第七十四話(文通篇)
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紅葉もすっかり赤く染まり、秋が深まる今日この頃。
私達はお妙さんに相談があると呼ばれて、志村家へとやってきた。
(銀)「あ? 新八の様子がおかしい?」
(神)「新八なんていつもおかしいアルよ、姉御」
(あ)「いや、新八君は全然まともな方だからね…?」
(妙)「それはそうなんだけど、いつにも増してっていうか、最近はウチに帰って来てもスグに部屋にこもってしまって…。ロクに話しもしないし、それに朝方まで寝ないで部屋で何かシコシコやっているようなんです」
(銀)「はぁ? シコシコ?」
(妙)「そうなの。部屋の前に丸めた紙が散乱してて…。一体何をしているのかしら。夜な夜な何をシコシコやっているのかしら?」
(銀)「あっ…」
すると銀さんが食べかけていたスルメを置いて、少し神妙な面持ちになる。
(妙)「とにかく難しい年頃だから、こういう事は男の銀さんに聞いた方がいいかと思って。ちょっと様子を見てきてもらえます?」
(あ)「じゃ、じゃあ私も行きます。なんか心配だし…」
だが銀さんは…
(銀)「ほっとけよ。男はな、年頃になると家族とかが鬱陶しくなる時期があるんだよ。そうやって自立していくの」
(神)「自立? 新八のくせに自立アルか? あんな生まれたての馬よりよろっちいくせに」
(あ)「ヒドイ言われようだね、新八君…。新八君、そんなに悪い事した…?」
(妙)「まあ自立はいいけど…一体部屋で何をシコシコやっているのかしら。それも自立に必要なのかしら?」
(銀)「自立っていうか…まあ立ってるよ、一人で。ある意味…」
すると銀さんが私とお妙さんに手招きする。
(銀)「要するによォ…」
(神)「ん?」
話を聞こうと近づいてきた神楽ちゃんを、銀さんは無言で遠ざけた。
私達はお妙さんに相談があると呼ばれて、志村家へとやってきた。
(銀)「あ? 新八の様子がおかしい?」
(神)「新八なんていつもおかしいアルよ、姉御」
(あ)「いや、新八君は全然まともな方だからね…?」
(妙)「それはそうなんだけど、いつにも増してっていうか、最近はウチに帰って来てもスグに部屋にこもってしまって…。ロクに話しもしないし、それに朝方まで寝ないで部屋で何かシコシコやっているようなんです」
(銀)「はぁ? シコシコ?」
(妙)「そうなの。部屋の前に丸めた紙が散乱してて…。一体何をしているのかしら。夜な夜な何をシコシコやっているのかしら?」
(銀)「あっ…」
すると銀さんが食べかけていたスルメを置いて、少し神妙な面持ちになる。
(妙)「とにかく難しい年頃だから、こういう事は男の銀さんに聞いた方がいいかと思って。ちょっと様子を見てきてもらえます?」
(あ)「じゃ、じゃあ私も行きます。なんか心配だし…」
だが銀さんは…
(銀)「ほっとけよ。男はな、年頃になると家族とかが鬱陶しくなる時期があるんだよ。そうやって自立していくの」
(神)「自立? 新八のくせに自立アルか? あんな生まれたての馬よりよろっちいくせに」
(あ)「ヒドイ言われようだね、新八君…。新八君、そんなに悪い事した…?」
(妙)「まあ自立はいいけど…一体部屋で何をシコシコやっているのかしら。それも自立に必要なのかしら?」
(銀)「自立っていうか…まあ立ってるよ、一人で。ある意味…」
すると銀さんが私とお妙さんに手招きする。
(銀)「要するによォ…」
(神)「ん?」
話を聞こうと近づいてきた神楽ちゃんを、銀さんは無言で遠ざけた。
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