第百三十四話
NameChange
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
最初はこの季節に流れて来るジングルベルに慣れてなかったものの、今ではすっかり私の中でもおなじみとなった。
そう…季節は真冬。また今年もこうしてクリスマスの季節がやってこようとしていた。
現在朝のニュース…結野アナの天気予報の時間であるテレビには、サンタの衣装に身を包んだ結野アナが映っている。
(結)『今日はこの冬一番の冷え込みになるでしょう。みなさん、クリスマス前に風をひかぬよう、温かい格好でお出かけくださいね』
(銀)「はーい!」
そんなテレビの前で歯を磨きながら返事をする銀さん。
(結)『それじゃあ今日も一日元気に、行ってらっしゃい!』
(銀)「行ってきます!」
手を振る結野アナに、今度は敬礼する銀さん。
(神)「早く行けヨ! 仕事探しに、プー太郎」
(新)「銀さん、朝から鬱陶しいんでやめてくれません? その小芝居」
(銀)「結野アナがこっちに語りかけてんだ。無視できねーだろ?」
(神)「あの陰陽師の一件からこの調子アル。『テレビの向こうから結野アナが語りかけてる気がする』って。『今の笑顔は俺に向けて』、『あのセリフは俺に言ったんだ』、一人で浮かれてるネ」
(新)「ちょっと、完全にイタイファンじゃないですか。それストーカーがよく言うセリフですよ?」
(銀)「んな事言ったって俺の顔見てんだもんよォ。仕方ねーだろ」
(神)「バカアルか。ちょっと仕事で協力した位でアナウンサーが落ちるかヨ。アナウンサーってのはな、やれ野球選手と交際だ、やれJリーガーとデキ婚だ、スポーツ選手よりよっぽど玉必死に追いかけ回してるアスリートなんだヨ。銀ちゃんみたいな汚いキ○タマ相手にするワケないアル」
(銀)「結野アナは違いますぅ! 結野アナはアナの中のアナ。ロンダルキアの洞窟の落とし穴の如くストイックなアナなんだよ、バカヤロー!」
(あ)「はぁぁぁ…」
(新)「ホラ、音莉さんがものスゴく大きな溜息ついちゃってるじゃないですか」
(神)「お前は音莉という完璧な彼女がいながら何をバカやらかしてるネ。音莉で足りないなんてお前どんだけ欲張りアルか」
(あ)「いや、なんかもういいよ…。いつもの事だし……」
けどなんだかちょっぴり悔しくて、服の裾をギュッと握る。
(結)『それじゃあ今日のブラック星座占いでーす。今日一番ツイているのは…てんびん座のアナタです!』
(銀)「えっ…」
(結)『特に天然パーマでアホヅラで、今歯を磨いているそこのアナタ!』
(銀)「お、オイホラ見ろ! これ俺だろ! 完全に俺ピンポイントだろ!//」
(結)『今日は素敵な贈り物があるかもです。楽しみにしていてください。あ、歌姫様! 私歌姫様にクリスマスプレゼント送ったので! 楽しみにしていてくださいね、歌姫様!』
(銀)「お、贈り物? ひょ、ひょっとしてラブレター…とかぁ?///」
(新)「いや、結野アナが見てんのアンタじゃなくて音莉さんなんですけど…」
(神)「ていうかアナウンサーより落とすのが難関な音莉が銀ちゃんに惚れてる意味が解らないね。ある意味奇跡アルヨ。あの汚いキ○タマのどこがいいアルか?」
(あ)「いや、どこって尋ねる範囲がおかしいんだけど…」
まあ確かに? 結野アナ見てデレデレするし、スグ二日酔いになっちゃうし、一日中ゴロゴロしてるし…。
アレ? 銀さんの良い所が浮かばないんだけど…。
(結)『ちなみに、運を向上させるラッキーアイテムは、真っ赤な…』
(銀)「うんうん。真っ赤な?///」
とその時、テレビが砂嵐になったと思えば…
ドッコォォォォォン!!
