第百一話※R-18表現アリ
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~音莉side~
あれからなんだかんだでみんなとわいわいと騒いでいたのだが、私は調子が悪いと言って先に一人で万事屋に戻ってきた。
だけど別に本当に調子が悪いワケじゃない。ただ…
(あ)「どうしよう…」
……あの場にいづらくなった…銀さんといる事が苦しくなってしまったのだ。
(あ)「折角作ったのになぁ…」
私の膝の上に乗っているのは、今日まで必死に作ってきた、手編みの手袋と『G』と編みこまれた手編みのマフラー。
マフラーは赤に白が混ざったようなちょっとオシャレな感じで、手袋はシンプルに水色一色にしてみた。
そう…これを銀さんへのクリスマスプレゼントにする為に寝る間も惜しんで、尚且つ銀さんに内緒で作っていたのだ。
でも普通に渡すのはかなりの勇気がいるので、先程の劇の時にどさくさに紛れて渡そうと思ったのだが、結局渡せなくなってしまい、銀さんといるとどうしていいか解らなくなってしまったのだ。
(あ)「渡す機会、完全に見失っちゃったよ…」
とその時…
(銀)「音莉?」
(あ)「………!」
銀さんの声が聞こえて、私は咄嗟に手袋とマフラーを後ろに隠した。
それと同時に銀さんがリビングに入ってくる。
(銀)「音莉、調子悪いのか?」
(あ)「ぜ、全然大丈夫ですよ? ちょっとあの場の空気に酔っちゃった…みたいな……?」
(銀)「………」
(あ)「銀さん…?」
(銀)「音莉…お前なんか隠してねーか?」
(あ)「えっ…!? べ、べっつにぃ? な、何も隠してませんけど…?」
ヤバイよ……銀さん目ざとい……。
(銀)「………」
すると銀さんは「はぁ…」とため息をつくと、懐をまさぐり始めた。
そしてしばらくして取り出したのは…
(銀)「ほれ」
綺麗に包装された、ちょっと大きめの四角い箱のようなもの。
(あ)「これは…?」
(銀)「音莉へのクリスマスプレゼントだ。本当はサンタの格好で渡して驚かしてやろうと思ってたんだが…」
そう言いながら銀さんは私の横に腰かけると、その箱を私の手の上に置く。
(あ)「…開けてもいいですか?」
(銀)「ああ」
私はその箱を膝の上に置くと、リボンをほどいて包装紙を綺麗に剥がし、箱の蓋を開ける。
するとそこには…
(あ)「コレ…!」
なんと、私が欲しいな…なんて思っていた髪留めが入っていたのだ。(イメージ絵→髪飾りイメージ絵)
(あ)「な、なんで…!?」
(銀)「いやよォ、音莉、散歩で通りかかる度ショーウィンドー越しにずっと欲しそうに目で追ってたからな」
(あ)「銀さん…」
まさかそんな所まで見てたなんて…。
(銀)「ったく、欲しいなら遠慮なんてしてねェでちゃんと言えよな」
(あ)「で、でもコレ、スゴイ高かったし…」
だってちょっとだけど本物のダイヤが使われてるから、中々普通に手を出せる値段じゃなかったのだ。
(銀)「んな事イチイチ気にしてんじゃねーよ。心配すんな。金なら前の指輪の一件以来、こういう時の為にちょっとずつ貯めてるからな。それよりもいいからつけて見せてくれや」
