第九十九話
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~総悟side~
世の中には死亡フラグというものが存在する。死を匂わせるセリフ、状況(シチュエーション)を指したもので、「俺の代わりに金魚に餌をやっといてくれないか」などというセリフがそれにあたる。フラグが立った後、まもなく男は敵組織に決死の戦いを挑み、命を落とし、女は泣きながら金魚にエサをやる事になる。
これなどは解りやすい例で、他のシチュエーションとしては、悪い奴が良い奴になると危ない…というものもある。今迄の悪行を悔い改め、真っ当な道を歩み出した男…。
仕事帰りにガラにもなくケーキ屋なんぞに立ち寄り…
(沖)「いっけね、マヨネーズをトッピングしてもらうのを忘れた」
…なんて言い出したらいよいよ死は近い。
……なんて事を思いながら、ケーキの入った箱を片手に屯所に戻ろうとしたその時……
ドンッ!
グサッ!
(沖)「っ……!」
女がぶつかってきたと同時に、俺の腹に何かが刺さった。
折角買ったケーキの箱が地面に落ち、大量の血が地面に垂れる。
(?)「真選組一番隊隊長、沖田総悟。父上の仇、しかととらせていただきました」
その腹に刺さったもの…小刀を見てから手に付着した自分の血を見た後に後ろを振り返ると、さっきの女がこちらを向いてハッキリとそう言った。
…誰それの恨みなのか……そんな事は問いただす気にもなれない。それを問うには、男はあまりにも多くの人を傷つけてきたから。例え改心しようと、その罪は消えない。俺だけ幸せになろうなんざ、ムシのいい話だったんだ。
男は自嘲じみた笑みを浮かべると、静かに地面に倒れていった。そして…
(沖)「とおっ!」
倒れる寸前で地面に手をついた男は、女の首を足でクリンチし…
ドンッ!
(?)「ふごっ!」
女は地面に叩きつけられたのであった。さらにケツで女の頭を地面にこすりつける。
……ラッキーな事に男は死ななかった。
(沖)「オイ、どうしてくれるんでィ。ケーキがメチャクチャじゃねーか。折角タバスコブチ込んで土方(バカ)共に食わせてやろうと思ったのに…」
俺は小刀を抜くと、ナイフが刺さっていた場所…腹に隠し持っていたタバスコの瓶を取り出す。
何故俺が死ななかったかって…? 何故なら俺は…最初から良い奴だったからだ。
世の中には死亡フラグというものが存在する。死を匂わせるセリフ、状況(シチュエーション)を指したもので、「俺の代わりに金魚に餌をやっといてくれないか」などというセリフがそれにあたる。フラグが立った後、まもなく男は敵組織に決死の戦いを挑み、命を落とし、女は泣きながら金魚にエサをやる事になる。
これなどは解りやすい例で、他のシチュエーションとしては、悪い奴が良い奴になると危ない…というものもある。今迄の悪行を悔い改め、真っ当な道を歩み出した男…。
仕事帰りにガラにもなくケーキ屋なんぞに立ち寄り…
(沖)「いっけね、マヨネーズをトッピングしてもらうのを忘れた」
…なんて言い出したらいよいよ死は近い。
……なんて事を思いながら、ケーキの入った箱を片手に屯所に戻ろうとしたその時……
ドンッ!
グサッ!
(沖)「っ……!」
女がぶつかってきたと同時に、俺の腹に何かが刺さった。
折角買ったケーキの箱が地面に落ち、大量の血が地面に垂れる。
(?)「真選組一番隊隊長、沖田総悟。父上の仇、しかととらせていただきました」
その腹に刺さったもの…小刀を見てから手に付着した自分の血を見た後に後ろを振り返ると、さっきの女がこちらを向いてハッキリとそう言った。
…誰それの恨みなのか……そんな事は問いただす気にもなれない。それを問うには、男はあまりにも多くの人を傷つけてきたから。例え改心しようと、その罪は消えない。俺だけ幸せになろうなんざ、ムシのいい話だったんだ。
男は自嘲じみた笑みを浮かべると、静かに地面に倒れていった。そして…
(沖)「とおっ!」
倒れる寸前で地面に手をついた男は、女の首を足でクリンチし…
ドンッ!
(?)「ふごっ!」
女は地面に叩きつけられたのであった。さらにケツで女の頭を地面にこすりつける。
……ラッキーな事に男は死ななかった。
(沖)「オイ、どうしてくれるんでィ。ケーキがメチャクチャじゃねーか。折角タバスコブチ込んで土方(バカ)共に食わせてやろうと思ったのに…」
俺は小刀を抜くと、ナイフが刺さっていた場所…腹に隠し持っていたタバスコの瓶を取り出す。
何故俺が死ななかったかって…? 何故なら俺は…最初から良い奴だったからだ。
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