第百十話
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とある日の夜。スナックお登勢にて。
(登)「どうもできたらしいよ」
(あ)「できたって…何がですか? イボがですか?」
(登)「違うよ。そうじゃなくて、できたみたいなんだよ………男が」
(あ)「男って…お登勢さん、男の子妊娠したんですか!?」
(登)「いや、だから違うって…」
(銀)「音莉、ボケ倒すのはそのへんにしとけ」
(あ)「ボケるって…別にボケてるつもりはないんですが……」
(登)「だからそうじゃなくて…最近キャサリンの様子がおかしいと思ってたらそういう事らしくてね」
(銀)「で、何の罰ゲームなの? それ」
(登)「ウチの常連なんだけどさ、前から妙に仲いいとは思ってたんだよ」
(銀)「いやだから、罰ゲームでしょ? あり得ないでしょ、あんな性悪女口説く男なんて。あんなもん、完全に神様が悪ふざけで作った産物だからね。猫と団地妻のパーツが余ったから、適当に組み合わせて孫にやったけど、久しぶりに孫に会いに来たら、飼ってるポチの噛みつき用になってたみたいなヤツだからね」
(あ)「いや、神様に孫とかいるんですか…?」
(た)「でもキャサリンさん、最近キレイになったと思いませんか?」
(銀)「何が? 猫と団地妻の接合部分? バリとってパテでちゃんとかためてるからね? 神様が」
(た)「私のデータでは『恋する乙女は美しくなる』とあります」
(銀)「何? それ。んなもん言う方がお世辞に決まってんだろ? あ、いや…ここに例外はいるが…」
そう言って銀さんは私の肩に手を置く。
(あ)「…へっ?」
(銀)「コイツ元々カワイイくせに銀さんに恋しちゃってるから余計にカワイくなっちゃってさ…。もうホント銀さん毎日心臓バックバクだから。あの団地妻にこのカワイさと美しさおすそ分けしても、コイツのカワイさ全然減らねーから」
(あ)「いや、言ってる意味よく解んないんですが…///」
(た)「溜息混じりの頬に手を伸ばしたくなるんじゃありませんか?」
(銀)「いい加減にしとけよ。ホント女ってババアになってもロボになってもそういう話好きな」
(た)「私の恋バナフォルダは10ヨッタバイトあります」
(銀)「デカすぎだろ!!」
(た)「そのうちのほとんどが銀時様が話してくださる音莉様との事ばかりです」
(あ)「はい!?」
(た)「例えば『俺の音莉はちょっと耳触っただけで反応してくれる』とか、『音莉がちょっと甘えてきてくれただけで俺は死ねる』とか、『音莉との夜は弄り倒し甲斐があって楽しい…」
(あ)「ちょっと! たまさんになんて事言ってるんですか!///」
(銀)「あー、たま。それは恋バナじゃなくて惚気だ。そういうのは全部惚気フォルダに移動させといてくれ」
(た)「了解しました。システム領域に新しく10ヨッタバイトの惚気フォルダを作成」
(あ)「だから容量大きすぎるってば!」
(銀)「あとな、ザクはどんなに化粧(パテ)塗りたくってもガンダムにはなれねーんだよ。データ書き直しとけ」
無造作にナッツを食べながらそう言う銀さん。
(た)「了解しました。銀時様はどう足掻いても水島ヒロにはなれない。佐藤蛾次郎止まりなのですね?」
(銀)「何? その血も涙もない天パーカースト」
とその時…
(キ)「タダイマ帰リマシタ」
キャサリンさんの声が聞こえたと共に、扉が開いた。
(銀)「ホラホラ、ザクの帰還だよ。メカニックさん、メンテナンスしてあげて」
(キ)「スイマセン、遅クナッチャッテ」
(あ)「何かあったんですか?」
だが扉を閉めて振り返ったキャサリンさんを見て、私と銀さんはビックリ。なんと…
