第四十二話
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今にも雨が降りだしそうな曇り空に濃い霧がかかったある日。その異変は欲望渦巻くかぶき町のここ、場末のスナックお登勢で細々と働く一人のホステスから始まった。
カウンターでは銀さんがデザート、神楽ちゃんが海苔の佃煮ご飯を食べており、私と新八君はお茶をすすっていた。
(銀)「オイ、キャサリン。オメー眉毛繋がりかけてんぞ。手入れしとけよ」
(キ)「エ、マジッスカ?」
(あ)「もうちょっとオブラートに言ってあげてくださいよ…」
(キ)「チョット剃ッテキマス。スミマセン」
(神)「朝から不快なモン見せるんじゃないヨ。死ねヨ、お前」
(キ)「オマエガ死ネ」
(神)「お前がもっと死ね!」
キャサリンさんは奥に引っ込んでいった。
(銀)「ありゃ絶対牛乳飲んだら口の周りに白い膜が出来るタイプだな」
(新)「ああ、いますよね。そういう無防備な子。平然と髭生やしてる子」
(銀)「イイ女ってのは毛穴からして違うんだよ。眉間に毛が生えてくる時点でもう問題外だな。亀有で生きてくしかねーよ。なァ、音莉」
(あ)「はぁ…あのねぇ、あんまり好き勝手言わないでください。そうやって手入れするこっちの身にもなってくださいよ…」
(神)「そうネ。女はアレコレ大変アルヨ」
(銀)「でも音莉は肌キレイだよな?」
(登)「おまけに化粧はしてないときた。ホント羨ましい限りだよ。一体どうしたらそうなるんだい?」
(あ)「いや、別に何もしてませんけど…」
(銀)「バーさん何言ってんだ。音莉のキレイの秘訣は俺との恋に決まってんだろ?」
(あ)「も、もう…///」
(神)「銀ちゃん、鼻毛出てるヨ」
(銀)「えっ、マジ!?」
(新)「マルハーゲ帝国で生きてくしかないですね、もう」
私は溜め息をついて、テレビの方に目をやる。画面には『かぶき町トラック横転事故』というテロップと共に結野アナが映っていた。
(結)『現場の結野です。現在私はかぶき町中心部で起こった事故現場に来ています。警察の方は事故と事件の両方の可能性から捜査を進めています』
(登)「ちょっと、この事故近所じゃないの?」
(銀)「おお、エライ事になってんなァ」
するとキャサリンさんが俯きながら店の奥から出てきて、そこで立ち止まる。
(登)「オイ、キャサリン何やってんだい?」
(銀)「…いたっ! …どーした? ハリキリすぎて眉毛落としちまったか?」
銀さんが鼻毛を抜いて、キャサリンさんに問いかける。
(あ)「すいません、ホントデリカシーのない人達で!」
するとキャサリンさんが顔を上げる。
しかしなんと驚く事に、キャサリンさんの眉毛が先程よりも太くなっていて、しかも繋がってしまっていたのだ。
(キ)「ウガー…」
(あ)「………!」
(銀&神&新&登)「「「「あっはっはっはっは!」」」」
みんなが大笑いを始める。でも…
(銀)「お前、眉毛剃りに行ったんじゃねーのかよ? 架け橋が…栄光の架け橋がかかってますよ! あっはっはっは!」
(あ)「ちょっと待って!」
(銀)「どうした? 音莉も笑ってやれよ。あっはっはっは!」
(あ)「笑ってる場合じゃない! 何か…何か様子がおかしい!」
すると…
(キ)「ウガァァァァ!」
(登)「だあっ!」
キャサリンさんがイキナリお登勢さんを押し倒して、首を絞める。
(登)「何やってんだ、アンタ!」
(新)「ちょっとちょっと。悪ノリしすぎじゃないスか?」
(銀)「ほっとけほっとけ。日頃のストレスが溜まってんだろ? ババアのいびりとかも。溜めるより小出しに発散させた方がいいの」
(新)「どこが小出しなんすか…」
そしてお登勢さんが立ちあがる。
(あ)「お登勢さん、大丈夫ですか!?」
すると…
(登)「ウガァァ…」
なんとお登勢さんの眉毛がイキナリ太くなって、キャサリンさんと同じように繋がってしまっていたのだ。
(銀)「バ、バーさん…アンタ!」
(あ)「やっぱり!」
何かが…何かが起こってる!
