第三十四話
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ピンポーン…
(あ)「はーい」
インターホンが鳴り、扉を開けるとそこにはお登勢さんが立っていた。
(あ)「あ、お登勢さん。こんにちは」
(登)「こんにちは。銀時はいるかい?」
(神)「居留守アルよ~」
(あ)「いやいや、さっきまでジャンプ読んでたから!」
(登)「はぁ、まったく…」
(あ)「とりあえず中へどうぞ。銀さんの事だからどこかに隠れてるだけだと思うんで…」
(登)「すまないねェ…」
私はお登勢さんをリビングへと案内する。
(あ)「銀さーん! どこですかー?」
(登)「オイ銀時! いるのはわかってるんだ! 今月の家賃と滞納してる家賃払え!」
…ってまた滞納させてたの!?
(新)「ちなみに滞納ってどれ位なんですか?」
(登)「もうかれこれ五ヵ月は溜まってるねぇ」
(あ)「そんなに!? じゃあ今月払わなかったら半年分…」
スゴイ申し訳なくなり、私は銀さんを片っ端から探しだす。
(あ)「銀さん? 観念して出てきてくださいよ!」
机の下、台所、銀さんの部屋、あちこち探し回ったがどこを探しても見当たらない。新八君にトイレとお風呂を見てきてもらったのだがそこにもいないそうだ。という事は…
私は自分の部屋の扉をガラッと開ける。
(あ)「もうここしかない…」
でもまさか。ここに隠れる場所なんて…
部屋を見渡した私はふと違和感を感じた。布団が何故か盛り上がっているのだ。
私は布団に近づき、盛り上がっているかけ布団を剥ぎ取る。
(あ)「…銀さん、何でそんなトコにいるんですか?」
なんとそこには銀さんがいて、私の布団を頭から被って丸くなっていたのだった。
(銀)「………」
(あ)「ちょっと、銀さん!?」
(銀)「だって家賃払えねーし? ここなら音莉の匂いがするし…」
(あ)「黙れ、ド変態が!」
バコッ!!
(銀)「ぐはっ!」
銀さんの腹を殴り、苦しんでいる銀さんをリビングまで引きずって連れていく。
(あ)「変態、連れてきました」
(新)「何したんですか? 銀さん…」
(銀)「いや、俺は昼寝がしたいけど自分の布団干しちゃったから音莉の布団を借りようとしただけであって、断じて音莉の匂いがするからとかそういうやましい気持ちは…」
(新)「いや、下心丸見えじゃん!」
(神)「究極のド変態アルな」
(登)「で、銀時。家賃は?」
(銀)「いやァ、ちゃんと置いてあったんだけどよォ、なんか知らねーうちに誰かに持っていかれっちまって…」
(あ&新)「「てめーが飲み屋で酒に持ってかれてるんだろうが!」」
(神)「ホントバカな奴アル」
(銀)「じゃあてめーもちょっとは食費を減らせよ!」
(神)「私は育ち盛りだから無理ネ」
(登)「はぁ、仕方がないねェ…」
と、お登勢さんが一枚のチラシを取り出す。
(登)「コレで優勝してその賞金で家賃を払いな。音莉がいた事に感謝するんだね」
(あ)「コレは…」
(銀)「『へヴィメタルコンテスト』?」
(新)「へヴィメタルってアレですよね? なんか普通のロックより激しいヤツ、みたいな…」
(神)「アレネ。ちょっとダークっぽさが必要ネ」
(あ)「何々?『優勝者には賞金50万円とさらに副賞があります』ですって。副賞はお楽しみらしいです」
(銀)「『ルールは曲を作って歌うだけ。バンドは家族や友人や知り合いに手伝ってもらってもOK。主催者側の用意するバンドをレンタルする事もできます』か」
(登)「バンドというよりは個人の実力を競う大会。要は音莉の作曲センスと歌唱力で競うってワケさ」
(銀)「いずれにせよ頑張らなきゃいけねェのは音莉ってワケか…」
(神)「わーい! またバンドできるアルか?」
(新)「でも姉上は『しばらく仕事が忙しい』って言ってたんで恐らく出れないと思いますよ?」
(銀)「それによォ、普通のロックならまだしもへヴィメタはさすがに音莉には似合わないんじゃ…」
(あ)「…いいえ、やってみせます! お妙さんがダメならキーボードなしで曲を書きますから」
(登)「まァ衣装作りくらいなら手伝ってやるよ」
(あ)「本当ですか? 助かります!」
開催日時は一ヵ月後か…。よし!
