第八十七話
NameChange
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
~銀時side~
ドン、ドン…ドンドンドン…ドンドンドンドン…
(銀)「ん…」
気持ちよく眠っていた俺は、部屋の襖を叩く音で目を覚ました。
(あ)「すー…すー……」
俺の隣には幸せそうに眠る音莉。カゼ気味で寒気がするから一緒寝てほしいと言うので、今日は同じ布団で寝ていたのだ。
どうも季節の変わり目は他人以上に弱いらしい。もしかしたら本当に天人で、その体質が故なのかもしれない。まァ天人だろうとなんだろうとそんなの関係ねーし、俺が音莉の事を何よりも愛してる事には変わりねーがな。
そんな事を思いつつ少し身体を起こすと、襖が細く開いた。
(銀)「なんだよ…」
そしてそこに立っていたのは…
(神)「………」
(銀)「………」
目を〈●〉〈●〉な感じで瞳孔が開きって充血させている神楽が立っていた。
(銀)「…何?」
(神)「眠れないアル」
(銀)「…あっそ。夜更かしもほどほどにな。明日仕事あんだから」
そう言うと、俺は再び音莉を自分の方に引き寄せて目を瞑る。
ドン、ドン!
(銀)「あー、もう…」
しつこいその音に、俺は再び起き上がった。
(神)「………」
(銀)「…あんだよ」
(神)「眠れないアル」
(銀)「それさっき聞いた。眠れないなら眠くなるまで寝なきゃいいだろ? うるせーな。俺と音莉のラブラブタイムを邪魔すんじゃねーよ」
そう言って俺は再び目を瞑る。
ドンドンドン…!
(銀)「頼むから寝かせてくれよ。仕事あるっつって…」
ゴロゴロゴロゴロ…
(神)「眠れないアルぅ~~~~」
(銀)「オイ、ちょ、何してんだ、てめェ!」
なんと、神楽が俺の布団の上で転がりだしたのだ。
(神)「全然全くまんじりとも眠れないアル」
(銀)「知らねーよ! 嫌がらせしてんじゃねーよ!」
ゴンッ!
神楽が転がりすぎて、壁にぶつかった。
(銀&神)「「………」」
(あ)「ん……銀さん…? ケホッ、ケホッ……」
その騒ぎに音莉が起きてしまった。すると…
(神)「寝かせろよ、私を」
(あ)「うわあああああああ!」
音莉が驚きのあまり飛び上がった。
そりゃビックリするだろうよ。イキナリ振り向いたら瞳孔開いた神楽が目の下に隈作っているんだから。ホラーだよ? コレある意味。
(神)「お前の持ってる力全てで私を眠らせてみろヨ」
(銀)「勝手に寝ろよ! それが人にものを頼む態度か!」
(あ)「神楽ちゃん…眠れないの?」
(銀)「…ったく、付き合ってられっか。音莉もほっとけ。お前、ちょっと身体熱くなってんぞ? 熱あるんじゃねーか? そんなんじゃ明日に差し支えっちまうからさっさと寝てしまえ」
(あ)「は、はい…」
俺は再び音莉と共に布団に潜る。
(神)「その布団寝やすそうアルな。…代われよ」
(銀)「あ?」
(神)「私がそれで寝るから、音莉残してお前は押し入れで寝ろ」
(銀)「いちゃもんつけてんじゃねーよ。布団なんてどれも同じだろうが。あんな狭い所で俺が寝られるか! あと音莉は俺のモンだ!」
(神)「いいからどけヨ」
バコッ!