(登&キ)「「ウガァァァァ!」」
二人が私達に襲いかかってくる。
(銀&あ&神&新)「「「「うわあああああ!」」」」
私達は店を飛び出して、霧の濃い中を走りだした。
カウンターでは銀さんがデザート、神楽ちゃんが海苔の佃煮ご飯を食べており、私と新八君はお茶をすすっていた。
(銀)「オイ、キャサリン。オメー眉毛繋がりかけてんぞ。手入れしとけよ」
(キ)「エ、マジッスカ?」
(あ)「もうちょっとオブラートに言ってあげてくださいよ…」
(キ)「チョット剃ッテキマス。スミマセン」
(神)「朝から不快なモン見せるんじゃないヨ。死ねヨ、お前」
(キ)「オマエガ死ネ」
(神)「お前がもっと死ね!」
キャサリンさんは奥に引っ込んでいった。
(銀)「ありゃ絶対牛乳飲んだら口の周りに白い膜が出来るタイプだな」
(新)「ああ、いますよね。そういう無防備な子。平然と髭生やしてる子」
(銀)「イイ女ってのは毛穴からして違うんだよ。眉間に毛が生えてくる時点でもう問題外だな。亀有で生きてくしかねーよ。なァ、音莉」
(あ)「はぁ…あのねぇ、あんまり好き勝手言わないでください。そうやって手入れするこっちの身にもなってくださいよ…」
(神)「そうネ。女はアレコレ大変アルヨ」
(銀)「でも音莉は肌キレイだよな?」
(登)「おまけに化粧はしてないときた。ホント羨ましい限りだよ。一体どうしたらそうなるんだい?」
(あ)「いや、別に何もしてませんけど…」
(銀)「バーさん何言ってんだ。音莉のキレイの秘訣は俺との恋に決まってんだろ?」
(あ)「も、もう…///」
(神)「銀ちゃん、鼻毛出てるヨ」
(銀)「えっ、マジ!?」
(新)「マルハーゲ帝国で生きてくしかないですね、もう」
私は溜め息をついて、テレビの方に目をやる。画面には『かぶき町トラック横転事故』というテロップと共に結野アナが映っていた。
(結)『現場の結野です。現在私はかぶき町中心部で起こった事故現場に来ています。警察の方は事故と事件の両方の可能性から捜査を進めています』
(登)「ちょっと、この事故近所じゃないの?」
(銀)「おお、エライ事になってんなァ」
するとキャサリンさんが俯きながら店の奥から出てきて、そこで立ち止まる。
(登)「オイ、キャサリン何やってんだい?」
(銀)「…いたっ! …どーした? ハリキリすぎて眉毛落としちまったか?」
銀さんが鼻毛を抜いて、キャサリンさんに問いかける。
(あ)「すいません、ホントデリカシーのない人達で!」
するとキャサリンさんが顔を上げる。
しかしなんと驚く事に、キャサリンさんの眉毛が先程よりも太くなっていて、しかも繋がってしまっていたのだ。
(キ)「ウガー…」
(あ)「………!」
(銀&神&新&登)「「「「あっはっはっはっは!」」」」
みんなが大笑いを始める。でも…
(銀)「お前、眉毛剃りに行ったんじゃねーのかよ? 架け橋が…栄光の架け橋がかかってますよ! あっはっはっは!」
(あ)「ちょっと待って!」
(銀)「どうした? 音莉も笑ってやれよ。あっはっはっは!」
(あ)「笑ってる場合じゃない! 何か…何か様子がおかしい!」
すると…
(キ)「ウガァァァァ!」
(登)「だあっ!」
キャサリンさんがイキナリお登勢さんを押し倒して、首を絞める。
(登)「何やってんだ、アンタ!」
(新)「ちょっとちょっと。悪ノリしすぎじゃないスか?」
(銀)「ほっとけほっとけ。日頃のストレスが溜まってんだろ? ババアのいびりとかも。溜めるより小出しに発散させた方がいいの」
(新)「どこが小出しなんすか…」
そしてお登勢さんが立ちあがる。
(あ)「お登勢さん、大丈夫ですか!?」
すると…
(登)「ウガァァ…」
なんとお登勢さんの眉毛がイキナリ太くなって、キャサリンさんと同じように繋がってしまっていたのだ。
(銀)「バ、バーさん…アンタ!」
(あ)「やっぱり!」
何かが…何かが起こってる!
(登&キ)「「ウガァァァァ!」」
二人が私達に襲いかかってくる。
(銀&あ&神&新)「「「「うわあああああ!」」」」
私達は店を飛び出して、霧の濃い中を走りだした。
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