第四十五話

NameChange

この小説の夢小説設定
主人公の名前(デフォルト:音莉〔おとり〕)
名前をひらがなで(五十八話で使用)

(神)「いただきますヨ~」


手を合わせて昼食を食べ始める私達。そして机の上に並んでいるトーストとライスを見つめる新八君。


(新)「…銀さん、なんすか? コレ…」


(銀)「何って昼飯だろうが」


(新)「いや、そうじゃなくて…どう見てもパンとライスですよね? コレ…」


(銀)「ありのままを見ろ。コレのどこがフィッシュ&チップスに見えるよ?」


(新)「パンとライス一緒に食べる方がおかしいわ! どんだけ炭水化物好きなんだよ!」


(銀)「あのなァ…炭水化物は人を幸せにしてくれるんだぞ? ラーメンライス然り、力うどん然り。先人達は炭水化物を組み合わせるという暴挙を見事この国の伝統として残したんだよ」


(あ)「…とか言ってるけどお金がないだけだから……」


(新)「はぁ…。まあ最近仕事の依頼少ないですからね。なんとかしないとこんな食事がずっと続いちゃいますよ」


(銀)「なんとかするったって…金になる話は早々訪れねーんだよ? 金になる話と真実の愛は早々訪れないモンなんだ。それで真実の愛を見事ゲットしてる銀さんってスゴくない? なーっはっはっは!」


(あ)「はぁ…」


「続きまして、一攫千金の話題です」


ニュースキャスターがそう告げると、銀さんと新八君がすぐさま反応した。


「現場の結野さん? 結野アナ?」


すると木々の生い茂る自然豊かな風景と共に結野アナが映し出された。


(結)『はい、現場の結野です。この一見自然に恵まれのどかですが過疎化に悩んできたやまた村では、追い打ちをかけるように謎の怪物が村を襲うようになったのです!』


結野アナの声と共に、怪物から逃げ回る人々や、怪獣が村を荒らしている様子が映った。


そして今度は村長らしき小さいお爺さんがカメラの前に立つ。その後ろにはいかにもゲームに出てきそうな高い山も映っていた。


(村長)『お願いしますじゃ! 村を…村を助けて下され! あの山に住むオロチンと魔物どもを倒してくださった勇者殿には…村の宝のこの黄金の大根を差し上げますじゃ』


その村長の手には金色に輝く大根が…。


(銀&新)「「黄金!?」」


(神)「大根!?」


(あ)「いや、どう品種改良したらあんな色になるんですか…。そもそも食べられるんですか? アレ…」


ていうかあんなの貰ってどうするんだ?


(村長)『勇者殿、来て下され!』
1/7ページ
スキ