(銀)「うおあああああああああああああ!」
神楽が俺だけ布団から蹴り飛ばした。
そして音莉の横に神楽が寝る。
(あ)「か、神楽ちゃん? ケホッ…」
(神)「あー、なんか寝られる気がするネ。これだったらイケる気がする。音莉が横にいてくれたら安心して眠れるアル…」
(銀)「永遠に眠り続けろ、クソガキ」
そして俺は仕方なく別の布団を引っ張りだしてくる。
(銀)「…ったくよォ、なんだってんだ。折角珍しく俺のトコに頼みにきた音莉と眠ってたってのによォ。つーか俺冷やっこい布団嫌なんだよ」
仕方ない。とりあえず音莉は明日思う存分カワイがるとして、明日に差し支えるから寝よう。そう思って目を瞑った時…
(神)「眠れないアル」
(銀)「結局同じかよ!」
(神)「やっぱし全然ダメアル。全然眠くならないネ。枕がオッさん臭くて全然眠れなくなってきたアル」
(銀)「オメーが代われって言ったんだろーが」
(神)「そっちの布団寝やすそうアルな。代われよ、こっちと」
(銀)「キリねェっつーの!」
(あ)「うっ…ケホッ、ケホッ…。か、神楽ちゃん…まだ寝れないの?」
(神)「なんか全然眠れないからどうやって眠れるか色々考えてたアル。そしたら段々今までどうやって寝てたのか解らなくなってきたアル。寝方を忘れてしまったアル。どうやったら眠れるアル? どうやったら眠りの中に入っていけるアル?」
(銀)「とりあえず黙れ。そして目を瞑ってじっとしてろ! いつの間にか寝てるから!」
(神)「だって銀ちゃん、よくよく考えるアル。寝るって一体何アルか? 目ェ瞑っても結局私達瞼閉じてるだけで眼球は中でゴロゴロしてるアル。真っ暗だけど結局それは瞼の裏側見てるだけで眠ってるワケじゃないアル。その証拠に昼間日向で目を閉じると真っ赤アル。眼球どうすれば眠れるアルか? 真っ直ぐ瞼の裏見てればいいアルか? それとも上の方見てればいいアルか? どうすれば眼球は休んだ状態になるアルか? どうすれば…」
(銀)「やめろよォォォォォォォォ!! こっちまで眠れなくなってきただろうが!」
俺は勢いよく起き上がった。
(銀)「どうしてくれんだよ。意識してたら俺もワケ解んなくなってきちゃったじゃねーか! 上の方だっけ? 下の方だっけ? 眼球の置き場が解んねーよ!!」
(あ)「眼球はどうやって眠れるのか…。アレかな? 包丁で眼球つついたらきっと眼球も眠れるように…ケホッ、ケホッ……」
(銀)「音莉ちゃーん!? それ眼球が一生眠ったまま起きなくなっちゃうからね!?」
(神)「あと寝る時って息口でするんだっけ? 鼻でするんだっけ? 口から吸って鼻から出すんだっけ? 鼻から吸って口からだっけ?」
(あ)「アレじゃない? いっその事息しなかったら気にせず眠れるんじゃない? ケホッ…」
(銀)「だからそれは一生の眠りについちゃうから!」
(神)「手って組んだ方がいいんだっけ? 横に置くんだっけ? 布団から出すんだっけ? しまうんだっけ? 枕の位置ってどの辺だっけ? 仰向けだっけうつ伏せだっけ?」
(あ)「そんなに気になるんなら手切り落としちゃえば…」
(銀)「音莉ーーーーーー!! 何グロい事言ってんの!」
ヤベーな…音莉の風邪が悪化しているよう気がする。言動もおかしいし、顔も赤くなってきてる。これは早く寝かさねば…。
(神)「人ってどこから産まれてどこに向かっていくんだっけ? 宇宙の向こう側ってどんなになってるんだっけ? アニメはなんで儲からないんだっけ?」
(銀)「やめろよ!! あああああああああああ!! 眠れねェ!! もう全然眠れる気がしねェ!! 眠るのってこんなに難しかったっけ!? 俺達今迄こんな高度な事毎日やってたっけ!?」
(神)「眠るってなんだっけ?」
(銀)「うるさい!! そんなややこしい事考えてて眠れるワケねーだろ!? どんだけ不器用なんだよ。高倉健でももう少し上手い事やるわ!」
(あ)「眼球の位置? 息? 手の位置? 枕の位置? あは、あははは…。銀さん…私、頭がボーっとなってなんかワケ解んなく△×¥○@%&$#…」
(銀)「音莉ーーーーーーー!!しっかりしろ!!」
ドン、ドン…ドンドンドン…ドンドンドンドン…
(銀)「ん…」
気持ちよく眠っていた俺は、部屋の襖を叩く音で目を覚ました。
(あ)「すー…すー……」
俺の隣には幸せそうに眠る音莉。カゼ気味で寒気がするから一緒寝てほしいと言うので、今日は同じ布団で寝ていたのだ。
どうも季節の変わり目は他人以上に弱いらしい。もしかしたら本当に天人で、その体質が故なのかもしれない。まァ天人だろうとなんだろうとそんなの関係ねーし、俺が音莉の事を何よりも愛してる事には変わりねーがな。
そんな事を思いつつ少し身体を起こすと、襖が細く開いた。
(銀)「なんだよ…」
そしてそこに立っていたのは…
(神)「………」
(銀)「………」
目を〈●〉〈●〉な感じで瞳孔が開きって充血させている神楽が立っていた。
(銀)「…何?」
(神)「眠れないアル」
(銀)「…あっそ。夜更かしもほどほどにな。明日仕事あんだから」
そう言うと、俺は再び音莉を自分の方に引き寄せて目を瞑る。
ドン、ドン!
