第七十二話※R-18表現アリ
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~銀時side~
それはもう夏も終わるという日の、ある朝の事。
(あ)「はぁ…」
溜息をつきながら浮かない顔で洗い物をしているのは、音莉である。
(神)「音莉、なんか最近元気ないネ…」
(新)「確かに。やっぱ動乱篇終わったと思えば竜宮篇にモンハン篇。疲れてるんっスよ、絶対」
(銀)「………」
言われてみればそうだ。ここ最近音莉とあらゆる戦闘や騒動を切り抜けてきたが、全く休む暇はなかった。幾ら音莉でもあれだけ色々あったのだから疲れは溜まるだろう。
(神)「体力使って精神的にも色々使って…」
(新)「音莉さん、大丈夫ですかね…?」
(銀)「オーイ、音莉」
(あ)「………」
音莉は呆然と立ち尽くしたまま、さっきから10分程ずっと同じ皿をスポンジでこすり続けている。これは重症だ。
(銀)「(どうしたものか…)」
俺はそう思いながらふとテーブルの上に目を落とす。すると…
(銀)「おっ…」
そこにはかぶき町夏祭りのチラシが置かれていた。しかも開催日時は今日で、8時からは花火もやるらしい。…これは使える。
(銀)「…新八、神楽、今日店番頼むわ」
(新)「えっ? いいいですけど…」
(神)「何するアルか?銀ちゃん」
(銀)「音莉とデート行ってくる」
俺はニヤリと笑う。自分で言っといてなんだが、今、非常に嬉しい。
(新)「ああ! それいいですね」
(神)「でも銀ちゃん、どうせお金ないんでしょ? どこ行くアルか?」
(銀)「どうせってなんだ、コラァ!」
いや、確かにそうだけど…。今月の食費すらヤバイけど…。
(銀)「コレだよ、コレ」
まァ夜店でちょっと買う位の金なら…多分ある。
(神)「コレアルか」
神楽がそのチラシを手に取る。
(神)「でも祭りは夜からアルヨ。それまではどうするアルか?」
(銀)「…確かに」
夜まであんな状態の音莉を放置しておくのも少しアレだ。
(新)「あ、そうだ。海とかいいんじゃないですか? ホラ、この前海に行った時は全然遊べなかったから」
(銀)「あっ、成程な。ぱっつあん、ナイス」
音莉の水着姿を想像して、思わず胸が高鳴る。
(神)「銀ちゃん…鼻血垂れてるアル」
(新)「アンタ何考えてんですか!」
(銀)「え?」
しまったしまった。思わず…。
俺は鼻血を拭いて、音莉の方に向き直る。
(銀)「音莉」
(あ)「………」
(銀)「音莉!」
(あ)「へっ…あ、はい」
相当疲れているのか、やはり反応が少々鈍い。
(銀)「今からデート行かねーか?」
(あ)「えっ…?///」
すると音莉がたちまちぱーっ…という効果音がつきそうな位の笑顔になる。
(あ)「はい! 行きたいです! …でもどこに行くんですか?」
(銀)「とりあえずは海行って夜は祭りに行こうと思ってるが…」
(あ)「わぁ! へへ、楽しみ!」
(銀)「………///」
音莉の笑顔がカワイすぎてどうにかなりそうになる。今二人っきりだったら確実に襲ってた。
(新)「音莉さん、僕洗い物の続き変わるんで、準備してきてください」
(あ)「うん、ありがと!」
すると音莉はスポンジを放り出して、走って自室に戻った。
(神)「あんな音莉、初めてみるアル…」
(新)「相当楽しみなんでしょうね」
こりゃあ前の遊園地デートみたいな失敗はできねーな。
(銀)「あ、そうだ。新八、一つ頼みがあるんだが…」
それはもう夏も終わるという日の、ある朝の事。
(あ)「はぁ…」
溜息をつきながら浮かない顔で洗い物をしているのは、音莉である。
(神)「音莉、なんか最近元気ないネ…」
(新)「確かに。やっぱ動乱篇終わったと思えば竜宮篇にモンハン篇。疲れてるんっスよ、絶対」
(銀)「………」
言われてみればそうだ。ここ最近音莉とあらゆる戦闘や騒動を切り抜けてきたが、全く休む暇はなかった。幾ら音莉でもあれだけ色々あったのだから疲れは溜まるだろう。
(神)「体力使って精神的にも色々使って…」
(新)「音莉さん、大丈夫ですかね…?」
(銀)「オーイ、音莉」
(あ)「………」
音莉は呆然と立ち尽くしたまま、さっきから10分程ずっと同じ皿をスポンジでこすり続けている。これは重症だ。
(銀)「(どうしたものか…)」
俺はそう思いながらふとテーブルの上に目を落とす。すると…
(銀)「おっ…」
そこにはかぶき町夏祭りのチラシが置かれていた。しかも開催日時は今日で、8時からは花火もやるらしい。…これは使える。
(銀)「…新八、神楽、今日店番頼むわ」
(新)「えっ? いいいですけど…」
(神)「何するアルか?銀ちゃん」
(銀)「音莉とデート行ってくる」
俺はニヤリと笑う。自分で言っといてなんだが、今、非常に嬉しい。
(新)「ああ! それいいですね」
(神)「でも銀ちゃん、どうせお金ないんでしょ? どこ行くアルか?」
(銀)「どうせってなんだ、コラァ!」
いや、確かにそうだけど…。今月の食費すらヤバイけど…。
(銀)「コレだよ、コレ」
まァ夜店でちょっと買う位の金なら…多分ある。
(神)「コレアルか」
神楽がそのチラシを手に取る。
(神)「でも祭りは夜からアルヨ。それまではどうするアルか?」
(銀)「…確かに」
夜まであんな状態の音莉を放置しておくのも少しアレだ。
(新)「あ、そうだ。海とかいいんじゃないですか? ホラ、この前海に行った時は全然遊べなかったから」
(銀)「あっ、成程な。ぱっつあん、ナイス」
音莉の水着姿を想像して、思わず胸が高鳴る。
(神)「銀ちゃん…鼻血垂れてるアル」
(新)「アンタ何考えてんですか!」
(銀)「え?」
しまったしまった。思わず…。
俺は鼻血を拭いて、音莉の方に向き直る。
(銀)「音莉」
(あ)「………」
(銀)「音莉!」
(あ)「へっ…あ、はい」
相当疲れているのか、やはり反応が少々鈍い。
(銀)「今からデート行かねーか?」
(あ)「えっ…?///」
すると音莉がたちまちぱーっ…という効果音がつきそうな位の笑顔になる。
(あ)「はい! 行きたいです! …でもどこに行くんですか?」
(銀)「とりあえずは海行って夜は祭りに行こうと思ってるが…」
(あ)「わぁ! へへ、楽しみ!」
(銀)「………///」
音莉の笑顔がカワイすぎてどうにかなりそうになる。今二人っきりだったら確実に襲ってた。
(新)「音莉さん、僕洗い物の続き変わるんで、準備してきてください」
(あ)「うん、ありがと!」
すると音莉はスポンジを放り出して、走って自室に戻った。
(神)「あんな音莉、初めてみるアル…」
(新)「相当楽しみなんでしょうね」
こりゃあ前の遊園地デートみたいな失敗はできねーな。
(銀)「あ、そうだ。新八、一つ頼みがあるんだが…」
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