第百十九話

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名前(デフォルト:音莉〔おとり〕)

~銀時side~


カチッ…


と、時計の針が午前10時をさす。


現在、リビングには俺に神楽に新八。


先ほど新八のマズイメシを食ったところだ。


えっ? 音莉はどこに行ったのかって?


実は…


(新)「銀さん、幾らなんでも遅くないですか?」


(銀)「確かに」


というのも、音莉が10時を過ぎても起きてこないのだ。


(銀)「幾ら昨日遅くまでバーさんの店を手伝ってとは言え…」


こんなに遅くまで寝ていた事はなかったハズ。


幸い今日は仕事がないからよかったものの、こうなってくると少々心配である。


(神)「銀ちゃん、音莉カゼひいて動けないのかもしれないアルヨ。ちょっと様子見て来るヨロシ」


(銀)「ああ、そうだな」


心配になって立ちあがり、俺は真っ直ぐ音莉の部屋に向かって、その部屋をチラッ…と覗いてみる。


(銀)「音莉、寝てんのか? 早くその可愛いお顔銀さんに見せてくれ…よ……」


だがその時、俺は信じられない光景を目にした。


(銀)「アレ…?」


誰だ? このガキ…。


見知らぬガキが音莉の部屋に横たわっているのだ。


(銀)「しかし顔が…」


その寝顔は音莉とよく似ている…天使のような寝顔なのだ。


(銀)「まさか…俺との隠し子か!?」


アイツ、いつの間に子供を…。


などと冗談半分で思いながら近づいてみる。


だが驚く事にそのガキは音莉と同じ着物を身に纏っていて、しかもその腕には音莉の腕輪、指と髪には俺がプレゼントした指輪と髪飾りがついているのだ。


(銀)「オイ、まさかコレ…」


まさかしなくてもコレって…。


とその時…


(?)「ん、んぅ…」


そのガキが目を覚ました。


(銀)「よ、よォ…起きたか?」


するとそのガキは起き上がると、俺を指さして、首をかしげて言った。


(?)「おにーちゃん、だあれ?」


その声は聞き間違えるワケがない、音莉のキレイな…でも少々幼い声であった。
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