第四話
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~no side~
ようやく日が昇り始めた早朝。
黒服に身を包んだその男は、昇り始めた日の光も入ってこないような細く薄暗い路地裏に設置されたゴミ回収の箱に座り込んでいた。
目の前には二階建ての木造建築があり、男はいつも他の隊士を怖がらせる鋭い眼光でその中の様子を伺っている。
……のではなく、眠気により自分とどこか似たどこぞの銀髪頭と同じような死んだ魚の目をしながらもなんとか目を開いていた。
(土)「あー……ねむい」
目が閉じないように眉を必死に上げながらも、その男……土方はボソリと呟いた。
「うー…」と思わずうなり声をあげてから、土方は双眼鏡を構えて目の前の建物の窓を覗く。
(土)「かれこれ3日も動きなし……しかしそろそろ奴も動き出すハズだ」
そしていつもよりさらに深いしわを眉間に刻みながら、今度はトランシーバーを取り出しスイッチを入れた。
(土)「こちら土方。まだこっちに変化はねェ。そっちはどうなってる?」
もう一度双眼鏡を構えながらそう伝えて返ってきたその返事は…
(沖)『ラージャ』
……という総悟の会話になっていない返事だった。
(土)「いや、ラージャじゃねーよ。裏口の状況を聞いてんだよ。そっちはどうなってる?」
(沖)『……ん、もうちょっと化学調味料が強い方が俺ァ好きですね』
その後にじゅる…という何かをすするような音が聞こえてきた。
(土)「あ?」
(沖)『いや、こっちの問題です。じゅる……てか味の問題』
そう…総悟はぐちり屋で呑気にラーメンを食べていたのだ。
(土)「いや、お前張り込み中に何食ってんだよ。てかずるずるうるせーよ!」
『ちょっと兄ちゃん、他の客に迷惑だからさ、携帯で話すのやめてくんねーかな?』
(沖)『ラージャ』
(土)「ラージャじゃねーよ! さっさと持ち場にもど…」
だが言いかけたところで、通話が切れてしまった。
(土)「上等だ、あの野郎…」
土方が怒りでトランシーバーを握り潰しそうになっていた、その時。
(? )「あの…すいません。のいてもらえます?」
(土)「ああ?」
間延びした声に振り返れば、そこにいたのはまさしく、今の土方と似たような目をした犬猿の仲とも言われるその男で。
(土)「てめーは…」
……いつもより死んだ魚の目がより一層死んでおり、眠そうに何度も瞬きしながらもはや意識もはっきりしていないのではないかと思われる銀時であった。
その両手には束になったジャンプを持っている。
(銀)「あのねェ…あなたね? ここはみんなのゴミ捨て場でしょ? あなた一人が使ってるワケじゃないでしょ? それとも、何? これはあなたのゴミ箱?」
フラフラしつつ、目も最早開いているとは言えない様子で、口調もどこかふわふわした様子である銀時だったが、目の前の犬猿の仲の存在には気づいていないようだった。
(土)「(寝ぼけてやがる……俺に気付いてねーのか? チッ…こんな時に面倒な奴と出くわしちまった。相手にしてるタイミングじゃねェ)」
(銀)「みんなのものはみんなのもの。あなたのものもみんなのものだからね。公共マナーってのをしっかり護ってくれないと、ちょっと?」
(土)「あー、分かった分かった。すまねーな」
と適当に返事を返した土方はそのゴミ箱から立ち上がり、再び双眼鏡を構えて窓の方を観察し始めた。
しかしどうやらその態度が銀時の癪に障ったようで。
(銀)「なんだよ、その返事は」
(土)「あ?」
