第百四十三話
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(登)「一度しか言わねーぞ、腐れ天パ! 先月と今月の家賃、耳と腎臓揃えて今すぐ持ってこんか…」
とある日の朝、お登勢さんが万事屋にやってきたのだが…
(あ)「アレ…?」
急に静かになって、私と銀さんは玄関をちらっと見てみる。
(銀)「あのォ…バーさん?」
(あ)「ど、どうしちゃったんですか? お登勢さん…」
だがお登勢さんはタバコを持ったまま動かない。まるで時が止まってしまったかのように、唾までもが宙に浮いてしまっている。
(銀)「あの、もう解ったから。そのシワ芸も無言の圧力もわかったから。家賃と腎臓は必ずまとめて来月払うから」
(あ)「いや、腎臓あげちゃったら死んじゃいます」
私と銀さんはお登勢さんの目の前まで来てみる。
けれど、それでもお登勢さんは動かない。
(銀)「もしもーし、バーさん? 聞いてる?」
だが銀さんがお登勢さんの顔の前で手を振っても反応なし。
(銀&あ)「「………」」
(銀)「いい加減にしろよ、クソババア! しつけェんだよ!! いつまで汚い顔面晒すつもりだ! 少しはお茶の間の事も考えろ!」
(あ)「いや銀さん、これ小説なんで解りません」
(銀)「てめーのツラはもって三秒が限界だ…って……」
するとお登勢さんが怒鳴り散らしてるその体勢のまま、後ろに倒れてしまった。
(銀)「えっ!?」
(あ)「銀さん、なんかものスゴく嫌な予感がするんですけど…」
(銀)「奇遇だな、音莉。俺もだ」
私達は玄関の外に出て一階を見下ろす。
すると嫌な予感が的中してしまっていた。やっぱり街行く人が皆止まってしまっていたのだ。
人だけじゃない。水撒きに使われている水も宙に浮いてるし、鳥さえも止まっている始末だ。
(銀)「コ、コイツは…」
とその時、止まっている中で動く二つの影を見つけた。それは…
(銀)「ぱっつぁん!」
(あ)「神楽ちゃん!」
(新)「銀さん!」
(神)「音莉!」
二人はスナックお登勢の前まで来ると、私達の方を見た。
(神)「やっぱり思った通りアル」
(新)「みんな…動かなくなってます。街中…いえ、江戸中の人達が」
(神)「人だけじゃないアル。動物も物もみんな…動かないアル」
(銀)「それは…つまり……止まっちまったって事? 人でも物でもなく、時間が…」
(あ)「もしかしなくても、そうとしか考えられませんよね…」
とある日の朝、お登勢さんが万事屋にやってきたのだが…
(あ)「アレ…?」
急に静かになって、私と銀さんは玄関をちらっと見てみる。
(銀)「あのォ…バーさん?」
(あ)「ど、どうしちゃったんですか? お登勢さん…」
だがお登勢さんはタバコを持ったまま動かない。まるで時が止まってしまったかのように、唾までもが宙に浮いてしまっている。
(銀)「あの、もう解ったから。そのシワ芸も無言の圧力もわかったから。家賃と腎臓は必ずまとめて来月払うから」
(あ)「いや、腎臓あげちゃったら死んじゃいます」
私と銀さんはお登勢さんの目の前まで来てみる。
けれど、それでもお登勢さんは動かない。
(銀)「もしもーし、バーさん? 聞いてる?」
だが銀さんがお登勢さんの顔の前で手を振っても反応なし。
(銀&あ)「「………」」
(銀)「いい加減にしろよ、クソババア! しつけェんだよ!! いつまで汚い顔面晒すつもりだ! 少しはお茶の間の事も考えろ!」
(あ)「いや銀さん、これ小説なんで解りません」
(銀)「てめーのツラはもって三秒が限界だ…って……」
するとお登勢さんが怒鳴り散らしてるその体勢のまま、後ろに倒れてしまった。
(銀)「えっ!?」
(あ)「銀さん、なんかものスゴく嫌な予感がするんですけど…」
(銀)「奇遇だな、音莉。俺もだ」
私達は玄関の外に出て一階を見下ろす。
すると嫌な予感が的中してしまっていた。やっぱり街行く人が皆止まってしまっていたのだ。
人だけじゃない。水撒きに使われている水も宙に浮いてるし、鳥さえも止まっている始末だ。
(銀)「コ、コイツは…」
とその時、止まっている中で動く二つの影を見つけた。それは…
(銀)「ぱっつぁん!」
(あ)「神楽ちゃん!」
(新)「銀さん!」
(神)「音莉!」
二人はスナックお登勢の前まで来ると、私達の方を見た。
(神)「やっぱり思った通りアル」
(新)「みんな…動かなくなってます。街中…いえ、江戸中の人達が」
(神)「人だけじゃないアル。動物も物もみんな…動かないアル」
(銀)「それは…つまり……止まっちまったって事? 人でも物でもなく、時間が…」
(あ)「もしかしなくても、そうとしか考えられませんよね…」
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