第百四十五話
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~no side~
春の陽気が照らす地球、江戸はかぶき町。
その地に足をつける男が一人…。
(星)「ああ、やっぱり地球(ここ)の日射しは強くていけねェ。ハゲあがりそうだ」
晴れているというのに傘をさし、バーコードハゲを携えた宇宙最強の掃除屋……神楽の父である星海坊主だった。
(星)「本来俺達夜兎が住むべき場所ではないよ、やっぱりココは。神楽ちゃんは平気だとか言ってたけど本当に大丈夫なんだろうか? 今は何ともないかもしれんが、長期滞在を続ければ人体に何か影響が…」
とその時…
「オイオイ、アレ見ろよ。あのオッさん、雨も降ってないのに傘さしてんよ」
「もっと日ィ浴びて光合成とか起こした方がいいんじゃないの? 頭に」
「「ぎゃはははははは!!」」
星海坊主を見て嘲笑うガングロギャルカップル。
すると星海坊主はそのカップルの方へと向かっていき…
(星)「オイィィィィィィィ!!」
「きゃあああああああああ!」
女の方の肩を掴んで揺さぶる。
(星)「お、お前ら一体何があったァァァ! 全身黒コゲじゃねーか!」
「ちょ、何やってんだよオッさん!」
(星)「しっかりしろ! 待ってろ、今救急車呼んでやるから!」
「いや、警察呼んで! 誰かァァァァ!!」
「「ギャアアアアアアアアアアア!!」」
完全に変質者の星海坊主を見て、逃げて行く黒コゲカップル。
(星)「(や、やはりこの星は危険だ! 神楽ちゃんもこんな星にいたらいつか全身黒コゲになって、黒コゲの彼氏とか連れて帰ってきて…)」
星海坊主の頭の中に、黒コゲギャルと化した彼氏と、黒コゲギャルの男が出てくる。
(神)「反対っていうかもうデキちゃってんですけどぉ~」
(星)「(既に腹には黒コゲの新しい生命(いのち)が芽生えてて、仕方ないからなぁなぁで黒コゲの結婚式とか開いて、でも…)」
「こんな黒コゲのモン食えるかァァァ!」
(星)「(ものの数ヵ月で結婚生活は黒コゲになっちゃって、母一人黒コゲ一人じゃどうにもならないから黒コゲの店で働くようになって…)」
(神)「アララお兄さん、こんなに真っ黒コゲになっちゃって」
星海坊主の頭の中にタオルを巻いてソー○で働く黒コゲギャル神楽が浮かび上がる。
(星)「(そのうち心まで黒コゲになって…)」
星海坊主の頭の中にライターの火をつける黒コゲギャル神楽が浮かび上がる。
そして…
「黒コゲの遺書が見つかりました」
(星)「許さんぞォォォォォォォォ!! 黒コゲなんて断固お父さんは許しません!」
そして街を疾走し始める星海坊主。
(星)「こんな所にいたら何もかも黒コゲだ! やっぱり連れて帰る! 全てが黒コゲになる前に!!」
とその時…
「あ、お父さん。今無料お試し期間やってるんですけど。どうですか? これ一吹きで頭黒こげですよ?」
道の途中に『増毛パウダー 黒こげ 魔法の薄毛隠し お試し期間中』と出された看板が星海坊主の目に留まった。
・
・
・
・
(星)「許さんぞォォォォォォォォ!! 黒コゲなんてお父さんの頭だけでたくさんだ!」
スプレーのおかげでバーコードだった頭が真っ黒になった星海坊主。
そして再び街を疾走し始める。
(星)「もうたくさんだ! お父さんの髪はこんなにたくさんだ! もう充分だろ、地球の生活もお父さんの髪も! こんな所とはさっさとオサラバした方が…」
とその時…
(星)「(あれは…神楽ちゃん!)」
公園の木の下に神楽が立っているのが見えたのだ。
(星)「(よかった。まだ黒コゲにはなっていなかったようだ)」
だがその向かいには神楽と同年代位の男の子が立っていたのだ。
(星)「(ん? 何やってんだアレ?)」
様子を電柱の陰から伺う星海坊主。
「あの…コレ」
向かいに立っていた男の子が神楽に手紙を差し出し、それを受け取った神楽が不思議そうな表情を浮かべる。
(星)「(アレは…!)」
星海坊主はその手紙が何なのかに気付き、電柱に頭を打ちつけ始めた。
「へ、返事はまた今度で…いいから。じゃあ」
(神)「あ、オイ!」
神楽が呼び止めるも、その男の子は逃げるように去っていく。
(神)「何アルか? コレ」
そして神楽は封筒の封を開け、手紙を取り出し、それを広げる。
(神)「えーっと…神楽ちゃんへ。初めて会った時から君の事が気になっていました。ずっと男友達みたいに遊んできたけど、もうこの気持ちおさえきれません」
神楽の朗読するその手紙の言葉を聞いて、打ち付けたせいで頭から血を流す星海坊主の握る電柱にヒビが入る。
(神)「僕とつき合ってください」
と次の瞬間、力の入れ過ぎで電信柱がぽっきり折れてしまった。
倒れる電信柱に人々が悲鳴をあげる。
さらに電線に当たって星海坊主が電流にまみれる。
「きゃああああ! 感電よ! 感電してるわよ、あの人!」
(神)「君への熱い恋心で、真っ黒こげです」
そして気付いた時には星海坊主の身体は真っ黒こげになっており、頭のてっぺん以外…左右両端だけアフロヘアになってしまっていた。
春の陽気が照らす地球、江戸はかぶき町。