(あ)「は、はい…」
私は緊張しつつもその髪留めを手にする。そしてその髪飾りを顔の左側につけてみる。
(あ)「ど、どうですか…?」
(銀)「ん…やっぱスゲー似合ってる。つーかカワイすぎ…//」
(あ)「へへ…ありがとうございます、銀さん!」
嬉しくて自然と笑顔がこぼれる。
(銀)「いいって事よ。俺はその笑顔が見れるだけで幸せだ」
(あ)「………」
…そうだ。渡すなら今しかない。きっとこれを逃せばもう渡す機会はこないだろう。
(銀)「…どうした?」
(あ)「あ、あのね? 銀さん…」
私は意を決してマフラーと手袋を取り出し、銀さんに差し出す。
(あ)「コ、コレ! その…銀さんのに比べたら全然しょぼいけど、私からのクリスマスプレゼントです!」
(銀)「お前、コレ…!」
銀さんがそのマフラーと手袋を手に取る。
(銀)「もしかして最近音莉がなんかコソコソしてたのも、様子が変だったのも全部こういう事か…」
(あ)「は、はい…」
(銀)「じゃあイキナリ後ろから俺に抱きついてきて首に腕回したり、俺の手の平見つめてたりしたのも…」
(あ)「は、はい…折角だから秘密にしたくて…。それでああやって長さとか大きさとか測るしかなかったから…」
(銀)「…ったく、心配してたんだぞ? こっちは」
(あ)「ゴ、ゴメンなさい…」
(銀)「でも…スゲー嬉しい。全然しょぼくなんかねーさ。こういうのは気持が大事なんだよ。音莉の気持ち、スゲー伝わってくる」
(あ)「ぎ、銀さん…」
(銀)「ありがとな。俺にとっちゃ最高のクリスマスプレゼントだ」
(あ)「わぁ…はい!」
よかった。喜んでもらえて…。
そんな喜ぶ銀さんの表情を見て、やっとの事で緊張がほぐれる。
だがスグに銀さんは、その整った顔に意地の悪い笑みを浮かべた。
(銀)「あっ…でもイキナリああやって抱きついたりしてくれるのはもうなしって事か……」
(あ)「えっ…?///」
(銀)「アレ、結構嬉しかったんだけどなァ、後ろから抱きついてくれるの(黒笑)」
(あ)「………!///」
言われて初めて気がついた。自分がどんなに恥ずかしい事をしていたのか。
思い返すと、一気に顔が真っ赤になってしまうのが自分でも解る。
しかも銀さんがしてくれと言わんばかりに私に背を向けて、優しい笑みでこちらを見つめる。
(あ)「うぅ…今日だけですからね!///」
その銀さんの笑みに敵わない私は、勇気を出して両膝をついて腕を首に回すようにすると、後ろから銀さんに抱きついた。
~銀時side~
(銀)「………」
まさか本当にしてくれるとは思わなかった。
背中に感じる音莉の体温。そして音莉の豊満な胸。さらには俺の耳にかかる音莉の吐息…。
(銀)「あー…無理。銀さん我慢できないわ」
ドサッ…
(あ)「えっ…?///」
我慢できず、俺は音莉をソファーの上に押し倒した。
(あ)「ちょ、ちょっと、銀さん!?///」
(銀)「俺さぁ、音莉がああやって抱きついてくる度ずっと我慢してたんだぞ?」
音莉の柔らかい胸とその息使い…こっちもドキドキだコノヤロー!
