第百三十三話(金魂篇)
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~銀時side~
(銀)「うぃ…帰ったぞぉ?」
千鳥足で俺は万事屋の階段を上る。
今日は…というか、記憶が飛んでいてよく解らないが、数日間何件もハシゴして、今日の昼…つまり現時刻にやっと万事屋に帰ってきた次第だ。
(銀)「銀さんが帰ったっつってんだろーが! ヒック…出迎え位出来ねーのか? バカヤロー!」
だが玄関の扉を開けても誰も迎えにこない。俺の愛しの音莉ちゃんまでもがその可愛い顔を見せに来てくれないのだ。
(銀)「んだ? 無愛想な奴等だなぁ。しばらく出番が少なかったからふてくされてんのか? ったく、ガキはちょっとかまってやらねーとコレだからよォ…」
音莉は…アレか? しばらく留守にしててヤってねーからやっぱり拗ねてんのか? シたいならシたいって言ってくれればいいものを…。
(銀)「はーあーい! 新ちゃん神楽ちゃん、それに俺のマイハニー音莉ちゃん、おひさぁ! 元気にしてたぁ? 長い事留守番させちゃってメンゴメンゴ。ホラ、これ土産。真選組まんじゅう買ってきたから機嫌直し…て……」
リビングの扉を開けると、三人はいつものようにソファーに座っていた。
(新)「もう、何やってんですか。遅いですよ」
(神)「早く支度するヨロシ。客が来てるアルヨ」
(あ)「はぁ、まったく…。こういう時ビシッと決まらなんだから……」
(銀)「おう、悪ィ悪ィ」
(新)「もう、早く早く」
(あ&神&新)「「「金さん/ちゃん」」」
(銀)「………」
えっ…? 今『金さん』っつった? …えっ? 三人揃って言い前違えただけか? それとも俺が聞き間違えただけか?
だが真実、そのどちらでもなかった。
俺の部屋の襖を開けて、出てきたのは…
(?)「おう悪ィ悪ィ。昨日ちょっと飲み過ぎちまって…頭痛くてよ」
俺の服の白黒逆転させたような俺とよく似た服を着た、金髪ストパーの男…。
(あ)「だからあれ程飲みすぎるなって言ってるのに…」
(?)「そんなに怒るなよ。ったく、怒った顔も可愛いな、お前は」
(あ)「も、もう!///」
俺以外の男の言葉に顔を赤くする音莉。
(?)「スイマセン、お客さん。お見苦しいトコお見せして俺が万事屋の…坂田金時です」
(銀)「………」
(金)「どうぞ、おかけになってください。お客さん」
(銀)「…スイマセン、間違えました」
俺はそそくさとその店から出た。
(銀)「んだよ、オイ。酔っぱらってよその小説ん家突撃朝ご飯しちゃったよ…。あー、ビックリした。知らなかったぜ。このサイトでこんな新小説が始まってたの…。かなり打ち切り臭漂ってたけど大丈夫なのか? アドバイスしといてやればよかったかなぁ? 必殺技とか作った方がいいって」
そんな事を考えながら俺は自分の家と似ている階段を下っていく。
(銀)「長編名も『金魂篇』とか下品すぎだろ。もっとこう…『金の祓魔師(エくそシスト)篇』とかオシャレなカンジで、あのモブ顔をメガネにホクロいっぱいつけて主人公の弟とかにしねーと単行本百万部とか狙えねーよ。あの準ヒロインもどうせガキならもっとマスコットレベルまで小さくして、あの犬と一緒に『サダサダハルハルみんな丸呑み』みたいに歌って踊らせとけばいいんだよ」
しかし…
(銀)「あのヒロインの女…音莉にそっくりだったなぁ。だってこの俺が音莉と間違う位だぞ? 相当似てるぞ? つーか実は音莉の行き別れの双子の姉妹の片割れだったりして…」
まァあのヒロインの女はまあまあいいとして…。
(銀)「極めつけは主人公だよ。なんだ? あのなめらかなフォルム。ストパーなんて印象残んねーだろ。主人公はやっぱ天パだよ、天パ。可哀想だなぁ、あのヒロインの女も。あんな影薄いストパーに口説かれちまうなんて…。しかしどっかで見た顔してたな、アイツら。新小説なのに…。まァいいや。帰ろ帰ろ」
そして俺はふとその店の看板を見る。そこには大きく『万事屋金ちゃん』とどこかで見た事のある看板が立っていた。
(銀)「(…どこに?)」
ちょっと待て。酔いのせいなんかじゃねェ。確かに看板こそ変わっちゃいるが、アレは紛れもねェ俺んちだ!
