第七十九話
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とある晴れた日の事。
私と銀さんは散歩がてら公園に来ていた。
すると…
(あ)「あ、アレは…」
(銀)「長谷川さん?」
長谷川さんが誰かと公衆電話で話しているのが見えた。
気になった私達はその横にあったベンチに座ってその話を盗み聞きする。
(ハ)『そう。じゃあ仕事はアレだけど元気にはやってるのね?』
声からして、電話の相手はどうやら長谷川さんの奥さん…ハツさんらしい。
(長)「ああ、まーな。いや、でも前の仕事の貯金もあるし、全然生活の方は大丈夫だから。心配ないから」
(ハ)『また見栄張って…。困ったらちゃんと相談してよね? 大丈夫?』
(長)「ぜ、全然だよ。わりかし良い部屋に住んでるし、かなりオシャレな生活してるよ」
(ハ)『まあホント? じゃあ今度掃除がてらに見に行こうかしら?』
(長)「いや、いいよいいよ! そんな、掃除なんていいよ!」
(ハ)『どうせアナタの事だから、また部屋中ゴミだらけなんでしょ?』
(長)「いや、いいって! そんなの悪いしさ!」
(ハ)『なーに? 私に見られたら困るものでもあるの?』
(長)「そんなんじゃねーよ。全然キレイにしてるし! 全然大丈夫だし」
(ハ)『アラ、それは楽しみ。それじゃあ週末ね』
(長)「あー、ちょっと待って待って!」
だが長谷川さんが叫ぶも、そのまま電話は切れてしまった。
(長)「はぁ…」
(銀)「オイオイ、妬かせるねェ…」
(長)「………! 銀さん!? それに嬢ちゃんも…」
(あ)「こんにちは、長谷川さん」
(銀)「私掃除に行きたいってか? そのまんま居座っちゃうつもりじゃねーの? 奥さん。そろそろやり直していい頃じゃねーの? 一緒に住んじゃえば? その…素敵な家に」
(あ)「いや、アレ家っていうか…」
そう…長谷川さんは、その家と言う名のダンボール箱の中に入りながら電話をしていたのだった。
私と銀さんは散歩がてら公園に来ていた。
すると…
(あ)「あ、アレは…」
(銀)「長谷川さん?」
長谷川さんが誰かと公衆電話で話しているのが見えた。
気になった私達はその横にあったベンチに座ってその話を盗み聞きする。
(ハ)『そう。じゃあ仕事はアレだけど元気にはやってるのね?』
声からして、電話の相手はどうやら長谷川さんの奥さん…ハツさんらしい。
(長)「ああ、まーな。いや、でも前の仕事の貯金もあるし、全然生活の方は大丈夫だから。心配ないから」
(ハ)『また見栄張って…。困ったらちゃんと相談してよね? 大丈夫?』
(長)「ぜ、全然だよ。わりかし良い部屋に住んでるし、かなりオシャレな生活してるよ」
(ハ)『まあホント? じゃあ今度掃除がてらに見に行こうかしら?』
(長)「いや、いいよいいよ! そんな、掃除なんていいよ!」
(ハ)『どうせアナタの事だから、また部屋中ゴミだらけなんでしょ?』
(長)「いや、いいって! そんなの悪いしさ!」
(ハ)『なーに? 私に見られたら困るものでもあるの?』
(長)「そんなんじゃねーよ。全然キレイにしてるし! 全然大丈夫だし」
(ハ)『アラ、それは楽しみ。それじゃあ週末ね』
(長)「あー、ちょっと待って待って!」
だが長谷川さんが叫ぶも、そのまま電話は切れてしまった。
(長)「はぁ…」
(銀)「オイオイ、妬かせるねェ…」
(長)「………! 銀さん!? それに嬢ちゃんも…」
(あ)「こんにちは、長谷川さん」
(銀)「私掃除に行きたいってか? そのまんま居座っちゃうつもりじゃねーの? 奥さん。そろそろやり直していい頃じゃねーの? 一緒に住んじゃえば? その…素敵な家に」
(あ)「いや、アレ家っていうか…」
そう…長谷川さんは、その家と言う名のダンボール箱の中に入りながら電話をしていたのだった。
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