第百八十五話

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名前(デフォルト:音莉〔おとり〕)

ある日の事、私達は刀鍛冶屋に来ていた。


(鉄)「辺境の惑星で見た事のない金属が見つかったらしい。鍛冶屋としては是非手に入れたいんだ。そんなワケで店番を頼みたい。よろしく頼むよ、みんな」


そう言い残して鉄子さんは出かけてしまった。


残されたのは私達、万事屋。


(あ)「お気をつけて」


神楽ちゃんが手を振り、銀さんはメンド臭そうにあくびをしていた。












そして銀さんが一段高くなっている床の上に寝転がり、私達の前には色んな刀が並んでいた。


(銀)「アイツも物好きだな。この廃刀令の時代にオリハルコン探しか」


(新)「でも結構お客さん来てるみたいですね」


(あ)「それにしても色んな刀があるな…。一体どんな人達が来てるんでしょう?」


(銀)「どれどれ?」


すると銀さんが置いてあったうちの一本の刀を手にする。


その刀を鞘から抜く銀さん。


(銀)「いい刀だが、まったく使った跡がねェ。持ち主は腰のお飾りにしてる幕府の役人ってトコか」


さらに別の刀を手にする銀さん。


(銀)「こっちは無名だが何度も鍛え直してやがる。過激攘夷志士の獲物ってトコかな」


(あ)「スゴイですね、銀さん! 見ただけで持ち主が解るなんて…」


(銀)「惚れ直したか?」


(あ)「ほ、惚れ直したっていうか…その、元々惚れてるし……///」


(銀)「…なーに? 音莉ちゃん、襲われたいの?」


(あ)「ち、ちがっ! 私はただ正直に言っただけで…///」


(神)「じゃあ銀ちゃん、この剣はどんな持ち主が使ってたアルか?」


だが神楽ちゃんが手にしていたその剣は、なんとゲームに出てきそうな剣を握っている鎧を着たガイコツが…。


(銀)「これは呪われた武器と知らずに手に取り、装備が外れなくなった戦士が使っていた破壊の剣(つるぎ)だな」


(神)「ふーん」


(新)「つーかもれなく持ち主ついてきてるけど!?」


(神)「えっ? コレストラップじゃないアルか!?」


(新)「なんでストラップで戦士の屍ぶら下がってんだよ!」


(あ)「ていうかストラップにしてはデカすぎるし、こんなのどうやって使うの!?」


(新)「一体誰がこんな…」


とその時…


(?)「たのもう」


誰かが鍛冶屋に足を踏み込んだ。


(銀&あ&神&新)「「「「ん?」」」」


(?)「依頼した剣の手入れは終わっただろうか」


そこには部下二人を引き連れた勇者っぽい人が立っていた。


(銀&あ&神&新)「「「「………」」」」


(新)「なんか世界観違う客来た!」
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