第百七十七話
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~no side~
某日、真選組屯所にて。
現在真選組新隊士の採用試験が行われていた。
「うらああああああああああああ!!」
バコッ!!
「げふっ!!」
向かってきた男を一撃でねじ伏せる、新人の男。
「い、一本! そこまで!」
審判をしていた隊士が驚きの表情で手を上げる。
「「「「「おお!」」」」」
「スゲー…何者だ? あの新人。これで三十人抜きだぜ」
敗れた男が運ばれていき、道場の片隅には既にケガを負った者、気絶している者など、何人もの隊士が並んで座っていた。
「あれだけ腕が立ちゃ即戦力。隊長達にも全く引けをとらねェぜ」
「とんでもねェ怪物が来たもんだぜ」
とそこに近藤と土方が入ってくる。
(近)「おお、どうやら今回はなかなかイキのいい新人が入ってるようじゃねーか」
(?)「次ィィィィ!!」
パシンッ!
(?)「次ィィィィ!!」
パシンッ!!
(近)「在野にもまだあんな使い手が残っていたとはな。一体何者だ? トシ」
土方が書類に目をやる。
(土)「どうやら出身は地球じゃねーだようだな」
(近)「え? 浪人じゃないのか?」
そこには『柱阿腐郎 42歳』と書かれていた
(土)「ん? えっと…何て読むんだ? はしら…」
(近)「あふろう?」
(土)「いや、アフロじゃねーか? 多分」
すると新人の男がメンホーを取る。
その下にあったのは、ちょびヒゲを生やし、頭が黒いアフロの…
(桂)「アフロじゃない、カツラだ!」
(近&土)「「………」」
その場に沈黙が流れる。
(桂)「(しまった! つい!)」
(土)「アフロじゃない、カツラだ? なんかどっかで聞いた事あるフレーズだな。それになんかお前、どっかで…」
土方にまじまじと顔を見られ、冷や汗を垂れ流す柱阿腐郎こと桂。
(近)「よせ、トシ。要するにアレだ。阿腐郎という名前だが、あれはアフロじゃなくカツラって事だろ。色々複雑な事情があるんだろう。詮索してやるな」
(土)「しかし…」
とそこに竹刀を持った総悟が現れる。
(沖)「んな事より次、俺相手していいスか? そろそろ真選組の厳しさを教えてやんねーと」
(土)「忘れたか、ドS教官。こないだも新人教育とか言って新入り使い物にならなくしたのは」
(沖)「え? 別にそんなつもりはなかったんですどねィ…。音莉を調教して完全に屈服させるにはどうしたらいいか、色々詮索してただけでさァ」
(土)「いや、新入り実験台にするんじゃねーよ!」
(沖)「ったく、いつになったら落ちやがるんでィ、あの娘…。俺が調教できなかった奴は初めてですぜィ」
(近)「無理じゃねーか? 音莉さん、ああ見えてかなり万事屋にベタ惚れだし…」
(沖)「チッ…」
(土)「それよりもだ! あの新人の腕は充分に見たんだ。面接に移って素性を詳しく…」
とその時、総悟の肩を叩いて、その横を誰かが通り過ぎていった。
(沖)「ありゃりゃ?」
(近&土)「「ん?」」
(桂)「ん?」
(沖)「コイツは珍しい。どうやら俺なんかよりよっぽど恐い人が火ィついちまったみてーだ」
その人物を見て、道場にいた隊士達がはけていく。
(沖)「喜びな、新人さん。その人に勝ったら、面接抜きで隊に入れてくれるってよ」
総悟が二本の竹刀を投げると、その人物がパシッと受け取り、竹刀を構える。
その人物は背中に二本の刀を背負い、黒い隊服に身を包み、マフラーで鼻まで覆い、オレンジ色のアフロをした…
(沖)「真選組三番隊隊長、斎藤終(しまる)。アフロの狼…アフ狼(ろ)と恐れられる終兄さんに」
そしてその人物…終が桂に向かっていき……。
某日、真選組屯所にて。
現在真選組新隊士の採用試験が行われていた。
「うらああああああああああああ!!」
バコッ!!
