第13話
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とにかくここまで話を聞いて、「いいじゃねーか」と放ったのは、土方君だ。
机に腰かけて脚を組んでいる…が、この話し合いが始まったのがホームルームのチャイムが鳴る前だったからなのだろう。
(土)「動物追っかけてる方が、授業よりよっぽど楽しいと思うがな」
(妙)「土方さんの言う通りだと思うわ。それに私なんてホラ、早くも一匹捕まえてるのよ?」
そう言って妙ちゃんは、近藤君の首に鎖のついた首輪をかけた。
(あ)「いや妙ちゃん、それゴリラじゃなくて人間…」
(妙)「さ、バブルス君。お家 に帰るわよ」
(近)「お妙さん………………俺を捕まえても、界王拳は使えませんよ?」
(土)「いや、ツッコミおかしいだろ! ゴリラ扱いされた事をまず怒れよ!」
とその時…
(神)「モタモタしてる場合じゃないネ! こんなトコで話し合ってる暇があるなら、私は早く動物を捕まえに行きたいアル! 特にフライド…じゃなくてニワトリを捕まえたいアル!」
(ハ)「いや今、フライドって言ったよね? 食べる気満々じゃん、この子。大丈夫なの? この子」
(あ)「捕まえたお礼にフライドチキンが食べたいって事だと思いますよ。……準備しておいてくれますよね?」
(ハ)「はい、是非とも!」
(新)「音莉さん最強すぎでしょ…」
(銀)「完全に音莉の事敵に回したな、あのバカ」
(桂)「俺も早く動物を捕まえに行きたいものだな」
と次に立ち上がったのは、桂君。
(桂)「特にベークド……じゃなくてイグアナを捕まえたい」
(ハ)「いや、お前イグアナをどうする気? 言っとくけどイグアナにレアもベークドもねーから!」
(あ)「きっと美味しいイグアナ料理を食べたいって事だと思います。作ってくれますよね?」
(ハ)「いや、それは流石に…」
(あ)「作って………くれますよね?」
(ハ)「かしこまりました」
(新)「いやいや、ちょっと皆さん落ち着いてください! 音莉さんも、
校長涙目になってますから! ていうか本当に…ほんっとうに僕らで動物を捕まえる気ですか!?」
(銀)「だからそうだって言ってんだろ? オメー以外の連中はみんなノリ気になってんだよ」
(新)「でも冷静になってくださいよ! ライオンがいるんですよ? 怖すぎるじゃないですか!」
(じ)「あ、ちなみにベンガルトラも逃げてるから」
(新)「トラも!? なら尚更危険じゃないですか! こんなのもう僕らじゃなくて専門の…そう、専門の業者とか警察とかに頼った方がいいですよ!」
(ハ)「分かっておる。無論、君達だけで事にあたれと言うつもりはない。ちゃんと警察も読んでおる。ただ、何分逃げ出した動物がたくさんおるからな。君らの手も必要…」
(あ)「………」
(ハ)「あ、いや…是非あなた方様のお手をお借り出来ればと思いまして…」
(銀)「オイ、ついに音莉の視線一つでへりくだるようになったぞ」
(神)「音莉おっかないアル…」
(新)「警察も呼んでるんですね、よかった…」
と、少し安堵の息を漏らす新八君。
確かに、いざとなれば何かしら対策をしてくれている警察官さんに助けていただけるから、安心だ。
(新)「それで、今どこにいるんですか? 警察の人は」
とその時…
(?)「お待たせしました! 本庁警備部の地域課班、ハジでやんす!」
と、紺色の制服を着て現れたのは、私達とあまり変わらないくらいの女の子だった。
(銀)「オイオイ、大丈夫なのか? アンタ一人で。相手はトラやらライオンやらの猛獣だぞ?」
(ハジ)「ご心配なく。おっつけ、あっちの上司が来ますから。で、対策はその人に練ってもらう事にしやしょう」