こうして私は家賃の為に頑張ろうと心に誓ったのであった。
(あ)「はーい」
インターホンが鳴り、扉を開けるとそこにはお登勢さんが立っていた。
(あ)「あ、お登勢さん。こんにちは」
(登)「こんにちは。銀時はいるかい?」
(神)「居留守アルよ~」
(あ)「いやいや、さっきまでジャンプ読んでたから!」
(登)「はぁ、まったく…」
(あ)「とりあえず中へどうぞ。銀さんの事だからどこかに隠れてるだけだと思うんで…」
(登)「すまないねェ…」
私はお登勢さんをリビングへと案内する。
(あ)「銀さーん! どこですかー?」
(登)「オイ銀時! いるのはわかってるんだ! 今月の家賃と滞納してる家賃払え!」
…ってまた滞納させてたの!?
(新)「ちなみに滞納ってどれ位なんですか?」
(登)「もうかれこれ五ヵ月は溜まってるねぇ」
(あ)「そんなに!? じゃあ今月払わなかったら半年分…」
スゴイ申し訳なくなり、私は銀さんを片っ端から探しだす。
(あ)「銀さん? 観念して出てきてくださいよ!」
机の下、台所、銀さんの部屋、あちこち探し回ったがどこを探しても見当たらない。新八君にトイレとお風呂を見てきてもらったのだがそこにもいないそうだ。という事は…
私は自分の部屋の扉をガラッと開ける。
(あ)「もうここしかない…」
でもまさか。ここに隠れる場所なんて…
部屋を見渡した私はふと違和感を感じた。布団が何故か盛り上がっているのだ。
私は布団に近づき、盛り上がっているかけ布団を剥ぎ取る。
(あ)「…銀さん、何でそんなトコにいるんですか?」
なんとそこには銀さんがいて、私の布団を頭から被って丸くなっていたのだった。
(銀)「………」
(あ)「ちょっと、銀さん!?」
(銀)「だって家賃払えねーし? ここなら音莉の匂いがするし…」
(あ)「黙れ、ド変態が!」
バコッ!!
(銀)「ぐはっ!」
銀さんの腹を殴り、苦しんでいる銀さんをリビングまで引きずって連れていく。
(あ)「変態、連れてきました」
(新)「何したんですか? 銀さん…」
(銀)「いや、俺は昼寝がしたいけど自分の布団干しちゃったから音莉の布団を借りようとしただけであって、断じて音莉の匂いがするからとかそういうやましい気持ちは…」
(新)「いや、下心丸見えじゃん!」
(神)「究極のド変態アルな」
(登)「で、銀時。家賃は?」
(銀)「いやァ、ちゃんと置いてあったんだけどよォ、なんか知らねーうちに誰かに持っていかれっちまって…」
(あ&新)「「てめーが飲み屋で酒に持ってかれてるんだろうが!」」
(神)「ホントバカな奴アル」
(銀)「じゃあてめーもちょっとは食費を減らせよ!」
(神)「私は育ち盛りだから無理ネ」
(登)「はぁ、仕方がないねェ…」
と、お登勢さんが一枚のチラシを取り出す。
(登)「コレで優勝してその賞金で家賃を払いな。音莉がいた事に感謝するんだね」
(あ)「コレは…」
(銀)「『へヴィメタルコンテスト』?」
(新)「へヴィメタルってアレですよね? なんか普通のロックより激しいヤツ、みたいな…」
(神)「アレネ。ちょっとダークっぽさが必要ネ」
(あ)「何々?『優勝者には賞金50万円とさらに副賞があります』ですって。副賞はお楽しみらしいです」
(銀)「『ルールは曲を作って歌うだけ。バンドは家族や友人や知り合いに手伝ってもらってもOK。主催者側の用意するバンドをレンタルする事もできます』か」
(登)「バンドというよりは個人の実力を競う大会。要は音莉の作曲センスと歌唱力で競うってワケさ」
(銀)「いずれにせよ頑張らなきゃいけねェのは音莉ってワケか…」
(神)「わーい! またバンドできるアルか?」
(新)「でも姉上は『しばらく仕事が忙しい』って言ってたんで恐らく出れないと思いますよ?」
(銀)「それによォ、普通のロックならまだしもへヴィメタはさすがに音莉には似合わないんじゃ…」
(あ)「…いいえ、やってみせます! お妙さんがダメならキーボードなしで曲を書きますから」
(登)「まァ衣装作りくらいなら手伝ってやるよ」
(あ)「本当ですか? 助かります!」
開催日時は一ヵ月後か…。よし!
こうして私は家賃の為に頑張ろうと心に誓ったのであった。
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