第百七十四話

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~天の声side~



『ぶらり宇宙さんぽ』



<第50回 サムライの星 火星仁>



みなさん、こんにちは。今週もぷらり宇宙さんぽの時間がやって参りました。


今週もわたくし、天の声がナレーターを務めさせていただきます。


それでは早速ベレー帽を被ったただのタコ…じゃなくて、火星先生をお呼びしましょう。






(火)「全宇宙の読者のみなさん、こーんにーちはー。銀河エッセイストの火星仁です。さて、ダーツが刺さったらどんな銀河の果てにも取材に行かなければならないぶらり宇宙さんぽ。この小説も今回で50回。記念すべき50回目に選ばれた星は…」


火星先生が宇宙地図にダーツを投げ、とある部分に刺さる。


今回刺さったのは…


(火)「……地球です」


お、どうやら50回目にふさわしそうな星ですね。


(火)「地球とは、太陽系に属する惑星の一つで、大量の水と大気、豊かな資源に恵まれた多様な生物が生息する美しい星です。しかしたくさんの生物がいるとなればその生存競争も過酷になるもの。今地球を支配している生物は、一体どんな生物なんですか?」


そんな火星先生の質問に答えてくださるのは、今回も取材に同行してくれた、先生の担当のN氏です。


(N)「有象無象の生物の中から勝ち残った生物だからね。そりゃ恐い生物だよ」


(火)「い、一体どんな…」


(N)「例えば六千万年前までの地球はこんな生物が君臨していた」


N氏の回想には、「ギャース」と泣き叫ぶ…これは恐竜ですね。


(火)「ええ!? 食べられちゃうよ!」


(N)「それからこんな生物や、あんな生物も暴れ回っていた」


N氏の回想には…これはマンモスとチーターですかね。


(火)「ええ!? やっぱり食べられちゃうよ!」


(N)「そして現在、地球の頂点に君臨する生物は……EXILEだね」


N氏の回想には…これは原始人の恰好をしたEXILEですね。


(火)「ええー!? 食べられちゃうよ!」


(N)「アハハハハ! 心配ないよ。こう見えて彼らが主に食べるのは、女優やモデルだけだ。EXILEは自分の肉体美を保つため、無駄な捕食は一切しない、美しすぎる生物なんだ」


こちらがN氏が開発した地球46億年生物年表です。



<EXILE時代>←10年前←<巨人時代>←6500万年前←<恐竜時代>←4億5000万年前




(火)「へェ、恐そうに見えて優しい生物なんですね!」


(N)「…いや、やらしい生物だね」



おや? そんな事をしている間に地球が見えてきましたよ? 先生、N氏。
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