(銀)「なんでもかんでも分かったって言えばいいと思ってんですか? 結婚三年目の旦那が、倦怠期まっしぐらか? ま、俺と音莉はそんなこと絶対ないけどねー! 付き合って三年以上…昨日も超ラブラブだったしぃ!」
などと嫁自慢を挟みながら、銀時は半分目を閉じながらもふらふらと土方の方に歩み寄ってくる。
(土)「分かったから静かにしてろ」
(銀)「分かったなら俺の目を見て言え、コノヤロー!」
そして銀時が土方の隊服のスカーフをひっつかみ、顔が近くなったところで、ようやくその人物が土方であることに気付いた銀時は「あ…」と声をあげた。
(土)「あ、じゃねーよ! 朝からうるせーんだよ。こっちは勤務中だ。市民の皆さんが安心してゴミを溜めながら暮らせるようにな。しょっぴかれたくなかったらさっさとここからうせろ!」
仕事の邪魔をされたこともあり、青筋を浮かべながら土方はその銀時を突き飛ばす。
(銀)「…ってっ!」
勿論、それに銀時が黙っているハズもなく、起き上がった途端双眼鏡を構える土方に向かって拳を振り上げた。
(銀)「何しやがんだ、この暴力警官!」
だがその拳は、特にそちらを見ていないにも関わらず双眼鏡を覗き込んだままの土方にあっさりとかわされる。
(銀)「(心底むかつく野郎だぜ…)」
そして再び拳を振り上げ…
(銀)「ふっ」
…その拳は再び宙をきり。
(銀)「ふっ!」
バコッ! と今度は土方の頭にクリーンヒットし、壁に頭を思いっ切りぶつけた土方は、双眼鏡を構えたまま、鼻血をタラリ…と流した。
(銀)「オイオイマジかよ。こんな早朝から双眼鏡でのぞき? 興奮しちゃいましたーって、それあれだよ? 性犯罪? シャレになんないよ、それ。小説的にシャレになんないよ」
すると黙って双眼鏡を下ろした土方は、袖口で鼻血を拭き、すぐさま銀時の胸倉を掴んだ。
(土)「誰がのぞきだ、ゴルァ! うるせーっつってんだろ。これ以上邪魔すっと公務執行妨害でマジしょっぴくぞ!」
(銀)「やってみろってんだ! 人の生活覗く前に、自分の心ちゃんと覗いてみやがれ! そのまま少年時代の恥ずかしい思い出でも覗いてみやがれ! 意外と泣けるぞ!」
と次の瞬間、銀時の手首にカチャリ…と、金属がはめられた。
(銀)「………あ?」
銀時が黙って視線を向けると、自身の手首には手錠がかかっており。
(土)「公務執行妨害、ならびに警官侮辱罪で現行犯逮捕」
そのセリフを聞き、銀時は青筋を浮かべて抵抗を始めた。
(銀)「冗談じゃねーよ!」
(土)「てめっ! 大人しく…」
そして土方が自分の手首にも手錠をかけ、トランシーバーを取り出した。
(銀)「はっ!?」
(土)「オイ、総悟。公務執行妨害の奴を現行犯逮捕した。俺の代わりに署まで連行しろ」
しかし総悟はやっぱり屋台でまだラーメンを食べており。
沖『じゅる……ラージャ。おやっさん、替え玉バリカタで』
『ラージャ』
(土)「ラージャじゃねーよ! 何替え玉してんだよよ! すぐ来い、すぐ!」
とその時…
(あ)「ちょっと銀さん! 今日は雑誌ゴミの日じゃなくて普通に燃えるゴミの日だって……」
音莉がゴミ袋を片手に銀時を追いかけてきた、のだが。
(あ)「あれ、何がどうなってんの? これ」
銀時にかかってる手錠を見て、その動きを止めてしまう。
そしてしばらくその手錠を眺めた後、音莉は疑惑の目を銀時に向けた。
(あ)「……何やったんですか、銀さん」
(銀)「いやいや、そこは『ウチの旦那が何をしたっていうんですか! 』って俺を庇うところだろうがよ!」
(あ)「どうせ土方さんにいらないちょっかいかけて怒らせたんでしょ?」
