赤くしている彼女をテーブルに座らせる。
「俺もお腹がへりました。温かいうちに食べましょう」
「はい……。いただきます!」
朝食を終え、家の外で名前さんを見送る。
「家まで送ります」そう申し出た俺に、
「大丈夫、1人で帰れます」という彼女の言葉に従う事にする。
「お邪魔しました。楽しかったです」
手を振り、俺に背を向け歩き出した名前さん。
だが、数歩のところで立ち止まり、俺の方を向いて遠慮気味に言った。
「……また、遊びに来てもいいですか?」
「……こんな家でも良かったら、いつでもどうぞ。」
彼女とのこれからの関係を期待する俺にとって、充分な言葉だった。
「私、オムライスが食べたいです」
と、名前さんに言われた。
今度好きな料理を作るという、あの約束の事だ。
……社交辞令ではなかったようだ。
そして今日、それぞれ仕事が終わった夜、食事を振る舞うため自宅へ招いているのだが……
よく考えたらこれ、食事をエサに家へ連れ込む手口だと思われてないだろうか?
名前さんには紳士だと思われていたい!
……でも、もし仮に手口だと思われているとしてそれに乗っかってきたという事は……
彼女にとって俺はアリだ……という事でいいのだろうか?
いや、今の俺は暴走しかけている。落ち着け!俺!
「では俺はこれから調理するんで、名前さんは適当にくつろいでいてください。そんなに時間、かかりませんから」
「はい!楽しみに待ってます」
愛らしい笑顔で言われる。
平常心……平常心……今はこの料理に集中するんだ!
調理中、名前さんの視線を背中に感じながら、2人分のオムライスが完成した。
対面でテーブルに座り、一緒にオムライスを食べる。
彼女は何度も「美味しい」と言いながら最後まで食べてくれた。
……可愛いなぁ
さて、この後……どうする?
名前さんの出方を見ながら解散だろうが、よからぬ期待を想像してしまう……!
「ごちそうさまでした。久しぶりのオムライス、美味しかったです!」
「喜んでもらえて良かったです」
立ち上がり食器を片付けようとする俺に、
「私も手伝います」と言ってきた彼女をソファーに座らせる。
「いえ、お構いなく。あなたは休んでいてください」
食器など後で洗ってもいいのだが、あえて今1人で黙々と作業するのは、この後の事を考えるのに集中するためだ。
この後、彼女が帰ると言えばそのまま解散だが、俺としては名前さんとまだ一緒に過ごしたいし、食事してすぐさよならじゃ、友達としても素っ気ない……
食器洗いが終わったら、お茶の用意をして世間話でもするか……
あれこれ考えている時ほど時間はあっという間に感じるもので、考えがまとまらないまま、
そういえば俺が後片付けをしている間、一言も話しかけてこない彼女の様子をチラと見ると
名前さんはソファーで眠ってしまったようだ。
昼間の仕事の疲れがあったのだろうか。
近づいてみると、やはり寝顔も可愛かった。
「こんな無防備な……俺は男として意識されていないのだろうか」
その逆も考えられるが……
全く紳士的じゃないその考えをやめる。
今は彼女の可愛い寝顔で満足だ。
ベッドで寝た方が体は休まるだろうが、起こしてしまうのもかわいそうなので、そのままそっとソファーに横にして毛布をかける。
「おやすみなさい」
小さく言って、俺はベッドに潜り込んだ。
朝、2人分の朝食を作っていると、背後で名前さんの起きる気配がした。
「すみません!私、寝てしまいましたか⁈」
外はすっかり明るくなっている。
朝までぐっすりだった事が申し訳なく恥ずかしいらしい。
くしゃくしゃになった髪を必死に整えている。
「……初めてお邪魔した家でこんなに寝てしまうなんて恥ずかしい……ほんとにごめんなさい……」
「いえ、気にしないでください。朝食、できましたよ!」
「えっ、でも……」
と、遠慮気味の彼女からお腹の音が聞こえた。
お腹がへっているようだ。
恥ずかしさから顔を赤くしている彼女をテーブルに座らせる。
「俺もお腹がへりました。温かいうちに食べましょう」
「はい……。いただきます!」
朝食を終え、家の外で名前さんを見送る。
「家まで送ります」そう申し出た俺に、
「大丈夫、1人で帰れます」という彼女の言葉に従う事にする。
「お邪魔しました。楽しかったです」
手を振り、俺に背を向け歩き出した名前さん。
だが、数歩のところで立ち止まり、俺の方を向いて遠慮気味に言った。
「……また、遊びに来てもいいですか?」
「……こんな家でも良かったら、いつでもどうぞ。」
彼女とのこれからの関係を期待する俺にとって、充分な言葉だった。
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