第百九十七話(さらば真選組篇)
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~no side~
夜更け……人気のない、とある神社の奥にて。
境内の中では包帯を巻いた負傷兵達が横たわっており、その中で…山崎だけは灯篭を灯し、筆を執っていた。
(山)「(山崎退観察レポート。これまで真選組観察として、様々な犯罪者(ホシ)に張り込みをかけ、その様子を綴ってきた俺だが、まさかこのレポートに最後の綴るホシの名が…この名になるとは…)」
文章の最後には…『真選組』という三文字が記されていた。
(山)「(幕府転覆を目論んだ悪逆の徒、真選組。この先その名は歴史において、逆賊として語られる事になるかもしれない。その時のために俺はここに真実を書き記して…。いや、真実なんて…)」
そこまで考えて、山崎は再び筆を動かす。
(山)「(本当の所、俺は自分達のやった事がいい事だったのか、悪い事だったのか、それすらも分からない。ただ一つだけハッキリ言える。俺達は逆賊と呼ばれても、忠臣と呼ばれても、どちらだって構わない。ただ近藤(あのひと)と一緒に…真選組でいたかったんだと)」
夜更け……人気のない、とある神社の奥にて。
境内の中では包帯を巻いた負傷兵達が横たわっており、その中で…山崎だけは灯篭を灯し、筆を執っていた。
(山)「(山崎退観察レポート。これまで真選組観察として、様々な犯罪者(ホシ)に張り込みをかけ、その様子を綴ってきた俺だが、まさかこのレポートに最後の綴るホシの名が…この名になるとは…)」
文章の最後には…『真選組』という三文字が記されていた。
(山)「(幕府転覆を目論んだ悪逆の徒、真選組。この先その名は歴史において、逆賊として語られる事になるかもしれない。その時のために俺はここに真実を書き記して…。いや、真実なんて…)」
そこまで考えて、山崎は再び筆を動かす。
(山)「(本当の所、俺は自分達のやった事がいい事だったのか、悪い事だったのか、それすらも分からない。ただ一つだけハッキリ言える。俺達は逆賊と呼ばれても、忠臣と呼ばれても、どちらだって構わない。ただ近藤(あのひと)と一緒に…真選組でいたかったんだと)」
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