(銀)「いやいや、俺はだよ? 市民を護るお巡りさんが? 堂々と覗きなんてしてたもんだから? お前が標的になる前にちょーっと注意したらこうなったワケで…」
(土)「だから覗きじゃねェっつってんだろ!」
(あ)「そうですよ。土方さん、最近ここでずっと張り込みしてるんですから」
その音莉の言葉に、銀時は思わず動きを止めた。
(銀)「………えっ? なんで知ってんの?」
(あ)「買い物帰りにたまたまここを通った時に土方さんがこの路地裏にいたので、その時に聞いたんです。その時はまだ張り込みを始めた頃だったみたいなので……だから私もこの一か月、この家で何か動きがないか気をつけて見てたんですよ」
(土)「情報提供だけじゃなく、弁当作ってもらったりとか、色々世話になってるしな」
(あ)「お夕飯の残りものだったりで、あんまり豪勢なものじゃないですけど…」
(土)「いやいや、あんだけのもん食えたら充分すぎるよ。それもお前の絶品手料理ときた。金払わせてほしいくれェだ」
(あ)「そ、そんなオーバーな…」
とかなんとか、優し気に微笑む土方と恥ずかしそうにする音莉に、銀時は余計にイライラを募らせる。
(銀)「は!? ちょっと待てお前、俺の知らねーところで何他の男と逢瀬重ねて浮気してやがったんだ! はっ…! まさか昨日も俺に抱かれながらコイツの事考えて…」
(あ)「う、浮気なんて…そんなことあるワケないじゃないですか! そ、それに土方さんだって仮に私に思われてたって迷惑なの分かってますし…」
(土)「いいや、案外そうでもねーかもしれねーぜ?」
(あ)「へっ!?」
(銀)「てめっ!」
ニヤリと笑う土方に、音莉は戸惑いを見せ、土方の本当の気持ちを知っている銀時は心の中で盛大に舌打ちをしたのだった。
ようやく日が昇り始めた早朝。
黒服に身を包んだその男は、昇り始めた日の光も入ってこないような細く薄暗い路地裏に設置されたゴミ回収の箱に座り込んでいた。
目の前には二階建ての木造建築があり、男はいつも他の隊士を怖がらせる鋭い眼光でその中の様子を伺っている。
……のではなく、眠気により自分とどこか似たどこぞの銀髪頭と同じような死んだ魚の目をしながらもなんとか目を開いていた。
(土)「あー……ねむい」
目が閉じないように眉を必死に上げながらも、その男……土方はボソリと呟いた。
「うー…」と思わずうなり声をあげてから、土方は双眼鏡を構えて目の前の建物の窓を覗く。
(土)「かれこれ3日も動きなし……しかしそろそろ奴も動き出すハズだ」
そしていつもよりさらに深いしわを眉間に刻みながら、今度はトランシーバーを取り出しスイッチを入れた。
(土)「こちら土方。まだこっちに変化はねェ。そっちはどうなってる?」
もう一度双眼鏡を構えながらそう伝えて返ってきたその返事は…
(沖)『ラージャ』
……という総悟の会話になっていない返事だった。
(土)「いや、ラージャじゃねーよ。裏口の状況を聞いてんだよ。そっちはどうなってる?」
(沖)『……ん、もうちょっと化学調味料が強い方が俺ァ好きですね』
その後にじゅる…という何かをすするような音が聞こえてきた。
(土)「あ?」
(沖)『いや、こっちの問題です。じゅる……てか味の問題』
そう…総悟はぐちり屋で呑気にラーメンを食べていたのだ。
(土)「いや、お前張り込み中に何食ってんだよ。てかずるずるうるせーよ!」
『ちょっと兄ちゃん、他の客に迷惑だからさ、携帯で話すのやめてくんねーかな?』
(沖)『ラージャ』
(土)「ラージャじゃねーよ! さっさと持ち場にもど…」