(銀)「あー、もう…」
しつこいその音に、俺は再び起き上がった。
(神)「………」
(銀)「…あんだよ」
(神)「眠れないアル」
(銀)「それさっき聞いた。眠れないなら眠くなるまで寝なきゃいいだろ? うるせーな。俺と音莉のラブラブタイムを邪魔すんじゃねーよ」
そう言って俺は再び目を瞑る。
ドンドンドン…!
(銀)「頼むから寝かせてくれよ。仕事あるっつって…」
ゴロゴロゴロゴロ…
(神)「眠れないアルぅ~~~~」
(銀)「オイ、ちょ、何してんだ、てめェ!」
なんと、神楽が俺の布団の上で転がりだしたのだ。
(神)「全然全くまんじりとも眠れないアル」
(銀)「知らねーよ! 嫌がらせしてんじゃねーよ!」
ゴンッ!
神楽が転がりすぎて、壁にぶつかった。
(銀&神)「「………」」
(あ)「ん……銀さん…? ケホッ、ケホッ……」
その騒ぎに音莉が起きてしまった。すると…
(神)「寝かせろよ、私を」
(あ)「うわあああああああ!」
音莉が驚きのあまり飛び上がった。
そりゃビックリするだろうよ。イキナリ振り向いたら瞳孔開いた神楽が目の下に隈作っているんだから。ホラーだよ? コレある意味。
(神)「お前の持ってる力全てで私を眠らせてみろヨ」
(銀)「勝手に寝ろよ! それが人にものを頼む態度か!」
(あ)「神楽ちゃん…眠れないの?」
(銀)「…ったく、付き合ってられっか。音莉もほっとけ。お前、ちょっと身体熱くなってんぞ? 熱あるんじゃねーか? そんなんじゃ明日に差し支えっちまうからさっさと寝てしまえ」
(あ)「は、はい…」
俺は再び音莉と共に布団に潜る。
(神)「その布団寝やすそうアルな。…代われよ」
(銀)「あ?」
(神)「私がそれで寝るから、音莉残してお前は押し入れで寝ろ」
(銀)「いちゃもんつけてんじゃねーよ。布団なんてどれも同じだろうが。あんな狭い所で俺が寝られるか! あと音莉は俺のモンだ!」
(神)「いいからどけヨ」
バコッ!
