第百五話
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(神)「いっただきますヨ~」
そう言ってお茶碗山もりのご飯に卵をかけ、口の中にかき込む神楽ちゃん。
そう…これが今日の私達の朝ごはんであった。
(神)「んー! この一杯の為に生きてるネ!」
そう言って再び美味しそうに食べる神楽ちゃん。
だがそんな神楽ちゃんとは対照的に、卵かけご飯を見ながらげんなりした顔をしている銀さん。
(神)「はぁ、おかわりおかわり」
(銀)「ねェねェ、神楽ちゃーん。今日で何日目だろう、卵かけご飯」
(神)「知らないアル。過去は振り返らない。終わった恋は引きずらないのが私の生き方アル」
(銀)「過去はいいから三角コーナー見て来いよ。お前が捨ててきた男の残骸でいっぱいだよ」
(あ)「いや、ただの卵の殻ですけど…」
(銀)「もうずーっと卵かけご飯。音莉が突き指してお前が飯当番になってからずーっと卵かけご飯」
(あ)「ス、スイマセン…」
というのも実は数日前、重たい荷物が届いた際にそれを玄関からリビングに運びこもうとしたんだけど、あまりの重さに途中で腕ごと地面に引っ張られてしまい、右手の人差し指を荷物と床の間に挟んで突き指してしまったのだ。
(銀)「もう三日目位から卵かけご飯っていうか卵かけられご飯になってんだけど、気分的には。今朝に至ってはもう…『ああ! 卵が…卵がこっちにくるよ、ご飯!』だよ? 最早」
(神)「美味しいから別にいいじゃん。幾らでも入るアル」
(銀)「お前はな。頭毎日毎日リセットしてるから。毎日セーブデータ消えてるから。アリアハンからやり直してるから。でもな、男は引きずるんだよ。アッサラームでパフパフしてる時もお母さんの顔とかチラついてんだよ?」
(あ)「いや、なんの話ですか?」
(銀)「『母さんゴメンなさい。僕は全然世界なんか救ってないワケで…』、アリアハンの国から…的なナレーションが流れてんの!」
(あ)「いや、だからなんの話ですか?」
(銀)「もういい加減にしようぜ。いい加減バラモス退治しに行こうぜ? 勇者も巣立つ時がきたんだよ。卵からかえる時がきたんだ」
(あ)「いや、いい加減にするのアンタだから」
だが神楽ちゃんは銀さんの方など見向きもせず、ただひたすらに卵かけご飯を食べていた。
そう言ってお茶碗山もりのご飯に卵をかけ、口の中にかき込む神楽ちゃん。
そう…これが今日の私達の朝ごはんであった。
(神)「んー! この一杯の為に生きてるネ!」
そう言って再び美味しそうに食べる神楽ちゃん。
だがそんな神楽ちゃんとは対照的に、卵かけご飯を見ながらげんなりした顔をしている銀さん。
(神)「はぁ、おかわりおかわり」
(銀)「ねェねェ、神楽ちゃーん。今日で何日目だろう、卵かけご飯」
(神)「知らないアル。過去は振り返らない。終わった恋は引きずらないのが私の生き方アル」
(銀)「過去はいいから三角コーナー見て来いよ。お前が捨ててきた男の残骸でいっぱいだよ」
(あ)「いや、ただの卵の殻ですけど…」
(銀)「もうずーっと卵かけご飯。音莉が突き指してお前が飯当番になってからずーっと卵かけご飯」
(あ)「ス、スイマセン…」
というのも実は数日前、重たい荷物が届いた際にそれを玄関からリビングに運びこもうとしたんだけど、あまりの重さに途中で腕ごと地面に引っ張られてしまい、右手の人差し指を荷物と床の間に挟んで突き指してしまったのだ。
(銀)「もう三日目位から卵かけご飯っていうか卵かけられご飯になってんだけど、気分的には。今朝に至ってはもう…『ああ! 卵が…卵がこっちにくるよ、ご飯!』だよ? 最早」
(神)「美味しいから別にいいじゃん。幾らでも入るアル」
(銀)「お前はな。頭毎日毎日リセットしてるから。毎日セーブデータ消えてるから。アリアハンからやり直してるから。でもな、男は引きずるんだよ。アッサラームでパフパフしてる時もお母さんの顔とかチラついてんだよ?」
(あ)「いや、なんの話ですか?」
(銀)「『母さんゴメンなさい。僕は全然世界なんか救ってないワケで…』、アリアハンの国から…的なナレーションが流れてんの!」
(あ)「いや、だからなんの話ですか?」
(銀)「もういい加減にしようぜ。いい加減バラモス退治しに行こうぜ? 勇者も巣立つ時がきたんだよ。卵からかえる時がきたんだ」
(あ)「いや、いい加減にするのアンタだから」
だが神楽ちゃんは銀さんの方など見向きもせず、ただひたすらに卵かけご飯を食べていた。
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