(キ)「イエ、チョットそこデ大荷物を抱エたご老人がいたもので…給料から差し引いといてください」
…少女漫画のような目をした…いつものガサツなキャサリンさんからは考えられない、とても清楚そうな黒髪美人のキャサリンさんがそこに立っていたのだ。
(銀&あ)「「………」」
私は思わず手にしていたコップを落としそうになり、銀さんもコップを傾けてお酒が零れている事にも気づかない位、顔に陰を作りながらキャサリンさんを見ている。
そして銀さんの持っているコップにヒビが入り…
(銀)「って! ガンダムZZZ帰還してきたァァァァァァァァァァ!!」
(た)「だから言ったじゃありませんか」
(銀)「『言ったじゃありませんか』じゃねーだろ!? 骨格から丸々別人になってるだろーが! 作監の個性どころじゃねェ。キャラデ一から起こしてるよ」
(あ)「ス…スゴイ……ホントに恋だけでこんなにキレイになれるなんて……」
(銀)「それはお前もだけどな!」
(キ)「アラ銀時さん、音莉さん、いらしてたんですか? ゆっくりしてってくださいね」
(銀)「しかも性格までニュータイプになってんぞ!?」
(あ)「いつもなら駄作者がセリフ全部カタカナに変換するのメンド臭いなんて嘆いているのに…今回はカタコトじゃなくなってる!」
(銀)「恋する乙女は変わるどころの騒ぎじゃねーぞ!?」
(キ)「えっ? 恋って…ひょっとして全部バレちゃってます?///」
そう言いながら頬に手を添えて顔を赤らめるキャサリンさん。
(キ)「やだ、恥ずかしい! ゴメンなさい。ちゃんと話がまとまったら報告するつもりだったんです」
(登)「話がまとまる? …キャサリン、アンタ……」
(あ)「しかも薬指…」
なんとキャサリンさんの左手の薬指にはキラリと輝く指輪が…。
(キ)「お登勢さん、私…結婚を前提にお付き合いする事になりました」
(登)「どうもできたらしいよ」
(あ)「できたって…何がですか? イボがですか?」
(登)「違うよ。そうじゃなくて、できたみたいなんだよ………男が」
(あ)「男って…お登勢さん、男の子妊娠したんですか!?」
(登)「いや、だから違うって…」
(銀)「音莉、ボケ倒すのはそのへんにしとけ」
(あ)「ボケるって…別にボケてるつもりはないんですが……」
(登)「だからそうじゃなくて…最近キャサリンの様子がおかしいと思ってたらそういう事らしくてね」
(銀)「で、何の罰ゲームなの? それ」
(登)「ウチの常連なんだけどさ、前から妙に仲いいとは思ってたんだよ」
(銀)「いやだから、罰ゲームでしょ? あり得ないでしょ、あんな性悪女口説く男なんて。あんなもん、完全に神様が悪ふざけで作った産物だからね。猫と団地妻のパーツが余ったから、適当に組み合わせて孫にやったけど、久しぶりに孫に会いに来たら、飼ってるポチの噛みつき用になってたみたいなヤツだからね」
(あ)「いや、神様に孫とかいるんですか…?」
(た)「でもキャサリンさん、最近キレイになったと思いませんか?」
(銀)「何が? 猫と団地妻の接合部分? バリとってパテでちゃんとかためてるからね? 神様が」
(た)「私のデータでは『恋する乙女は美しくなる』とあります」
(銀)「何? それ。んなもん言う方がお世辞に決まってんだろ? あ、いや…ここに例外はいるが…」
そう言って銀さんは私の肩に手を置く。
(あ)「…へっ?」
(銀)「コイツ元々カワイイくせに銀さんに恋しちゃってるから余計にカワイくなっちゃってさ…。もうホント銀さん毎日心臓バックバクだから。あの団地妻にこのカワイさと美しさおすそ分けしても、コイツのカワイさ全然減らねーから」
(あ)「いや、言ってる意味よく解んないんですが…///」