(銀)「セイバーッ!」
(?)「金棒でござんす」
イキナリテレビから金棒が飛び出してきて、それが銀さんの顔面に激突し、聞き覚えのある声と共に真っ赤な血が噴きだす。
(あ)「ちょ、銀さん! 大丈夫ですか!?」
倒れてしまった銀さんに駆け寄ると、テレビの中から出てきたのは、見覚えのある黒い喪服を着た…
(新)「ア、アナタは…!」
(外)「お久しぶりでござんす、銀時様」
(あ)「げ、外道丸!」
…外道丸が出てきたのだった。
そう…季節は真冬。また今年もこうしてクリスマスの季節がやってこようとしていた。
現在朝のニュース…結野アナの天気予報の時間であるテレビには、サンタの衣装に身を包んだ結野アナが映っている。
(結)『今日はこの冬一番の冷え込みになるでしょう。みなさん、クリスマス前に風をひかぬよう、温かい格好でお出かけくださいね』
(銀)「はーい!」
そんなテレビの前で歯を磨きながら返事をする銀さん。
(結)『それじゃあ今日も一日元気に、行ってらっしゃい!』
(銀)「行ってきます!」
手を振る結野アナに、今度は敬礼する銀さん。
(神)「早く行けヨ! 仕事探しに、プー太郎」
(新)「銀さん、朝から鬱陶しいんでやめてくれません? その小芝居」
(銀)「結野アナがこっちに語りかけてんだ。無視できねーだろ?」
(神)「あの陰陽師の一件からこの調子アル。『テレビの向こうから結野アナが語りかけてる気がする』って。『今の笑顔は俺に向けて』、『あのセリフは俺に言ったんだ』、一人で浮かれてるネ」
(新)「ちょっと、完全にイタイファンじゃないですか。それストーカーがよく言うセリフですよ?」
(銀)「んな事言ったって俺の顔見てんだもんよォ。仕方ねーだろ」
(神)「バカアルか。ちょっと仕事で協力した位でアナウンサーが落ちるかヨ。アナウンサーってのはな、やれ野球選手と交際だ、やれJリーガーとデキ婚だ、スポーツ選手よりよっぽど玉必死に追いかけ回してるアスリートなんだヨ。銀ちゃんみたいな汚いキ○タマ相手にするワケないアル」
(銀)「結野アナは違いますぅ! 結野アナはアナの中のアナ。ロンダルキアの洞窟の落とし穴の如くストイックなアナなんだよ、バカヤロー!」
(あ)「はぁぁぁ…」
(新)「ホラ、音莉さんがものスゴく大きな溜息ついちゃってるじゃないですか」
(神)「お前は音莉という完璧な彼女がいながら何をバカやらかしてるネ。音莉で足りないなんてお前どんだけ欲張りアルか」
(あ)「いや、なんかもういいよ…。いつもの事だし……」
けどなんだかちょっぴり悔しくて、服の裾をギュッと握る。
(結)『それじゃあ今日のブラック星座占いでーす。今日一番ツイているのは…てんびん座のアナタです!』
(銀)「えっ…」
(結)『特に天然パーマでアホヅラで、今歯を磨いているそこのアナタ!』
(銀)「お、オイホラ見ろ! これ俺だろ! 完全に俺ピンポイントだろ!//」
(結)『今日は素敵な贈り物があるかもです。楽しみにしていてください。あ、歌姫様! 私歌姫様にクリスマスプレゼント送ったので! 楽しみにしていてくださいね、歌姫様!』
(銀)「お、贈り物? ひょ、ひょっとしてラブレター…とかぁ?///」
(新)「いや、結野アナが見てんのアンタじゃなくて音莉さんなんですけど…」
(神)「ていうかアナウンサーより落とすのが難関な音莉が銀ちゃんに惚れてる意味が解らないね。ある意味奇跡アルヨ。あの汚いキ○タマのどこがいいアルか?」
(あ)「いや、どこって尋ねる範囲がおかしいんだけど…」
まあ確かに? 結野アナ見てデレデレするし、スグ二日酔いになっちゃうし、一日中ゴロゴロしてるし…。
アレ? 銀さんの良い所が浮かばないんだけど…。
(結)『ちなみに、運を向上させるラッキーアイテムは、真っ赤な…』
(銀)「うんうん。真っ赤な?///」
とその時、テレビが砂嵐になったと思えば…
ドッコォォォォォン!!
(銀)「セイバーッ!」
(?)「金棒でござんす」
イキナリテレビから金棒が飛び出してきて、それが銀さんの顔面に激突し、聞き覚えのある声と共に真っ赤な血が噴きだす。
(あ)「ちょ、銀さん! 大丈夫ですか!?」
倒れてしまった銀さんに駆け寄ると、テレビの中から出てきたのは、見覚えのある黒い喪服を着た…
(新)「ア、アナタは…!」
(外)「お久しぶりでござんす、銀時様」
(あ)「げ、外道丸!」
…外道丸が出てきたのだった。
1/8ページ