だが言いかけたところで、通話が切れてしまった。
(土)「上等だ、あの野郎…」
土方が怒りでトランシーバーを握り潰しそうになっていた、その時。
(? )「あの…すいません。のいてもらえます?」
(土)「ああ?」
間延びした声に振り返れば、そこにいたのはまさしく、今の土方と似たような目をした犬猿の仲とも言われるその男で。
(土)「てめーは…」
……いつもより死んだ魚の目がより一層死んでおり、眠そうに何度も瞬きしながらもはや意識もはっきりしていないのではないかと思われる銀時であった。
その両手には束になったジャンプを持っている。
(銀)「あのねェ…あなたね? ここはみんなのゴミ捨て場でしょ? あなた一人が使ってるワケじゃないでしょ? それとも、何? これはあなたのゴミ箱?」
フラフラしつつ、目も最早開いているとは言えない様子で、口調もどこかふわふわした様子である銀時だったが、目の前の犬猿の仲の存在には気づいていないようだった。
(土)「(寝ぼけてやがる……俺に気付いてねーのか? チッ…こんな時に面倒な奴と出くわしちまった。相手にしてるタイミングじゃねェ)」
(銀)「みんなのものはみんなのもの。あなたのものもみんなのものだからね。公共マナーってのをしっかり護ってくれないと、ちょっと?」
(土)「あー、分かった分かった。すまねーな」
と適当に返事を返した土方はそのゴミ箱から立ち上がり、再び双眼鏡を構えて窓の方を観察し始めた。
しかしどうやらその態度が銀時の癪に障ったようで。
(銀)「なんだよ、その返事は」
(土)「あ?」
(銀)「なんでもかんでも分かったって言えばいいと思ってんですか? 結婚三年目の旦那が、倦怠期まっしぐらか? ま、俺と音莉はそんなこと絶対ないけどねー! 付き合って三年以上…昨日も超ラブラブだったしぃ!」
などと嫁自慢を挟みながら、銀時は半分目を閉じながらもふらふらと土方の方に歩み寄ってくる。
(土)「分かったから静かにしてろ」
(銀)「分かったなら俺の目を見て言え、コノヤロー!」
そして銀時が土方の隊服のスカーフをひっつかみ、顔が近くなったところで、ようやくその人物が土方であることに気付いた銀時は「あ…」と声をあげた。
(土)「あ、じゃねーよ! 朝からうるせーんだよ。こっちは勤務中だ。市民の皆さんが安心してゴミを溜めながら暮らせるようにな。しょっぴかれたくなかったらさっさとここからうせろ!」
仕事の邪魔をされたこともあり、青筋を浮かべながら土方はその銀時を突き飛ばす。
(銀)「…ってっ!」
勿論、それに銀時が黙っているハズもなく、起き上がった途端双眼鏡を構える土方に向かって拳を振り上げた。
(銀)「何しやがんだ、この暴力警官!」
だがその拳は、特にそちらを見ていないにも関わらず双眼鏡を覗き込んだままの土方にあっさりとかわされる。
(銀)「(心底むかつく野郎だぜ…)」
そして再び拳を振り上げ…
(銀)「ふっ」
…その拳は再び宙をきり。
(銀)「ふっ!」
バコッ! と今度は土方の頭にクリーンヒットし、壁に頭を思いっ切りぶつけた土方は、双眼鏡を構えたまま、鼻血をタラリ…と流した。
(銀)「オイオイマジかよ。こんな早朝から双眼鏡でのぞき? 興奮しちゃいましたーって、それあれだよ? 性犯罪? シャレになんないよ、それ。小説的にシャレになんないよ」
すると黙って双眼鏡を下ろした土方は、袖口で鼻血を拭き、すぐさま銀時の胸倉を掴んだ。
(土)「誰がのぞきだ、ゴルァ! うるせーっつってんだろ。これ以上邪魔すっと公務執行妨害でマジしょっぴくぞ!」