(銀)「(確かに青の祓魔師じゃねェ。赤の祓魔師でもねェ! ただのアホとバカと美女の祓魔師だったが、あれは紛れもねェ、新八と神楽…それに俺愛しの音莉だった!)」
確かに長編名も金魂なんて下品なものになっているが、このもっさりとした作風…紛れもねェ、銀魂だ!
じゃ、じゃあ…アイツって…あの爽やかな金髪ストパーって……坂田金時って一体誰だ!?
(銀)「(ちょっとだけ…ほんのちょっとだけ家空けてただけなのに…。なぜ…? なんで…? ホワイ…?)」
(新)「いやぁ、さっきの人一体なんだったんでしょうね?」
その時、万事屋の玄関の扉が開いて、アイツらが出てきた。
(神)「なんか金ちゃんと雰囲気似てなかったアルか?」
(金)「そうか? 俺の頭はあんなにねじ曲がっちゃいねーぞ」
(新)「そうですよね。金さんは髪も性格も、生まれついての天然ストレートですもんね」
そして仲睦まじく笑う三人。
(あ)「………」
(神)「ん? どうしたアルか? 音莉」
(あ)「えっ!? あ…ううん。何でもないよ」
(金)「まさか音莉、お前…さっきの男に惚れたなんて言うんじゃねーだろうな?」
(あ)「そ、そんなワケないじゃないですか! わ、私はこれまでもこれからも、その…き、金さん一筋だから…///」
(金)「…フッ、冗談だ。そんなもんとっくに知ってるさ」
(あ)「………////」
野郎が音莉の頭に手を乗っけ、音莉が顔を赤くする。
(銀)「(どうして主人公の玉座が…音莉の彼氏が……銀の玉から金の玉に変わってるぅぅぅぅぅ!?)」
(銀)「うぃ…帰ったぞぉ?」
千鳥足で俺は万事屋の階段を上る。
今日は…というか、記憶が飛んでいてよく解らないが、数日間何件もハシゴして、今日の昼…つまり現時刻にやっと万事屋に帰ってきた次第だ。
(銀)「銀さんが帰ったっつってんだろーが! ヒック…出迎え位出来ねーのか? バカヤロー!」
だが玄関の扉を開けても誰も迎えにこない。俺の愛しの音莉ちゃんまでもがその可愛い顔を見せに来てくれないのだ。
(銀)「んだ? 無愛想な奴等だなぁ。しばらく出番が少なかったからふてくされてんのか? ったく、ガキはちょっとかまってやらねーとコレだからよォ…」
音莉は…アレか? しばらく留守にしててヤってねーからやっぱり拗ねてんのか? シたいならシたいって言ってくれればいいものを…。
(銀)「はーあーい! 新ちゃん神楽ちゃん、それに俺のマイハニー音莉ちゃん、おひさぁ! 元気にしてたぁ? 長い事留守番させちゃってメンゴメンゴ。ホラ、これ土産。真選組まんじゅう買ってきたから機嫌直し…て……」
リビングの扉を開けると、三人はいつものようにソファーに座っていた。
(新)「もう、何やってんですか。遅いですよ」
(神)「早く支度するヨロシ。客が来てるアルヨ」
(あ)「はぁ、まったく…。こういう時ビシッと決まらなんだから……」
(銀)「おう、悪ィ悪ィ」
(新)「もう、早く早く」
(あ&神&新)「「「金さん/ちゃん」」」
(銀)「………」
えっ…? 今『金さん』っつった? …えっ? 三人揃って言い前違えただけか? それとも俺が聞き間違えただけか?
