第九十四話
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そして私が買ってきたのは、育毛剤。それと育毛ブラシ。
(神)「何アルか? コレ」
(銀)「お前の父さんもきっと厄介になっていた、文明の利器だ」
(あ)「育毛ブラシだよ。これで頭皮に刺激を与えて、発毛を促すの」
(新)「成程…」
(銀)「小さな事からコツコツと。まずは実戦あるのみだ!」
そして三人はブラシに育毛剤をつけて…
(銀&神&新)「「「せーの!」」」
トントントン…
ピチョ…
トントントン…
ピチョ…
トントントン…
ブラシで頭を叩いては、育毛剤をつけるの繰り返し。
そしてそんな様子を眺める…というか見護る私。
トントントントン…
だがしばらく皆がブラシで頭を叩いていると…
ハラハラ…
(あ)「あっ…」
なんと、生えるどころか余計に髪が散ってきている。
(銀&神&新)「「「コツコツハゲてるじゃねーか!」」」
三人がブラシを投げ捨てた。
(銀)「つーか何コレ? 叩いた振動で新たに抜けてんじゃん! これじゃあ育毛じゃないよね? 育ててないよね? コレ!」
(あ)「ていうかトントン叩き過ぎなんじゃ…」
(新)「マズイですよ、銀さん…。コレ、ジャンプアニメの主人公としてはマズくないですか?」
(神)「完全に脇役の髪型ネ。このままじゃ音莉以外全員近いうちにクリリン状態アル」
(銀)「いや、ある意味斬新かもしれないぞ? 全員同じ髪型の漫画」
(新)「いや、全員クリリンはどう考えてもナシでしょ」
(神)「なんだヨ、その上から目線。クリリンみたいなポジションのくせに。このウスラマダラ」
(新)「なっ…!」
(あ)「ていうかコレ、小説だから髪型変わっても解んないよね…」
(新)「いいじゃない、クリリン! 気円斬だって出せるし、ベジータだって『よけろ、ナッパ!』って焦ってたし!」
(神)「まァ落ちつけよ、マダリン」
神楽ちゃんが新八君の肩に手を置く。
(新)「何!? その中途ハンパな名前!」
(神)「そのハンパな所が新八アルよ」
(新)「なっ…!」
(銀)「まァ新八がどうなろうが問題ないが、主役の銀さんがクリリンじゃまずいだろ?」
(あ)「ていうか全員クリリンとかホント嫌ですからね? 私クリリンになりたくないですからね?」
(銀)「確かに、そうだな。…オイ神楽、なんか考えろい」
(神)「うーん…」
(新)「もういいじゃないんですか!? いっそみんなハゲればいいんですよ! そうすれば髪型だってみんな自由自在じゃないですか!」
(あ)「し、新八君? なんかやけくそになっちゃってるけど…」
(神)「どういう意味アルか?」
すると新八君は眼鏡を光らせて言った。
(新)「被っちゃえばいいんです、ヅラを」
(あ)「桂さんを被る? どうやって?」
(新)「あ、いや、そっちのヅラじゃなくてカツラです…。あ、それも同じか……」
(銀)「じゃあ俺アレで。どこぞの黒い執事のあの黒髪で」
(神)「じゃあ私、金髪の縦巻きロールで!」
(新)「いや、アンタらキャラとしてのアイゼンティティとか何も考えてないよね!?」
(神)「うっさいアル。じゃあお前はアレでいいネ。なんか額に『中』って書いてるラーメンマンの髪型で」
(新)「いや、ちょっと待て! なんで僕だけさっきのキン肉マンネタ引っ張ってんの!?」
(銀)「甘い、甘いぞ。ヅラってのはそんなお手軽なもんじゃねーんだよ?」
(神)「うぇ?」
(銀)「オーダーメイドなら50万はかかる上に、こまめにメンテナンスも必要だ。小倉さんとかきみまろとか、被ってもハゲもろバレという例もある」