(銀)「うおあああああああああああああ!」
神楽が俺だけ布団から蹴り飛ばした。
そして音莉の横に神楽が寝る。
(あ)「か、神楽ちゃん? ケホッ…」
(神)「あー、なんか寝られる気がするネ。これだったらイケる気がする。音莉が横にいてくれたら安心して眠れるアル…」
(銀)「永遠に眠り続けろ、クソガキ」
そして俺は仕方なく別の布団を引っ張りだしてくる。
(銀)「…ったくよォ、なんだってんだ。折角珍しく俺のトコに頼みにきた音莉と眠ってたってのによォ。つーか俺冷やっこい布団嫌なんだよ」
仕方ない。とりあえず音莉は明日思う存分カワイがるとして、明日に差し支えるから寝よう。そう思って目を瞑った時…
(神)「眠れないアル」
(銀)「結局同じかよ!」
(神)「やっぱし全然ダメアル。全然眠くならないネ。枕がオッさん臭くて全然眠れなくなってきたアル」
(銀)「オメーが代われって言ったんだろーが」
(神)「そっちの布団寝やすそうアルな。代われよ、こっちと」
(銀)「キリねェっつーの!」
(あ)「うっ…ケホッ、ケホッ…。か、神楽ちゃん…まだ寝れないの?」
(神)「なんか全然眠れないからどうやって眠れるか色々考えてたアル。そしたら段々今までどうやって寝てたのか解らなくなってきたアル。寝方を忘れてしまったアル。どうやったら眠れるアル? どうやったら眠りの中に入っていけるアル?」
(銀)「とりあえず黙れ。そして目を瞑ってじっとしてろ! いつの間にか寝てるから!」
(神)「だって銀ちゃん、よくよく考えるアル。寝るって一体何アルか? 目ェ瞑っても結局私達瞼閉じてるだけで眼球は中でゴロゴロしてるアル。真っ暗だけど結局それは瞼の裏側見てるだけで眠ってるワケじゃないアル。その証拠に昼間日向で目を閉じると真っ赤アル。眼球どうすれば眠れるアルか? 真っ直ぐ瞼の裏見てればいいアルか? それとも上の方見てればいいアルか? どうすれば眼球は休んだ状態になるアルか? どうすれば…」
(銀)「やめろよォォォォォォォォ!! こっちまで眠れなくなってきただろうが!」
俺は勢いよく起き上がった。
(銀)「どうしてくれんだよ。意識してたら俺もワケ解んなくなってきちゃったじゃねーか! 上の方だっけ? 下の方だっけ? 眼球の置き場が解んねーよ!!」
(あ)「眼球はどうやって眠れるのか…。アレかな? 包丁で眼球つついたらきっと眼球も眠れるように…ケホッ、ケホッ……」
(銀)「音莉ちゃーん!? それ眼球が一生眠ったまま起きなくなっちゃうからね!?」
(神)「あと寝る時って息口でするんだっけ? 鼻でするんだっけ? 口から吸って鼻から出すんだっけ? 鼻から吸って口からだっけ?」
(あ)「アレじゃない? いっその事息しなかったら気にせず眠れるんじゃない? ケホッ…」
(銀)「だからそれは一生の眠りについちゃうから!」
(神)「手って組んだ方がいいんだっけ? 横に置くんだっけ? 布団から出すんだっけ? しまうんだっけ? 枕の位置ってどの辺だっけ? 仰向けだっけうつ伏せだっけ?」
(あ)「そんなに気になるんなら手切り落としちゃえば…」
(銀)「音莉ーーーーーー!! 何グロい事言ってんの!」
ヤベーな…音莉の風邪が悪化しているよう気がする。言動もおかしいし、顔も赤くなってきてる。これは早く寝かさねば…。
(神)「人ってどこから産まれてどこに向かっていくんだっけ? 宇宙の向こう側ってどんなになってるんだっけ? アニメはなんで儲からないんだっけ?」
(銀)「やめろよ!! あああああああああああ!! 眠れねェ!! もう全然眠れる気がしねェ!! 眠るのってこんなに難しかったっけ!? 俺達今迄こんな高度な事毎日やってたっけ!?」
(神)「眠るってなんだっけ?」
(銀)「うるさい!! そんなややこしい事考えてて眠れるワケねーだろ!? どんだけ不器用なんだよ。高倉健でももう少し上手い事やるわ!」
(あ)「眼球の位置? 息? 手の位置? 枕の位置? あは、あははは…。銀さん…私、頭がボーっとなってなんかワケ解んなく△×¥○@%&$#…」
(銀)「音莉ーーーーーーー!!しっかりしろ!!」
1/6ページ