(銀)「やってみろってんだ! 人の生活覗く前に、自分の心ちゃんと覗いてみやがれ! そのまま少年時代の恥ずかしい思い出でも覗いてみやがれ! 意外と泣けるぞ!」
と次の瞬間、銀時の手首にカチャリ…と、金属がはめられた。
(銀)「………あ?」
銀時が黙って視線を向けると、自身の手首には手錠がかかっており。
(土)「公務執行妨害、ならびに警官侮辱罪で現行犯逮捕」
そのセリフを聞き、銀時は青筋を浮かべて抵抗を始めた。
(銀)「冗談じゃねーよ!」
(土)「てめっ! 大人しく…」
そして土方が自分の手首にも手錠をかけ、トランシーバーを取り出した。
(銀)「はっ!?」
(土)「オイ、総悟。公務執行妨害の奴を現行犯逮捕した。俺の代わりに署まで連行しろ」
しかし総悟はやっぱり屋台でまだラーメンを食べており。
沖『じゅる……ラージャ。おやっさん、替え玉バリカタで』
『ラージャ』
(土)「ラージャじゃねーよ! 何替え玉してんだよよ! すぐ来い、すぐ!」
とその時…
(あ)「ちょっと銀さん! 今日は雑誌ゴミの日じゃなくて普通に燃えるゴミの日だって……」
音莉がゴミ袋を片手に銀時を追いかけてきた、のだが。
(あ)「あれ、何がどうなってんの? これ」
銀時にかかってる手錠を見て、その動きを止めてしまう。
そしてしばらくその手錠を眺めた後、音莉は疑惑の目を銀時に向けた。
(あ)「……何やったんですか、銀さん」
(銀)「いやいや、そこは『ウチの旦那が何をしたっていうんですか! 』って俺を庇うところだろうがよ!」
(あ)「どうせ土方さんにいらないちょっかいかけて怒らせたんでしょ?」
(銀)「いやいや、俺はだよ? 市民を護るお巡りさんが? 堂々と覗きなんてしてたもんだから? お前が標的になる前にちょーっと注意したらこうなったワケで…」
(土)「だから覗きじゃねェっつってんだろ!」
(あ)「そうですよ。土方さん、最近ここでずっと張り込みしてるんですから」
その音莉の言葉に、銀時は思わず動きを止めた。
(銀)「………えっ? なんで知ってんの?」
(あ)「買い物帰りにたまたまここを通った時に土方さんがこの路地裏にいたので、その時に聞いたんです。その時はまだ張り込みを始めた頃だったみたいなので……だから私もこの一か月、この家で何か動きがないか気をつけて見てたんですよ」
(土)「情報提供だけじゃなく、弁当作ってもらったりとか、色々世話になってるしな」
(あ)「お夕飯の残りものだったりで、あんまり豪勢なものじゃないですけど…」
(土)「いやいや、あんだけのもん食えたら充分すぎるよ。それもお前の絶品手料理ときた。金払わせてほしいくれェだ」
(あ)「そ、そんなオーバーな…」
とかなんとか、優し気に微笑む土方と恥ずかしそうにする音莉に、銀時は余計にイライラを募らせる。
(銀)「は!? ちょっと待てお前、俺の知らねーところで何他の男と逢瀬重ねて浮気してやがったんだ! はっ…! まさか昨日も俺に抱かれながらコイツの事考えて…」
(あ)「う、浮気なんて…そんなことあるワケないじゃないですか! そ、それに土方さんだって仮に私に思われてたって迷惑なの分かってますし…」
(土)「いいや、案外そうでもねーかもしれねーぜ?」
(あ)「へっ!?」
(銀)「てめっ!」
ニヤリと笑う土方に、音莉は戸惑いを見せ、土方の本当の気持ちを知っている銀時は心の中で盛大に舌打ちをしたのだった。
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