第六十九話(竜宮篇)
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~銀時side~
カップルや家族連れが多いこの季節。俺達は海へやってきていた。
たが別に遊びにきたワケではない。仕事の依頼で来たのだ。海で怪しい人がいないか監視してほしいと。
俺達は水着に着替え、『沿岸警備隊本部』と書かれた所から、双眼鏡で海の方を覗いていた。
(新)「銀さん」
(銀)「何よ」
(新)「いましたか? 怪しい人」
(銀)「…いねーな」
(新)「水着もつけずにカメラ持ってプラプラしてる人とかが怪しいらしいです。女の子の水着姿を隠し撮りしてると見て間違いないです」
(銀)「…ああ、そう」
(新)「ちゃんと捜してんでしょうね!? 頼みますよ、ホント。海の平和は僕等の肩にかかってるんですよ?」
とかいいつつも、俺と新八の鼻からは赤い汁が垂れている。…そう。怪しい奴を探すと言う名目で、女の水着を双眼鏡で見ているからだ。
(銀)「しかし、海開き位で毎年どいつもコイツもはしゃぎやがって。バカなんじゃねーの?」
(新)「生物は皆、海で生まれたって言うでしょ? 無意識下で皆、母なる海を求めてるらしいですよ」
(銀)「年に一回竜宮城に里帰り…ってか。連れてってほしいモンだよ、俺達も」
すると…
(あ)「お待たせしました」
水着に着替えに行っていた音莉が戻ってきた。
(銀)「お、やっと着たか。って…」
その音莉が着ていたのは…
(銀&新)「「………///」」
明るい色のパレオであった(イメージ絵→イメージイラスト)。特に胸の当たりとかヤバイ。もうめっちゃヤバイ。何? この娘。グラビアアイドル目指してるんですか? ていうかもうなれちゃうよ。トップグラビアアイドルになれちゃうってば!
ブシャァァァァァァ!!
俺も新八もそのせいで鼻血が噴き出ていた。
~音莉side~
(新)「銀さん…水着ってやっぱいいっスね」
(銀)「いや、これは例外だ。論外だ」
何故か私が来た途端大量の鼻血を噴き出した二人。だが神楽ちゃんの姿が見当たらない。
(あ)「そういや神楽ちゃんは?」
(銀)「亀でも捜しに行ったんじゃねーの?」
銀さんが鼻血を拭きながらそう答える。
私は気になって、辺りを見渡してみた。
(あ)「ん? アレは…」
私が見つけたのは、ここから少し離れた場所に出来ている人だかり。しかもその中心にはいつもの傘をさしている神楽ちゃんが立っていたのだ。
(新)「モメてるみたいですね…」
(神)「あ゙ぁ?てめー、あんまナメてっと、あ゙ぁ!?」
バコッ!
(?)「うわあっ!」
(神)「立てコラ、あ゙ぁ!? 今のはクリリンの分だ」
そちらに近づいてみると、神楽ちゃんが誰かを蹴り倒していた。…ってアレ? なんかその人の背中に亀の甲羅らしきものが…。
(新)「神楽ちゃん、何やってんの!?」
(あ)「だ、大丈夫ですか?」
(?)「うぅ…」
(新)「…大丈夫なんですか? 亀なんですか? コレ……」
新八君が、亀の甲羅を背負ってメガネをかけているその男性をなんとか起こす。
(新)「海で亀イジメるなんて、何考えんだよ、神楽ちゃん。暴挙だよ、暴挙!」
(銀)「つーか亀なのか? コレ…」
「違うんです。この亀、さっきから私達のことカメラでずーっと撮ってて…」
野次馬の中にいる水着を着た女性がそう言う。
(あ)「…ていうか亀なの? コレ……」
「この娘は私達の事助けてくれたんです」
(神)「えっへん!」
その神楽ちゃんの足元にはビデオカメラが転がっていた。
(銀)「何? おたく、撮ったの?」
(?)「…撮ってないっスよ。僕、昆布撮ってただけだし……」
立ち上がって砂を払い、明らかに目を逸らしながらそう言う亀。
(神)「ウソつけヨ! 女の子の後ばっかつけ回してたくせに!」
(?)「撮ってないスよ。ホント言いがかりはやめてくんないスか? 迷惑なんスけど…」
(銀)「解りました。じゃあすいませんけど、ビデオカメラの中身だけチェックさせてもらえます?」
(?)「嫌っスよ。俺撮ってないって言ったじゃないスか。プライバシーの侵害っスわ」
そう言いながらビデオカメラを持って逃げようとする亀。
(あ)「撮ってないなら見せられるでしょ? 濡れ衣も晴れるし、さっさと見せなさいよ!」
私はそいつからカメラを取り上げ、銀さんに手渡す。
(?)「あ、ああああの…基本昆布しか撮ってないんスけど、ちょっとは画面の端に女の子も入っちゃってるかもしんないっスわ。それはセーフですよね? それはアリですよね?」
銀さんがカメラを再生し、私は銀さんの横からカメラを覗く。
(銀&あ)「「………」」
そこにはやっぱり女性のお尻や胸元がばかりが写っていた。そしてさらには…
(あ)「これは…!」
(銀)「この巨乳は…音莉!」
バコッ!
私の蹴りが銀さんの後頭部にクリーンヒットした。
だが他に写っているのも女性ばかりで、昆布なんて一つも写ってはいなかった。
(あ)「ふーん…。どーいう事? コレ…」
(?)「いやァ、違うんですよ。それ違うんっスよ。あのォ…実は僕、自作でダジャレのビデオを作ってて、亀がカメラで…」
(あ&神)「「ほあたあああああああ!」」
バコォォォォォォォン!!
