第百八十七話
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街を歩いていると、ポツリ、ポツリと雨が降ってきて、やがて大量の雨粒が曇天から降ってくる。
(あ)「どうしよう。傘忘れてきちゃった…」
結野アナ、お昼から雨が降るって言ってたのに……。
買い物帰りのマイバッグを提げながら、私は近くで雨宿り出来る所を捜す。
と、ふとたばこ屋さんの屋根の下で雨宿りしているたまさんの姿が目に入った。
(あ)「たまさん!」
私もたまさんの隣に入れてもらう。
(た)「音莉様。買い物ですか?」
(あ)「ええ。たまさんも?」
(た)「はい。しかし雨が降ってきてしまって、こうして雨宿りさせてもらっている次第でございます」
(あ)「私も入れてもらっていいですか?」
(た)「ええ、勿論」
そしてたまさんは私と反対側にある古びたたばこの自動販売機に目をやり…
(た)「すみません、少しの間隣で雨宿りさせてもらえますか?」
流石は機械(からくり)同士なのか、会話をしているようだ。
(た)「お互い大変ですね。機械(からくり)にとって湿気は大敵ですもの」
(あ)「最近は秋雨前線のせいで雨ばかりですからね…」
(た)「いっそ、オイルの雨でも降ってくれれば私達も自由になれるのに」
するとしばらくして雨が弱まってきた。
(あ)「あ、やんできたいみたいですよ。今のうちに帰りましょう」
(た)「そうですね。それでは私達はこれで。お互い、お勤め頑張りましょう」
(あ)「頑張ってくださいね」
私も自動販売機からの声は聞こえないけど、そう声をかけてみて、たまさんと共に帰路を歩き始めた。
(あ)「どうしよう。傘忘れてきちゃった…」
結野アナ、お昼から雨が降るって言ってたのに……。
買い物帰りのマイバッグを提げながら、私は近くで雨宿り出来る所を捜す。
と、ふとたばこ屋さんの屋根の下で雨宿りしているたまさんの姿が目に入った。
(あ)「たまさん!」
私もたまさんの隣に入れてもらう。
(た)「音莉様。買い物ですか?」
(あ)「ええ。たまさんも?」
(た)「はい。しかし雨が降ってきてしまって、こうして雨宿りさせてもらっている次第でございます」
(あ)「私も入れてもらっていいですか?」
(た)「ええ、勿論」
そしてたまさんは私と反対側にある古びたたばこの自動販売機に目をやり…
(た)「すみません、少しの間隣で雨宿りさせてもらえますか?」
流石は機械(からくり)同士なのか、会話をしているようだ。
(た)「お互い大変ですね。機械(からくり)にとって湿気は大敵ですもの」
(あ)「最近は秋雨前線のせいで雨ばかりですからね…」
(た)「いっそ、オイルの雨でも降ってくれれば私達も自由になれるのに」
するとしばらくして雨が弱まってきた。
(あ)「あ、やんできたいみたいですよ。今のうちに帰りましょう」
(た)「そうですね。それでは私達はこれで。お互い、お勤め頑張りましょう」
(あ)「頑張ってくださいね」
私も自動販売機からの声は聞こえないけど、そう声をかけてみて、たまさんと共に帰路を歩き始めた。
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