第百十一話(かぶき町四天王篇)
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~病院にて~
墓場での一件から丸二日が経った今日。
音莉はまだ病室で眠ったまま目を覚まさない。
さらに集中治療室では、未だにお登勢が治療を受けており、その窓にへばりつくようにしてキャサリンとたまが立っていた。
(た)「キャサリン様、いい加減おやすみになってください。もう二日間その調子ですよ? 身体に毒です。私には休息は必要ありません。代わりますから、キャサリン様」
そのキャサリンは廃人と化しており、涙の後が痣のようになっていた。
そしてそのスグ側のソファーには神楽と新八。
神楽も色白の肌がいつも以上に白く、新八の目の下にも隈が出来ている。
(新)「神楽ちゃんも少し休んだら?」
(神)「人んちですやすや眠れるほど尻軽女じゃないネ。それに…寝て起きた時にもしバーさんが……」
そう言って拳をギュッと握り締める神楽。
(新)「大丈夫だよ。きっと大丈夫。一旦家に帰って休んだ方がいい。みんなまで倒れたら誰が一番悲しむか…解ってるでしょ?」
とそこに…
(西)「帰る家なんてありゃしないよ。アンタ達の居場所はもうかぶき町(ここ)にはない」
(新)「西郷さん!」
立ち上がった新八に現れた西郷は白いユリの花束を投げつける。
(西)「バカな奴だよ。あれ程逃げろと言ったのに…」
(新)「西郷さん…あの時の電話はもしかして……」
新八は二日前、事件が起こる数時間前…銀時からだと言って受話器を置いたお登勢の事を思いだす。
(西)「すまなかった…なんて言うつもりはないよ。あたしゃ何もできなかった。それはこれからも…何もするつもりはない」
そして西郷はすっと顔を上げる。
(西)「明後日、アンタらの店はあたし達四天王勢力によって打ち壊される」
(神&新&キ&た)「「「「………!!」」」」
その言葉に四人は顔色を変えた。
(西)「明後日だ。それまでに荷物をまとめてこの街から出て行きな」
(新)「な、なんでそんな事に!」
新八は目を見開いて、西郷から受け取った花束を投げ捨てる。
(西)「聞こえなかったかい? もうこの街にアンタらの居場所はないって。街中がアンタ達の敵なんだよ。かぶき町そのものがアンタ達の敵なんだよ」
とその時…
(銀)「ガキでも人質にとられたか」
(新)「銀さん!」
腕や身体のあちこちに包帯を巻いた銀時が西郷の背後から現れた。
(西)「お登勢一人で済む話だったんだが、連中、どうやらあたしを試すつもりらしい。それともボロが出るのを待っているのか…。断るつもりはないよ。あたしにも、あたしの護らなきゃいけないもんがあるんでねェ」
(新)「西郷さん…」
(西)「パー子、コイツらの事…頼めるかい?」
(銀)「心配いらねェ。もう店はたたむつもりだ」
(神&新)「「………!!」
銀時の言葉に二人は血相を変えて勢いよく立ち上がった。
(銀)「あとは好きにやってくれ」
とその時…
ドン!!
キャサリンが銀時の胸ぐらを掴んで壁に叩きつける。
(キ)「テメェ!! お登勢サンニコンナマネサレテ、店マデ潰サレテ、尻尾巻イテ逃ゲルツモリカ!!」
だが銀時は自嘲気味に笑って言った。
(銀)「戦えってのか? 冗談よせよ。次郎長一人でもこのザマだってのに…。その上もう一人化け物相手どって何が出来るってんだ」
(キ)「オ前ガソンナタマカヨ!! 見損ナッタヨ!! コンナフニャチン野郎トハ思ワナカッタ、アホノ坂田ァァァァ!!!」
(神&新)「「………」」
(た&西)「「………」」
(キ)「出テクナラテメーダケ出テ行キナ!! 私ハ…私ハ!!」
(銀)「ババアがなんで一人でいったか解るか?」
(キ)「ナッ…」
(銀)「俺達護る為だよ。それでも死にてーんなら、勝手に残って勝手に死にな。どうせ万事屋もババアの店もたたむんだ。もう俺達は何も関係ねェ赤の他人。干渉するつもりはねーよ。各々(それぞれ)好きにやりゃあいい。俺も好き勝手やらせてもらうぜ」
銀時はキャサリンの手を払いのけて、立ち去ろうとする。
(神)「待ってヨ、銀ちゃん!」
(新)「銀さん!」
(銀)「………すまねーな」
(神&新)「「………!」」
銀時を追いかけようとした二人が足を止めた。
(銀)「俺ァもう…何も護れる気がしねェ」
(新)「銀さん…」
(神)「………」
(た)「銀時様…」
皆は小さくなっていく銀時のその背中を、ただ黙って見つめる事しか出来なかった。
