第百三十話(バラガキ篇)
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~no side~
(土)「佐々木鉄之助?」
真選組屯所にて。
道場の片隅に座り込んで携帯電話をいじっている、サングラスにバンダナというどっからどう見ても不良にしか見えない男を見て、土方が尋ねる。
(近)「ああ。幕臣のうちでもエリートばかり排出している名門佐々木家のご子息だ。だがどうした事か、彼だけは職につかず悪さばかりしている穀潰しらしくてな。手がつけられないと、うチで預かる事になった」
(沖)「要するに、世間体を気にした親に見捨てられた落ちこぼれのボンボンですか」
(土)「近藤さん、ここは更生施設じゃねーんだぜ? 預けんなら同じ警察でも見廻組に預けんのが筋だろ。家柄も才能もより揃ったエリート警察だって聞いたぜ? 確かあそこの頭も佐々木何某(なにがし)とか言わなかったか?」
(沖)「そういう所たらい回しになって、最終的にここに落ちついたんでしょ? いいですよ。俺の一番隊で預かります。前線に立たせて即殉職させてやりまさァ」
(近)「いやいや、何かあったら上に何を言われるか…」
(土)「じゃあ雑用係でもやらせるか」
(近)「いやぁ、それも角が立つし…。おっ…そう言えばトシ、お前雑務が増えたから小姓が欲しいとか言ってなかったっけ?」
(土)「えっ…ええ…?」
近藤の言葉に、土方は面倒な事になりそうだという表情を浮かべた。
(土)「佐々木鉄之助?」
真選組屯所にて。
道場の片隅に座り込んで携帯電話をいじっている、サングラスにバンダナというどっからどう見ても不良にしか見えない男を見て、土方が尋ねる。
(近)「ああ。幕臣のうちでもエリートばかり排出している名門佐々木家のご子息だ。だがどうした事か、彼だけは職につかず悪さばかりしている穀潰しらしくてな。手がつけられないと、うチで預かる事になった」
(沖)「要するに、世間体を気にした親に見捨てられた落ちこぼれのボンボンですか」
(土)「近藤さん、ここは更生施設じゃねーんだぜ? 預けんなら同じ警察でも見廻組に預けんのが筋だろ。家柄も才能もより揃ったエリート警察だって聞いたぜ? 確かあそこの頭も佐々木何某(なにがし)とか言わなかったか?」
(沖)「そういう所たらい回しになって、最終的にここに落ちついたんでしょ? いいですよ。俺の一番隊で預かります。前線に立たせて即殉職させてやりまさァ」
(近)「いやいや、何かあったら上に何を言われるか…」
(土)「じゃあ雑用係でもやらせるか」
(近)「いやぁ、それも角が立つし…。おっ…そう言えばトシ、お前雑務が増えたから小姓が欲しいとか言ってなかったっけ?」
(土)「えっ…ええ…?」
近藤の言葉に、土方は面倒な事になりそうだという表情を浮かべた。
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