「げふっ!!」
向かってきた男を一撃でねじ伏せる、新人の男。
「い、一本! そこまで!」
審判をしていた隊士が驚きの表情で手を上げる。
「「「「「おお!」」」」」
「スゲー…何者だ? あの新人。これで三十人抜きだぜ」
敗れた男が運ばれていき、道場の片隅には既にケガを負った者、気絶している者など、何人もの隊士が並んで座っていた。
「あれだけ腕が立ちゃ即戦力。隊長達にも全く引けをとらねェぜ」
「とんでもねェ怪物が来たもんだぜ」
とそこに近藤と土方が入ってくる。
(近)「おお、どうやら今回はなかなかイキのいい新人が入ってるようじゃねーか」
(?)「次ィィィィ!!」
パシンッ!
(?)「次ィィィィ!!」
パシンッ!!
(近)「在野にもまだあんな使い手が残っていたとはな。一体何者だ? トシ」
土方が書類に目をやる。
(土)「どうやら出身は地球じゃねーだようだな」
(近)「え? 浪人じゃないのか?」
そこには『柱阿腐郎 42歳』と書かれていた
(土)「ん? えっと…何て読むんだ? はしら…」
(近)「あふろう?」
(土)「いや、アフロじゃねーか? 多分」
すると新人の男がメンホーを取る。
その下にあったのは、ちょびヒゲを生やし、頭が黒いアフロの…
(桂)「アフロじゃない、カツラだ!」
(近&土)「「………」」
その場に沈黙が流れる。
(桂)「(しまった! つい!)」
(土)「アフロじゃない、カツラだ? なんかどっかで聞いた事あるフレーズだな。それになんかお前、どっかで…」
土方にまじまじと顔を見られ、冷や汗を垂れ流す柱阿腐郎こと桂。
(近)「よせ、トシ。要するにアレだ。阿腐郎という名前だが、あれはアフロじゃなくカツラって事だろ。色々複雑な事情があるんだろう。詮索してやるな」
(土)「しかし…」
とそこに竹刀を持った総悟が現れる。
(沖)「んな事より次、俺相手していいスか? そろそろ真選組の厳しさを教えてやんねーと」
(土)「忘れたか、ドS教官。こないだも新人教育とか言って新入り使い物にならなくしたのは」
(沖)「え? 別にそんなつもりはなかったんですどねィ…。音莉を調教して完全に屈服させるにはどうしたらいいか、色々詮索してただけでさァ」
(土)「いや、新入り実験台にするんじゃねーよ!」
(沖)「ったく、いつになったら落ちやがるんでィ、あの娘…。俺が調教できなかった奴は初めてですぜィ」
(近)「無理じゃねーか? 音莉さん、ああ見えてかなり万事屋にベタ惚れだし…」
(沖)「チッ…」
(土)「それよりもだ! あの新人の腕は充分に見たんだ。面接に移って素性を詳しく…」
とその時、総悟の肩を叩いて、その横を誰かが通り過ぎていった。
(沖)「ありゃりゃ?」
(近&土)「「ん?」」
(桂)「ん?」
(沖)「コイツは珍しい。どうやら俺なんかよりよっぽど恐い人が火ィついちまったみてーだ」
その人物を見て、道場にいた隊士達がはけていく。
(沖)「喜びな、新人さん。その人に勝ったら、面接抜きで隊に入れてくれるってよ」
総悟が二本の竹刀を投げると、その人物がパシッと受け取り、竹刀を構える。
その人物は背中に二本の刀を背負い、黒い隊服に身を包み、マフラーで鼻まで覆い、オレンジ色のアフロをした…
(沖)「真選組三番隊隊長、斎藤終(しまる)。アフロの狼…アフ狼(ろ)と恐れられる終兄さんに」
そしてその人物…終が桂に向かっていき……。
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