かぶき町四天王篇おまけ
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(※注:主人公、銀時、一切出てきませんが、この先のお話で必要になる展開なので、おまけとして。)
~no side~
「うっふっふっふ…あっはっはっは……」
宇宙に浮かぶ一艘の船。その船の一角にある牢の中から、不気味な笑い声が響く。そう、それは…
(華)「うっふっふっふ…」
…地面にお椀を擦りつけながら不気味に笑う、元の美しい面影はどこにもなくなってしまった…汚れた服を着てみすぼらしくなり廃人と化した華陀であった。
(華)「ちょうかはんか…?」
とその時…
(?)「じゃあ、丁」
牢屋の前に現れた人物がそう告げると、華陀はお椀をあげる。そこに入っていたのは、一本のネジと一個のナット。
(華)「うっふっふ…はんじゃ」
するとその男が華陀の前でしゃがみ込む。そう、その男とは…
(威)「ありゃりゃ、負けちった」
…神威であった。
(阿)「嘆かわしいねェ。春雨第四師団団長と言えば、かつては"宇宙(やみ)に咲く一輪の花"なんぞと呼ばれていたもんだが、派閥争いで居場所を失い、組織の金持ち逃げして、どこに姿消しちまったのかと思ってたら、まさかこんな姿でご帰還とはねェ」
廃人となった華陀を見て、阿伏兎が呟くようにそう言う。
(威)「ホントだねェ。まさか阿伏兎の好みがこういう女狐だったなんて…。どう考えてもあの歌姫ちゃんの方がいいと思うけどなぁ、俺は」
(阿)「クッ…ガキにゃあ解るまい。世の中なんでも手の平サイズ。コンパクト時代になっちまったがねェ、女だけは手に持て余す位が丁度いいんだ」
(威)「DS位?」
(阿)「いいや、メガドライブ位だ」
(威)「成程。道理で今まで探し回っても見つからないワケだ。なんせ阿伏兎お気に入りのメガドライブだもんね。でも残念ながら地球(あっち)にも彼女の居場所はなかったみたいだね。博打が過ぎたね、彼女も。…お前も」
最後に神威は阿伏兎の方を見てそう言うと、そのまま阿伏兎の横を通り過ぎて行く。
(阿)「オイ! 妙な勘ぐりはやめろ! どっかのバカ団長じゃねーんだ。仕事にそんな私情を持ちこんでたまるか」
(威)「はいはい」
(阿)「そもそもコイツはツラも名も変えて地球に逃げてたんだぞ? んなもん解るワケ…」
(威)「はいはい」
(阿)「大体俺セガ派じゃなくて任天堂派だし? ねェ、聞いてる!?」
そう言いながら神威の後を歩く阿伏兎。
(威)「まァいいさ。辰羅の連中お得意の集団戦術とやらとやり合ってみたかったけど、所詮サシじゃ夜兎に遠く及ばない雑兵集団。勝敗結果は見えてるもんね。そんな事より、またアイツらに手柄とられちゃったね。そろそろホントにお礼しにいかなきゃいけないかな…」
そして神威は今すれ違った人を…後ろを向いてその人物の方を見る。
その人物は左目に包帯を巻いており…
(高)「………」
(威)「…侍に」
互いに…高杉と睨みあいながら、神威はそう言った。
~no side~
「うっふっふっふ…あっはっはっは……」
宇宙に浮かぶ一艘の船。その船の一角にある牢の中から、不気味な笑い声が響く。そう、それは…
(華)「うっふっふっふ…」
…地面にお椀を擦りつけながら不気味に笑う、元の美しい面影はどこにもなくなってしまった…汚れた服を着てみすぼらしくなり廃人と化した華陀であった。
(華)「ちょうかはんか…?」
とその時…
(?)「じゃあ、丁」
牢屋の前に現れた人物がそう告げると、華陀はお椀をあげる。そこに入っていたのは、一本のネジと一個のナット。
(華)「うっふっふ…はんじゃ」
するとその男が華陀の前でしゃがみ込む。そう、その男とは…
(威)「ありゃりゃ、負けちった」
…神威であった。
(阿)「嘆かわしいねェ。春雨第四師団団長と言えば、かつては"宇宙(やみ)に咲く一輪の花"なんぞと呼ばれていたもんだが、派閥争いで居場所を失い、組織の金持ち逃げして、どこに姿消しちまったのかと思ってたら、まさかこんな姿でご帰還とはねェ」
廃人となった華陀を見て、阿伏兎が呟くようにそう言う。
(威)「ホントだねェ。まさか阿伏兎の好みがこういう女狐だったなんて…。どう考えてもあの歌姫ちゃんの方がいいと思うけどなぁ、俺は」
(阿)「クッ…ガキにゃあ解るまい。世の中なんでも手の平サイズ。コンパクト時代になっちまったがねェ、女だけは手に持て余す位が丁度いいんだ」
(威)「DS位?」
(阿)「いいや、メガドライブ位だ」
(威)「成程。道理で今まで探し回っても見つからないワケだ。なんせ阿伏兎お気に入りのメガドライブだもんね。でも残念ながら地球(あっち)にも彼女の居場所はなかったみたいだね。博打が過ぎたね、彼女も。…お前も」
最後に神威は阿伏兎の方を見てそう言うと、そのまま阿伏兎の横を通り過ぎて行く。
(阿)「オイ! 妙な勘ぐりはやめろ! どっかのバカ団長じゃねーんだ。仕事にそんな私情を持ちこんでたまるか」
(威)「はいはい」
(阿)「そもそもコイツはツラも名も変えて地球に逃げてたんだぞ? んなもん解るワケ…」
(威)「はいはい」
(阿)「大体俺セガ派じゃなくて任天堂派だし? ねェ、聞いてる!?」
そう言いながら神威の後を歩く阿伏兎。
(威)「まァいいさ。辰羅の連中お得意の集団戦術とやらとやり合ってみたかったけど、所詮サシじゃ夜兎に遠く及ばない雑兵集団。勝敗結果は見えてるもんね。そんな事より、またアイツらに手柄とられちゃったね。そろそろホントにお礼しにいかなきゃいけないかな…」
そして神威は今すれ違った人を…後ろを向いてその人物の方を見る。
その人物は左目に包帯を巻いており…
(高)「………」
(威)「…侍に」
互いに…高杉と睨みあいながら、神威はそう言った。
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