(神)「マジでか? ハードル高いアルなぁ」
(神)「何アルか? コレ」
(銀)「お前の父さんもきっと厄介になっていた、文明の利器だ」
(あ)「育毛ブラシだよ。これで頭皮に刺激を与えて、発毛を促すの」
(新)「成程…」
(銀)「小さな事からコツコツと。まずは実戦あるのみだ!」
そして三人はブラシに育毛剤をつけて…
(銀&神&新)「「「せーの!」」」
トントントン…
ピチョ…
トントントン…
ピチョ…
トントントン…
ブラシで頭を叩いては、育毛剤をつけるの繰り返し。
そしてそんな様子を眺める…というか見護る私。
トントントントン…
だがしばらく皆がブラシで頭を叩いていると…
ハラハラ…
(あ)「あっ…」
なんと、生えるどころか余計に髪が散ってきている。
(銀&神&新)「「「コツコツハゲてるじゃねーか!」」」
三人がブラシを投げ捨てた。
(銀)「つーか何コレ? 叩いた振動で新たに抜けてんじゃん! これじゃあ育毛じゃないよね? 育ててないよね? コレ!」
(あ)「ていうかトントン叩き過ぎなんじゃ…」
(新)「マズイですよ、銀さん…。コレ、ジャンプアニメの主人公としてはマズくないですか?」
(神)「完全に脇役の髪型ネ。このままじゃ音莉以外全員近いうちにクリリン状態アル」
(銀)「いや、ある意味斬新かもしれないぞ? 全員同じ髪型の漫画」
(新)「いや、全員クリリンはどう考えてもナシでしょ」
(神)「なんだヨ、その上から目線。クリリンみたいなポジションのくせに。このウスラマダラ」
(新)「なっ…!」
(あ)「ていうかコレ、小説だから髪型変わっても解んないよね…」
(新)「いいじゃない、クリリン! 気円斬だって出せるし、ベジータだって『よけろ、ナッパ!』って焦ってたし!」
(神)「まァ落ちつけよ、マダリン」
神楽ちゃんが新八君の肩に手を置く。
(新)「何!? その中途ハンパな名前!」
(神)「そのハンパな所が新八アルよ」
(新)「なっ…!」
(銀)「まァ新八がどうなろうが問題ないが、主役の銀さんがクリリンじゃまずいだろ?」
(あ)「ていうか全員クリリンとかホント嫌ですからね? 私クリリンになりたくないですからね?」
(銀)「確かに、そうだな。…オイ神楽、なんか考えろい」
(神)「うーん…」
(新)「もういいじゃないんですか!? いっそみんなハゲればいいんですよ! そうすれば髪型だってみんな自由自在じゃないですか!」
(あ)「し、新八君? なんかやけくそになっちゃってるけど…」
(神)「どういう意味アルか?」
すると新八君は眼鏡を光らせて言った。
(新)「被っちゃえばいいんです、ヅラを」
(あ)「桂さんを被る? どうやって?」
(新)「あ、いや、そっちのヅラじゃなくてカツラです…。あ、それも同じか……」
(銀)「じゃあ俺アレで。どこぞの黒い執事のあの黒髪で」
(神)「じゃあ私、金髪の縦巻きロールで!」
(新)「いや、アンタらキャラとしてのアイゼンティティとか何も考えてないよね!?」
(神)「うっさいアル。じゃあお前はアレでいいネ。なんか額に『中』って書いてるラーメンマンの髪型で」
(新)「いや、ちょっと待て! なんで僕だけさっきのキン肉マンネタ引っ張ってんの!?」
(銀)「甘い、甘いぞ。ヅラってのはそんなお手軽なもんじゃねーんだよ?」
(神)「うぇ?」
(銀)「オーダーメイドなら50万はかかる上に、こまめにメンテナンスも必要だ。小倉さんとかきみまろとか、被ってもハゲもろバレという例もある」
(神)「マジでか? ハードル高いアルなぁ」