(あ)「あ、あああの……んっ!///」
恥ずかしがる音莉の唇を不意に塞いでは、舌を絡める。
チュッ、チュク…
(あ)「んんっ…ぁっ…はっ!///」
(銀)「ん…」
そしてピクピクと反応する音莉の、今度は耳を舌で舐める。
ペロッ…
(あ)「あっ…///」
(銀)「ん? どうした? 声控えめじゃねーか」
(あ)「だ、だって…リビング、広いから声響いちゃって恥ずかしい…///」
(銀)「………」
…あ、俺いい事思いついちゃった。
(銀)「音莉、一緒に風呂入らねェ?」
(あ)「ふぇっ!?///」
突然の事に音莉がすっとんきょんな声をあげる。
(銀)「それとも何? やっぱ続きがしたい?」
(あ)「べ、別に…///」
そう言いながらちょっともどかしそうな顔をする音莉。
(銀)「(…ったく、正直じゃねーな)」
あれからなんだかんだでみんなとわいわいと騒いでいたのだが、私は調子が悪いと言って先に一人で万事屋に戻ってきた。
だけど別に本当に調子が悪いワケじゃない。ただ…
(あ)「どうしよう…」
……あの場にいづらくなった…銀さんといる事が苦しくなってしまったのだ。
(あ)「折角作ったのになぁ…」
私の膝の上に乗っているのは、今日まで必死に作ってきた、手編みの手袋と『G』と編みこまれた手編みのマフラー。
マフラーは赤に白が混ざったようなちょっとオシャレな感じで、手袋はシンプルに水色一色にしてみた。
そう…これを銀さんへのクリスマスプレゼントにする為に寝る間も惜しんで、尚且つ銀さんに内緒で作っていたのだ。
でも普通に渡すのはかなりの勇気がいるので、先程の劇の時にどさくさに紛れて渡そうと思ったのだが、結局渡せなくなってしまい、銀さんといるとどうしていいか解らなくなってしまったのだ。
(あ)「渡す機会、完全に見失っちゃったよ…」
とその時…
(銀)「音莉?」
(あ)「………!」
銀さんの声が聞こえて、私は咄嗟に手袋とマフラーを後ろに隠した。
それと同時に銀さんがリビングに入ってくる。
(銀)「音莉、調子悪いのか?」
(あ)「ぜ、全然大丈夫ですよ? ちょっとあの場の空気に酔っちゃった…みたいな……?」
(銀)「………」
(あ)「銀さん…?」
(銀)「音莉…お前なんか隠してねーか?」
(あ)「えっ…!? べ、べっつにぃ? な、何も隠してませんけど…?」
ヤバイよ……銀さん目ざとい……。
(銀)「………」
すると銀さんは「はぁ…」とため息をつくと、懐をまさぐり始めた。
そしてしばらくして取り出したのは…
(銀)「ほれ」
綺麗に包装された、ちょっと大きめの四角い箱のようなもの。
(あ)「これは…?」
(銀)「音莉へのクリスマスプレゼントだ。本当はサンタの格好で渡して驚かしてやろうと思ってたんだが…」
そう言いながら銀さんは私の横に腰かけると、その箱を私の手の上に置く。
(あ)「…開けてもいいですか?」
(銀)「ああ」
私はその箱を膝の上に置くと、リボンをほどいて包装紙を綺麗に剥がし、箱の蓋を開ける。
するとそこには…
(あ)「コレ…!」
なんと、私が欲しいな…なんて思っていた髪留めが入っていたのだ。(イメージ絵→髪飾りイメージ絵)
(あ)「な、なんで…!?」
(銀)「いやよォ、音莉、散歩で通りかかる度ショーウィンドー越しにずっと欲しそうに目で追ってたからな」
(あ)「銀さん…」
まさかそんな所まで見てたなんて…。
(銀)「ったく、欲しいなら遠慮なんてしてねェでちゃんと言えよな」
(あ)「で、でもコレ、スゴイ高かったし…」
だってちょっとだけど本物のダイヤが使われてるから、中々普通に手を出せる値段じゃなかったのだ。
(銀)「んな事イチイチ気にしてんじゃねーよ。心配すんな。金なら前の指輪の一件以来、こういう時の為にちょっとずつ貯めてるからな。それよりもいいからつけて見せてくれや」
(あ)「は、はい…」