(た)「溜息混じりの頬に手を伸ばしたくなるんじゃありませんか?」
(銀)「いい加減にしとけよ。ホント女ってババアになってもロボになってもそういう話好きな」
(た)「私の恋バナフォルダは10ヨッタバイトあります」
(銀)「デカすぎだろ!!」
(た)「そのうちのほとんどが銀時様が話してくださる音莉様との事ばかりです」
(あ)「はい!?」
(た)「例えば『俺の音莉はちょっと耳触っただけで反応してくれる』とか、『音莉がちょっと甘えてきてくれただけで俺は死ねる』とか、『音莉との夜は弄り倒し甲斐があって楽しい…」
(あ)「ちょっと! たまさんになんて事言ってるんですか!///」
(銀)「あー、たま。それは恋バナじゃなくて惚気だ。そういうのは全部惚気フォルダに移動させといてくれ」
(た)「了解しました。システム領域に新しく10ヨッタバイトの惚気フォルダを作成」
(あ)「だから容量大きすぎるってば!」
(銀)「あとな、ザクはどんなに化粧(パテ)塗りたくってもガンダムにはなれねーんだよ。データ書き直しとけ」
無造作にナッツを食べながらそう言う銀さん。
(た)「了解しました。銀時様はどう足掻いても水島ヒロにはなれない。佐藤蛾次郎止まりなのですね?」
(銀)「何? その血も涙もない天パーカースト」
とその時…
(キ)「タダイマ帰リマシタ」
キャサリンさんの声が聞こえたと共に、扉が開いた。
(銀)「ホラホラ、ザクの帰還だよ。メカニックさん、メンテナンスしてあげて」
(キ)「スイマセン、遅クナッチャッテ」
(あ)「何かあったんですか?」
だが扉を閉めて振り返ったキャサリンさんを見て、私と銀さんはビックリ。なんと…
(キ)「イエ、チョットそこデ大荷物を抱エたご老人がいたもので…給料から差し引いといてください」
…少女漫画のような目をした…いつものガサツなキャサリンさんからは考えられない、とても清楚そうな黒髪美人のキャサリンさんがそこに立っていたのだ。
(銀&あ)「「………」」
私は思わず手にしていたコップを落としそうになり、銀さんもコップを傾けてお酒が零れている事にも気づかない位、顔に陰を作りながらキャサリンさんを見ている。
そして銀さんの持っているコップにヒビが入り…
(銀)「って! ガンダムZZZ帰還してきたァァァァァァァァァァ!!」
(た)「だから言ったじゃありませんか」
(銀)「『言ったじゃありませんか』じゃねーだろ!? 骨格から丸々別人になってるだろーが! 作監の個性どころじゃねェ。キャラデ一から起こしてるよ」
(あ)「ス…スゴイ……ホントに恋だけでこんなにキレイになれるなんて……」
(銀)「それはお前もだけどな!」
(キ)「アラ銀時さん、音莉さん、いらしてたんですか? ゆっくりしてってくださいね」
(銀)「しかも性格までニュータイプになってんぞ!?」
(あ)「いつもなら駄作者がセリフ全部カタカナに変換するのメンド臭いなんて嘆いているのに…今回はカタコトじゃなくなってる!」
(銀)「恋する乙女は変わるどころの騒ぎじゃねーぞ!?」
(キ)「えっ? 恋って…ひょっとして全部バレちゃってます?///」
そう言いながら頬に手を添えて顔を赤らめるキャサリンさん。
(キ)「やだ、恥ずかしい! ゴメンなさい。ちゃんと話がまとまったら報告するつもりだったんです」
(登)「話がまとまる? …キャサリン、アンタ……」
(あ)「しかも薬指…」
なんとキャサリンさんの左手の薬指にはキラリと輝く指輪が…。
(キ)「お登勢さん、私…結婚を前提にお付き合いする事になりました」
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