(黒)「………」
そしてその会話を黒駒の勝男が盗み聞きしていた事は、誰も知らない。
墓場での一件から丸二日が経った今日。
音莉はまだ病室で眠ったまま目を覚まさない。
さらに集中治療室では、未だにお登勢が治療を受けており、その窓にへばりつくようにしてキャサリンとたまが立っていた。
(た)「キャサリン様、いい加減おやすみになってください。もう二日間その調子ですよ? 身体に毒です。私には休息は必要ありません。代わりますから、キャサリン様」
そのキャサリンは廃人と化しており、涙の後が痣のようになっていた。
そしてそのスグ側のソファーには神楽と新八。
神楽も色白の肌がいつも以上に白く、新八の目の下にも隈が出来ている。
(新)「神楽ちゃんも少し休んだら?」
(神)「人んちですやすや眠れるほど尻軽女じゃないネ。それに…寝て起きた時にもしバーさんが……」
そう言って拳をギュッと握り締める神楽。
(新)「大丈夫だよ。きっと大丈夫。一旦家に帰って休んだ方がいい。みんなまで倒れたら誰が一番悲しむか…解ってるでしょ?」
とそこに…
(西)「帰る家なんてありゃしないよ。アンタ達の居場所はもうかぶき町(ここ)にはない」
(新)「西郷さん!」
立ち上がった新八に現れた西郷は白いユリの花束を投げつける。
(西)「バカな奴だよ。あれ程逃げろと言ったのに…」
(新)「西郷さん…あの時の電話はもしかして……」
新八は二日前、事件が起こる数時間前…銀時からだと言って受話器を置いたお登勢の事を思いだす。
(西)「すまなかった…なんて言うつもりはないよ。あたしゃ何もできなかった。それはこれからも…何もするつもりはない」
そして西郷はすっと顔を上げる。
(西)「明後日、アンタらの店はあたし達四天王勢力によって打ち壊される」
(神&新&キ&た)「「「「………!!」」」」
その言葉に四人は顔色を変えた。
(西)「明後日だ。それまでに荷物をまとめてこの街から出て行きな」
(新)「な、なんでそんな事に!」
新八は目を見開いて、西郷から受け取った花束を投げ捨てる。
(西)「聞こえなかったかい? もうこの街にアンタらの居場所はないって。街中がアンタ達の敵なんだよ。かぶき町そのものがアンタ達の敵なんだよ」
とその時…
(銀)「ガキでも人質にとられたか」
(新)「銀さん!」
腕や身体のあちこちに包帯を巻いた銀時が西郷の背後から現れた。
(西)「お登勢一人で済む話だったんだが、連中、どうやらあたしを試すつもりらしい。それともボロが出るのを待っているのか…。断るつもりはないよ。あたしにも、あたしの護らなきゃいけないもんがあるんでねェ」
(新)「西郷さん…」
(西)「パー子、コイツらの事…頼めるかい?」
(銀)「心配いらねェ。もう店はたたむつもりだ」
(神&新)「「………!!」
銀時の言葉に二人は血相を変えて勢いよく立ち上がった。
(銀)「あとは好きにやってくれ」
とその時…
ドン!!
キャサリンが銀時の胸ぐらを掴んで壁に叩きつける。
(キ)「テメェ!! お登勢サンニコンナマネサレテ、店マデ潰サレテ、尻尾巻イテ逃ゲルツモリカ!!」
だが銀時は自嘲気味に笑って言った。
(銀)「戦えってのか? 冗談よせよ。次郎長一人でもこのザマだってのに…。その上もう一人化け物相手どって何が出来るってんだ」
(キ)「オ前ガソンナタマカヨ!! 見損ナッタヨ!! コンナフニャチン野郎トハ思ワナカッタ、アホノ坂田ァァァァ!!!」
(神&新)「「………」」
(た&西)「「………」」
(キ)「出テクナラテメーダケ出テ行キナ!! 私ハ…私ハ!!」
(銀)「ババアがなんで一人でいったか解るか?」
(キ)「ナッ…」
(銀)「俺達護る為だよ。それでも死にてーんなら、勝手に残って勝手に死にな。どうせ万事屋もババアの店もたたむんだ。もう俺達は何も関係ねェ赤の他人。干渉するつもりはねーよ。各々(それぞれ)好きにやりゃあいい。俺も好き勝手やらせてもらうぜ」
銀時はキャサリンの手を払いのけて、立ち去ろうとする。
(神)「待ってヨ、銀ちゃん!」
(新)「銀さん!」
(銀)「………すまねーな」
(神&新)「「………!」」
銀時を追いかけようとした二人が足を止めた。
(銀)「俺ァもう…何も護れる気がしねェ」
(新)「銀さん…」
(神)「………」
(た)「銀時様…」
皆は小さくなっていく銀時のその背中を、ただ黙って見つめる事しか出来なかった。
(黒)「………」
そしてその会話を黒駒の勝男が盗み聞きしていた事は、誰も知らない。