私は緊張しつつもその髪留めを手にする。そしてその髪飾りを顔の左側につけてみる。
(あ)「ど、どうですか…?」
(銀)「ん…やっぱスゲー似合ってる。つーかカワイすぎ…//」
(あ)「へへ…ありがとうございます、銀さん!」
嬉しくて自然と笑顔がこぼれる。
(銀)「いいって事よ。俺はその笑顔が見れるだけで幸せだ」
(あ)「………」
…そうだ。渡すなら今しかない。きっとこれを逃せばもう渡す機会はこないだろう。
(銀)「…どうした?」
(あ)「あ、あのね? 銀さん…」
私は意を決してマフラーと手袋を取り出し、銀さんに差し出す。
(あ)「コ、コレ! その…銀さんのに比べたら全然しょぼいけど、私からのクリスマスプレゼントです!」
(銀)「お前、コレ…!」
銀さんがそのマフラーと手袋を手に取る。
(銀)「もしかして最近音莉がなんかコソコソしてたのも、様子が変だったのも全部こういう事か…」
(あ)「は、はい…」
(銀)「じゃあイキナリ後ろから俺に抱きついてきて首に腕回したり、俺の手の平見つめてたりしたのも…」
(あ)「は、はい…折角だから秘密にしたくて…。それでああやって長さとか大きさとか測るしかなかったから…」
(銀)「…ったく、心配してたんだぞ? こっちは」
(あ)「ゴ、ゴメンなさい…」
(銀)「でも…スゲー嬉しい。全然しょぼくなんかねーさ。こういうのは気持が大事なんだよ。音莉の気持ち、スゲー伝わってくる」
(あ)「ぎ、銀さん…」
(銀)「ありがとな。俺にとっちゃ最高のクリスマスプレゼントだ」
(あ)「わぁ…はい!」
よかった。喜んでもらえて…。
そんな喜ぶ銀さんの表情を見て、やっとの事で緊張がほぐれる。
だがスグに銀さんは、その整った顔に意地の悪い笑みを浮かべた。
(銀)「あっ…でもイキナリああやって抱きついたりしてくれるのはもうなしって事か……」
(あ)「えっ…?///」
(銀)「アレ、結構嬉しかったんだけどなァ、後ろから抱きついてくれるの(黒笑)」
(あ)「………!///」
言われて初めて気がついた。自分がどんなに恥ずかしい事をしていたのか。
思い返すと、一気に顔が真っ赤になってしまうのが自分でも解る。
しかも銀さんがしてくれと言わんばかりに私に背を向けて、優しい笑みでこちらを見つめる。
(あ)「うぅ…今日だけですからね!///」
その銀さんの笑みに敵わない私は、勇気を出して両膝をついて腕を首に回すようにすると、後ろから銀さんに抱きついた。
~銀時side~
(銀)「………」
まさか本当にしてくれるとは思わなかった。
背中に感じる音莉の体温。そして音莉の豊満な胸。さらには俺の耳にかかる音莉の吐息…。
(銀)「あー…無理。銀さん我慢できないわ」
ドサッ…
(あ)「えっ…?///」
我慢できず、俺は音莉をソファーの上に押し倒した。
(あ)「ちょ、ちょっと、銀さん!?///」
(銀)「俺さぁ、音莉がああやって抱きついてくる度ずっと我慢してたんだぞ?」
音莉の柔らかい胸とその息使い…こっちもドキドキだコノヤロー!
(あ)「あ、あああの……んっ!///」
恥ずかしがる音莉の唇を不意に塞いでは、舌を絡める。
チュッ、チュク…
(あ)「んんっ…ぁっ…はっ!///」
(銀)「ん…」
そしてピクピクと反応する音莉の、今度は耳を舌で舐める。
ペロッ…
(あ)「あっ…///」
(銀)「ん? どうした? 声控えめじゃねーか」
(あ)「だ、だって…リビング、広いから声響いちゃって恥ずかしい…///」
(銀)「………」
…あ、俺いい事思いついちゃった。
(銀)「音莉、一緒に風呂入らねェ?」
(あ)「ふぇっ!?///」
突然の事に音莉がすっとんきょんな声をあげる。
(銀)「それとも何? やっぱ続きがしたい?」
(あ)「べ、別に…///」
そう言いながらちょっともどかしそうな顔をする音莉。
(銀)「(…ったく、正直じゃねーな)」