だが真実、そのどちらでもなかった。
俺の部屋の襖を開けて、出てきたのは…
(?)「おう悪ィ悪ィ。昨日ちょっと飲み過ぎちまって…頭痛くてよ」
俺の服の白黒逆転させたような俺とよく似た服を着た、金髪ストパーの男…。
(あ)「だからあれ程飲みすぎるなって言ってるのに…」
(?)「そんなに怒るなよ。ったく、怒った顔も可愛いな、お前は」
(あ)「も、もう!///」
俺以外の男の言葉に顔を赤くする音莉。
(?)「スイマセン、お客さん。お見苦しいトコお見せして俺が万事屋の…坂田金時です」
(銀)「………」
(金)「どうぞ、おかけになってください。お客さん」
(銀)「…スイマセン、間違えました」
俺はそそくさとその店から出た。
(銀)「んだよ、オイ。酔っぱらってよその小説ん家突撃朝ご飯しちゃったよ…。あー、ビックリした。知らなかったぜ。このサイトでこんな新小説が始まってたの…。かなり打ち切り臭漂ってたけど大丈夫なのか? アドバイスしといてやればよかったかなぁ? 必殺技とか作った方がいいって」
そんな事を考えながら俺は自分の家と似ている階段を下っていく。
(銀)「長編名も『金魂篇』とか下品すぎだろ。もっとこう…『金の祓魔師(エくそシスト)篇』とかオシャレなカンジで、あのモブ顔をメガネにホクロいっぱいつけて主人公の弟とかにしねーと単行本百万部とか狙えねーよ。あの準ヒロインもどうせガキならもっとマスコットレベルまで小さくして、あの犬と一緒に『サダサダハルハルみんな丸呑み』みたいに歌って踊らせとけばいいんだよ」
しかし…
(銀)「あのヒロインの女…音莉にそっくりだったなぁ。だってこの俺が音莉と間違う位だぞ? 相当似てるぞ? つーか実は音莉の行き別れの双子の姉妹の片割れだったりして…」
まァあのヒロインの女はまあまあいいとして…。
(銀)「極めつけは主人公だよ。なんだ? あのなめらかなフォルム。ストパーなんて印象残んねーだろ。主人公はやっぱ天パだよ、天パ。可哀想だなぁ、あのヒロインの女も。あんな影薄いストパーに口説かれちまうなんて…。しかしどっかで見た顔してたな、アイツら。新小説なのに…。まァいいや。帰ろ帰ろ」
そして俺はふとその店の看板を見る。そこには大きく『万事屋金ちゃん』とどこかで見た事のある看板が立っていた。
(銀)「(…どこに?)」
ちょっと待て。酔いのせいなんかじゃねェ。確かに看板こそ変わっちゃいるが、アレは紛れもねェ俺んちだ!
(銀)「(確かに青の祓魔師じゃねェ。赤の祓魔師でもねェ! ただのアホとバカと美女の祓魔師だったが、あれは紛れもねェ、新八と神楽…それに俺愛しの音莉だった!)」
確かに長編名も金魂なんて下品なものになっているが、このもっさりとした作風…紛れもねェ、銀魂だ!
じゃ、じゃあ…アイツって…あの爽やかな金髪ストパーって……坂田金時って一体誰だ!?
(銀)「(ちょっとだけ…ほんのちょっとだけ家空けてただけなのに…。なぜ…? なんで…? ホワイ…?)」
(新)「いやぁ、さっきの人一体なんだったんでしょうね?」
その時、万事屋の玄関の扉が開いて、アイツらが出てきた。
(神)「なんか金ちゃんと雰囲気似てなかったアルか?」
(金)「そうか? 俺の頭はあんなにねじ曲がっちゃいねーぞ」
(新)「そうですよね。金さんは髪も性格も、生まれついての天然ストレートですもんね」
そして仲睦まじく笑う三人。
(あ)「………」
(神)「ん? どうしたアルか? 音莉」
(あ)「えっ!? あ…ううん。何でもないよ」
(金)「まさか音莉、お前…さっきの男に惚れたなんて言うんじゃねーだろうな?」
(あ)「そ、そんなワケないじゃないですか! わ、私はこれまでもこれからも、その…き、金さん一筋だから…///」
(金)「…フッ、冗談だ。そんなもんとっくに知ってるさ」
(あ)「………////」
野郎が音莉の頭に手を乗っけ、音莉が顔を赤くする。
(銀)「(どうして主人公の玉座が…音莉の彼氏が……銀の玉から金の玉に変わってるぅぅぅぅぅ!?)」
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