すると再び教室の扉が開き、現れたのはサングラスをかけ、太い眉と太いモミアゲが特徴的の男性であった。
(ハジ)「警部、ご苦労様です!」
(?)「遅くなってすまなかったな。俺は本庁の地域課班、小銭形平次だ」
(新)「いや、アンタそんだけ渋い恰好なのに地域課なんですか…」
すると…
(小)「(俺には仕事にかかる前の儀式のようなものがある。取るに足りない、まじないのようなものだが、このこだわりを護り続けてきたからこそ、今日まで生きながらえてきたのかもしれない)」
…と、謎の独白が始まった。
(小)「マスター、カミュ、ロックで頼む」
小銭形さんが先生の方を見てそう言う。
(銀)「いや、俺マスターじゃないんで。ティーチャーなんで。なに? このエセハードボイルドおじさん。もうこの時点で期待値サゲサゲなんだけど」
(小)「(マスターがいない…いつもの習慣が崩れる時、それは何かが起こる予兆でもある。どうやら今日の任務、ハードなものになりそうだ)」
(新)「いや、カッコの使い方腹立つんですけど…スゲーウザいんですけど……」
とその時…
ドスッ……
と、小銭形さんの背中に教室に侵入してきたハリネズミがタックルしてきた。
そのハリネズミはタタッと嵐のように教室を出ていくが、一瞬の静寂の後…
ブシャァァァァァァァァ!!!
と、血を噴き出しながら小銭形さんは倒れてしまった。
(ハジ)「け、警部ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」
(あ)「ちょ、ちょっと…これ、救急車呼んだ方がいいんじゃ……」
(銀)「俺達でやった方がやっぱり早そうだな。つーワケでいくぞー」
「「「「「おおーーーー!」」」」」
と、警部さんの事は無視で、みんなが拳を突き上げるのだった。
(小)「(冷たいのはカミさんだけではなく…世の中がそう変わってしまっているのだと気づいた。その中でも俺のこの心に燃え滾る…)」
(あ)「あ、本当だ。元気そうだ…大丈夫ですね」
(小)「(…………カミュ)」
机に腰かけて脚を組んでいる…が、この話し合いが始まったのがホームルームのチャイムが鳴る前だったからなのだろう。
(土)「動物追っかけてる方が、授業よりよっぽど楽しいと思うがな」
(妙)「土方さんの言う通りだと思うわ。それに私なんてホラ、早くも一匹捕まえてるのよ?」
そう言って妙ちゃんは、近藤君の首に鎖のついた首輪をかけた。
(あ)「いや妙ちゃん、それゴリラじゃなくて人間…」
(妙)「さ、バブルス君。お
(近)「お妙さん………………俺を捕まえても、界王拳は使えませんよ?」
(土)「いや、ツッコミおかしいだろ! ゴリラ扱いされた事をまず怒れよ!」
とその時…
(神)「モタモタしてる場合じゃないネ! こんなトコで話し合ってる暇があるなら、私は早く動物を捕まえに行きたいアル! 特にフライド…じゃなくてニワトリを捕まえたいアル!」
(ハ)「いや今、フライドって言ったよね? 食べる気満々じゃん、この子。大丈夫なの? この子」
(あ)「捕まえたお礼にフライドチキンが食べたいって事だと思いますよ。……準備しておいてくれますよね?」
(ハ)「はい、是非とも!」
(新)「音莉さん最強すぎでしょ…」
(銀)「完全に音莉の事敵に回したな、あのバカ」
(桂)「俺も早く動物を捕まえに行きたいものだな」
と次に立ち上がったのは、桂君。
(桂)「特にベークド……じゃなくてイグアナを捕まえたい」
(ハ)「いや、お前イグアナをどうする気? 言っとくけどイグアナにレアもベークドもねーから!」
(あ)「きっと美味しいイグアナ料理を食べたいって事だと思います。作ってくれますよね?」
(ハ)「いや、それは流石に…」
(あ)「作って………くれますよね?」
(ハ)「かしこまりました」
