第百六十三話
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~no side~
「バカヤロォォォォォ!!」
夕日の照らす中、一人の少年がパシン! と竹刀で殴られ、外に放り出される。
「てめーみたいなロクでなしは勘当だ! 二度とウチの道場の敷居は跨がせねェ!」
「上等だ! こっちだってな、こんなオンボロ道場の二代目継がなくていいなら清々すらァ!」
「そうかいそうかい。てめーのような悪タレは、剣術師範より盗人の方が向いてるだろうよ、勲!」
勲…と呼ばれたその少年は、男…父親をキッと睨んだ。
そして互いに背を向けて、少年は自分の家を出て行った。