その地に足をつける男が一人…。
(星)「ああ、やっぱり地球(ここ)の日射しは強くていけねェ。ハゲあがりそうだ」
晴れているというのに傘をさし、バーコードハゲを携えた宇宙最強の掃除屋……神楽の父である星海坊主だった。
(星)「本来俺達夜兎が住むべき場所ではないよ、やっぱりココは。神楽ちゃんは平気だとか言ってたけど本当に大丈夫なんだろうか? 今は何ともないかもしれんが、長期滞在を続ければ人体に何か影響が…」
とその時…
「オイオイ、アレ見ろよ。あのオッさん、雨も降ってないのに傘さしてんよ」
「もっと日ィ浴びて光合成とか起こした方がいいんじゃないの? 頭に」
「「ぎゃはははははは!!」」
星海坊主を見て嘲笑うガングロギャルカップル。
すると星海坊主はそのカップルの方へと向かっていき…
(星)「オイィィィィィィィ!!」
「きゃあああああああああ!」
女の方の肩を掴んで揺さぶる。
(星)「お、お前ら一体何があったァァァ! 全身黒コゲじゃねーか!」
「ちょ、何やってんだよオッさん!」
(星)「しっかりしろ! 待ってろ、今救急車呼んでやるから!」
「いや、警察呼んで! 誰かァァァァ!!」
「「ギャアアアアアアアアアアア!!」」
完全に変質者の星海坊主を見て、逃げて行く黒コゲカップル。
(星)「(や、やはりこの星は危険だ! 神楽ちゃんもこんな星にいたらいつか全身黒コゲになって、黒コゲの彼氏とか連れて帰ってきて…)」
星海坊主の頭の中に、黒コゲギャルと化した彼氏と、黒コゲギャルの男が出てくる。
(神)「反対っていうかもうデキちゃってんですけどぉ~」
(星)「(既に腹には黒コゲの新しい生命(いのち)が芽生えてて、仕方ないからなぁなぁで黒コゲの結婚式とか開いて、でも…)」
「こんな黒コゲのモン食えるかァァァ!」
(星)「(ものの数ヵ月で結婚生活は黒コゲになっちゃって、母一人黒コゲ一人じゃどうにもならないから黒コゲの店で働くようになって…)」
(神)「アララお兄さん、こんなに真っ黒コゲになっちゃって」
星海坊主の頭の中にタオルを巻いてソー○で働く黒コゲギャル神楽が浮かび上がる。
(星)「(そのうち心まで黒コゲになって…)」
星海坊主の頭の中にライターの火をつける黒コゲギャル神楽が浮かび上がる。
そして…
「黒コゲの遺書が見つかりました」
(星)「許さんぞォォォォォォォォ!! 黒コゲなんて断固お父さんは許しません!」
そして街を疾走し始める星海坊主。
(星)「こんな所にいたら何もかも黒コゲだ! やっぱり連れて帰る! 全てが黒コゲになる前に!!」
とその時…
「あ、お父さん。今無料お試し期間やってるんですけど。どうですか? これ一吹きで頭黒こげですよ?」
道の途中に『増毛パウダー 黒こげ 魔法の薄毛隠し お試し期間中』と出された看板が星海坊主の目に留まった。
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(星)「許さんぞォォォォォォォォ!! 黒コゲなんてお父さんの頭だけでたくさんだ!」
スプレーのおかげでバーコードだった頭が真っ黒になった星海坊主。
そして再び街を疾走し始める。
(星)「もうたくさんだ! お父さんの髪はこんなにたくさんだ! もう充分だろ、地球の生活もお父さんの髪も! こんな所とはさっさとオサラバした方が…」
とその時…
(星)「(あれは…神楽ちゃん!)」
公園の木の下に神楽が立っているのが見えたのだ。
(星)「(よかった。まだ黒コゲにはなっていなかったようだ)」
だがその向かいには神楽と同年代位の男の子が立っていたのだ。
(星)「(ん? 何やってんだアレ?)」
様子を電柱の陰から伺う星海坊主。
「あの…コレ」
向かいに立っていた男の子が神楽に手紙を差し出し、それを受け取った神楽が不思議そうな表情を浮かべる。
(星)「(アレは…!)」
星海坊主はその手紙が何なのかに気付き、電柱に頭を打ちつけ始めた。
「へ、返事はまた今度で…いいから。じゃあ」
(神)「あ、オイ!」
神楽が呼び止めるも、その男の子は逃げるように去っていく。
(神)「何アルか? コレ」
そして神楽は封筒の封を開け、手紙を取り出し、それを広げる。
(神)「えーっと…神楽ちゃんへ。初めて会った時から君の事が気になっていました。ずっと男友達みたいに遊んできたけど、もうこの気持ちおさえきれません」
神楽の朗読するその手紙の言葉を聞いて、打ち付けたせいで頭から血を流す星海坊主の握る電柱にヒビが入る。
(神)「僕とつき合ってください」
と次の瞬間、力の入れ過ぎで電信柱がぽっきり折れてしまった。
倒れる電信柱に人々が悲鳴をあげる。
さらに電線に当たって星海坊主が電流にまみれる。
「きゃああああ! 感電よ! 感電してるわよ、あの人!」
(神)「君への熱い恋心で、真っ黒こげです」
そして気付いた時には星海坊主の身体は真っ黒こげになっており、頭のてっぺん以外…左右両端だけアフロヘアになってしまっていた。
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