(新)「いやいや、ちょっと皆さん落ち着いてください! 音莉さんも、
校長涙目になってますから! ていうか本当に…ほんっとうに僕らで動物を捕まえる気ですか!?」
(銀)「だからそうだって言ってんだろ? オメー以外の連中はみんなノリ気になってんだよ」
(新)「でも冷静になってくださいよ! ライオンがいるんですよ? 怖すぎるじゃないですか!」
(じ)「あ、ちなみにベンガルトラも逃げてるから」
(新)「トラも!? なら尚更危険じゃないですか! こんなのもう僕らじゃなくて専門の…そう、専門の業者とか警察とかに頼った方がいいですよ!」
(ハ)「分かっておる。無論、君達だけで事にあたれと言うつもりはない。ちゃんと警察も読んでおる。ただ、何分逃げ出した動物がたくさんおるからな。君らの手も必要…」
(あ)「………」
(ハ)「あ、いや…是非あなた方様のお手をお借り出来ればと思いまして…」
(銀)「オイ、ついに音莉の視線一つでへりくだるようになったぞ」
(神)「音莉おっかないアル…」
(新)「警察も呼んでるんですね、よかった…」
と、少し安堵の息を漏らす新八君。
確かに、いざとなれば何かしら対策をしてくれている警察官さんに助けていただけるから、安心だ。
(新)「それで、今どこにいるんですか? 警察の人は」
とその時…
(?)「お待たせしました! 本庁警備部の地域課班、ハジでやんす!」
と、紺色の制服を着て現れたのは、私達とあまり変わらないくらいの女の子だった。
(銀)「オイオイ、大丈夫なのか? アンタ一人で。相手はトラやらライオンやらの猛獣だぞ?」
(ハジ)「ご心配なく。おっつけ、あっちの上司が来ますから。で、対策はその人に練ってもらう事にしやしょう」
すると再び教室の扉が開き、現れたのはサングラスをかけ、太い眉と太いモミアゲが特徴的の男性であった。
(ハジ)「警部、ご苦労様です!」
(?)「遅くなってすまなかったな。俺は本庁の地域課班、小銭形平次だ」
(新)「いや、アンタそんだけ渋い恰好なのに地域課なんですか…」
すると…
(小)「(俺には仕事にかかる前の儀式のようなものがある。取るに足りない、まじないのようなものだが、このこだわりを護り続けてきたからこそ、今日まで生きながらえてきたのかもしれない)」
…と、謎の独白が始まった。
(小)「マスター、カミュ、ロックで頼む」
小銭形さんが先生の方を見てそう言う。
(銀)「いや、俺マスターじゃないんで。ティーチャーなんで。なに? このエセハードボイルドおじさん。もうこの時点で期待値サゲサゲなんだけど」
(小)「(マスターがいない…いつもの習慣が崩れる時、それは何かが起こる予兆でもある。どうやら今日の任務、ハードなものになりそうだ)」
(新)「いや、カッコの使い方腹立つんですけど…スゲーウザいんですけど……」
とその時…
ドスッ……
と、小銭形さんの背中に教室に侵入してきたハリネズミがタックルしてきた。
そのハリネズミはタタッと嵐のように教室を出ていくが、一瞬の静寂の後…
ブシャァァァァァァァァ!!!
と、血を噴き出しながら小銭形さんは倒れてしまった。
(ハジ)「け、警部ぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」
(あ)「ちょ、ちょっと…これ、救急車呼んだ方がいいんじゃ……」
(銀)「俺達でやった方がやっぱり早そうだな。つーワケでいくぞー」
「「「「「おおーーーー!」」」」」
と、警部さんの事は無視で、みんなが拳を突き上げるのだった。
(小)「(冷たいのはカミさんだけではなく…世の中がそう変わってしまっているのだと気づいた。その中でも俺のこの心に燃え滾る…)」
(あ)「あ、本当だ。元気そうだ…大丈夫ですね」
(小)「(…………カミュ)」
