第百四十六話
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~no side~
茶屋ひのやにて。
(月)「710年は?」
(晴)「710年は、えっと……あっ! 『710年立派(なんとりっぱ)な平安京』。平安京が出来た年だ!」
(月)「違う!」
バコッ! と月詠が晴太の頭を教科書の角で殴る。
(月)「710年は平城京。平安京は『七九四年(なくよ)鶯平安京』で、794年じゃ。何度言ったら解りんすか」
(晴)「もう!! ややこしいよ! なんなんだよ! 平城京に平安京って! 完全に罠はってんじゃん!! 嫌がらせするためにつけられた名前じゃん!」
(月)「上辺だけで覚えようとするからそうなるんじゃ。中身から覚えよ。平城京は元明天皇の時勢、和銅三年に藤原京から移った都で、桓武天皇の延暦三年、長岡京に移るまでの間に…」
(晴)「余計ややこしいよ!!」
教科書を投げつける晴太。
(晴)「もういいよ! ウンザリだよ! 年号暗記なんて何の意味があるワケ!? どうせ社会に出たら何の役にたたねーし。そもそも歴史なんて知らなくても生きていけるし!」
(月)「年号暗記も出来ん根性の奴が社会に出ても何もなせん。自己鍛錬と思ってやりなんし」
(晴)「だったら鍛錬の方がいいよ! オイラ月詠姐みたいに強くなりたいし。勉強なんかよりそっちの方がずっといいよ!」
(月)「そうか、じゃあこうしよう」
すると月詠はクナイと数字が書かれたカードを取り出した。
(月)「今から数字の書いてあるこのカードとクナイを大量に投げる。投げる前に歴史の事象を言うから、主は目隠しして気配だけでクナイを避け、その事象の年号の数を揃えよ」
(晴)「いや、難易度上がっただけだけどォォォ!? 気配でどうやって年号察知すんの!」
(月)「これなら勉学共に身体も鍛えられる。ゆくぞ!」
(晴)「ちょっと待っ…」
(月)「関ヶ原の戦い!」
グサッグサッグサッ!! ベチャッ!
(晴)「ああああああああああああああああ!!」
茶屋ひのやにて。
(月)「710年は?」
(晴)「710年は、えっと……あっ! 『710年立派(なんとりっぱ)な平安京』。平安京が出来た年だ!」
(月)「違う!」
バコッ! と月詠が晴太の頭を教科書の角で殴る。
(月)「710年は平城京。平安京は『七九四年(なくよ)鶯平安京』で、794年じゃ。何度言ったら解りんすか」
(晴)「もう!! ややこしいよ! なんなんだよ! 平城京に平安京って! 完全に罠はってんじゃん!! 嫌がらせするためにつけられた名前じゃん!」
(月)「上辺だけで覚えようとするからそうなるんじゃ。中身から覚えよ。平城京は元明天皇の時勢、和銅三年に藤原京から移った都で、桓武天皇の延暦三年、長岡京に移るまでの間に…」
(晴)「余計ややこしいよ!!」
教科書を投げつける晴太。
(晴)「もういいよ! ウンザリだよ! 年号暗記なんて何の意味があるワケ!? どうせ社会に出たら何の役にたたねーし。そもそも歴史なんて知らなくても生きていけるし!」
(月)「年号暗記も出来ん根性の奴が社会に出ても何もなせん。自己鍛錬と思ってやりなんし」
(晴)「だったら鍛錬の方がいいよ! オイラ月詠姐みたいに強くなりたいし。勉強なんかよりそっちの方がずっといいよ!」
(月)「そうか、じゃあこうしよう」
すると月詠はクナイと数字が書かれたカードを取り出した。
(月)「今から数字の書いてあるこのカードとクナイを大量に投げる。投げる前に歴史の事象を言うから、主は目隠しして気配だけでクナイを避け、その事象の年号の数を揃えよ」
(晴)「いや、難易度上がっただけだけどォォォ!? 気配でどうやって年号察知すんの!」
(月)「これなら勉学共に身体も鍛えられる。ゆくぞ!」
(晴)「ちょっと待っ…」
(月)「関ヶ原の戦い!」
グサッグサッグサッ!! ベチャッ!
(晴)「ああああああああああああああああ!!」
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