(?)「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
私と神楽ちゃんの蹴りが亀の顔面にヒットし、メガネが割れた。
カップルや家族連れが多いこの季節。俺達は海へやってきていた。
たが別に遊びにきたワケではない。仕事の依頼で来たのだ。海で怪しい人がいないか監視してほしいと。
俺達は水着に着替え、『沿岸警備隊本部』と書かれた所から、双眼鏡で海の方を覗いていた。
(新)「銀さん」
(銀)「何よ」
(新)「いましたか? 怪しい人」
(銀)「…いねーな」
(新)「水着もつけずにカメラ持ってプラプラしてる人とかが怪しいらしいです。女の子の水着姿を隠し撮りしてると見て間違いないです」
(銀)「…ああ、そう」
(新)「ちゃんと捜してんでしょうね!? 頼みますよ、ホント。海の平和は僕等の肩にかかってるんですよ?」
とかいいつつも、俺と新八の鼻からは赤い汁が垂れている。…そう。怪しい奴を探すと言う名目で、女の水着を双眼鏡で見ているからだ。
(銀)「しかし、海開き位で毎年どいつもコイツもはしゃぎやがって。バカなんじゃねーの?」
(新)「生物は皆、海で生まれたって言うでしょ? 無意識下で皆、母なる海を求めてるらしいですよ」
(銀)「年に一回竜宮城に里帰り…ってか。連れてってほしいモンだよ、俺達も」
すると…
(あ)「お待たせしました」
水着に着替えに行っていた音莉が戻ってきた。
(銀)「お、やっと着たか。って…」
その音莉が着ていたのは…
(銀&新)「「………///」」
明るい色のパレオであった(イメージ絵→イメージイラスト)。特に胸の当たりとかヤバイ。もうめっちゃヤバイ。何? この娘。グラビアアイドル目指してるんですか? ていうかもうなれちゃうよ。トップグラビアアイドルになれちゃうってば!
ブシャァァァァァァ!!
俺も新八もそのせいで鼻血が噴き出ていた。
~音莉side~
(新)「銀さん…水着ってやっぱいいっスね」
(銀)「いや、これは例外だ。論外だ」
何故か私が来た途端大量の鼻血を噴き出した二人。だが神楽ちゃんの姿が見当たらない。
(あ)「そういや神楽ちゃんは?」
(銀)「亀でも捜しに行ったんじゃねーの?」
銀さんが鼻血を拭きながらそう答える。
私は気になって、辺りを見渡してみた。
(あ)「ん? アレは…」
私が見つけたのは、ここから少し離れた場所に出来ている人だかり。しかもその中心にはいつもの傘をさしている神楽ちゃんが立っていたのだ。
(新)「モメてるみたいですね…」
(神)「あ゙ぁ?てめー、あんまナメてっと、あ゙ぁ!?」
バコッ!
(?)「うわあっ!」
(神)「立てコラ、あ゙ぁ!? 今のはクリリンの分だ」
そちらに近づいてみると、神楽ちゃんが誰かを蹴り倒していた。…ってアレ? なんかその人の背中に亀の甲羅らしきものが…。
(新)「神楽ちゃん、何やってんの!?」
(あ)「だ、大丈夫ですか?」
(?)「うぅ…」
(新)「…大丈夫なんですか? 亀なんですか? コレ……」
新八君が、亀の甲羅を背負ってメガネをかけているその男性をなんとか起こす。
(新)「海で亀イジメるなんて、何考えんだよ、神楽ちゃん。暴挙だよ、暴挙!」
(銀)「つーか亀なのか? コレ…」
「違うんです。この亀、さっきから私達のことカメラでずーっと撮ってて…」
野次馬の中にいる水着を着た女性がそう言う。
(あ)「…ていうか亀なの? コレ……」
「この娘は私達の事助けてくれたんです」
(神)「えっへん!」
その神楽ちゃんの足元にはビデオカメラが転がっていた。
(銀)「何? おたく、撮ったの?」
(?)「…撮ってないっスよ。僕、昆布撮ってただけだし……」
立ち上がって砂を払い、明らかに目を逸らしながらそう言う亀。
(神)「ウソつけヨ! 女の子の後ばっかつけ回してたくせに!」
(?)「撮ってないスよ。ホント言いがかりはやめてくんないスか? 迷惑なんスけど…」
(銀)「解りました。じゃあすいませんけど、ビデオカメラの中身だけチェックさせてもらえます?」
(?)「嫌っスよ。俺撮ってないって言ったじゃないスか。プライバシーの侵害っスわ」
そう言いながらビデオカメラを持って逃げようとする亀。
(あ)「撮ってないなら見せられるでしょ? 濡れ衣も晴れるし、さっさと見せなさいよ!」
私はそいつからカメラを取り上げ、銀さんに手渡す。
(?)「あ、ああああの…基本昆布しか撮ってないんスけど、ちょっとは画面の端に女の子も入っちゃってるかもしんないっスわ。それはセーフですよね? それはアリですよね?」
銀さんがカメラを再生し、私は銀さんの横からカメラを覗く。
(銀&あ)「「………」」
そこにはやっぱり女性のお尻や胸元がばかりが写っていた。そしてさらには…
(あ)「これは…!」
(銀)「この巨乳は…音莉!」
バコッ!
私の蹴りが銀さんの後頭部にクリーンヒットした。
だが他に写っているのも女性ばかりで、昆布なんて一つも写ってはいなかった。
(あ)「ふーん…。どーいう事? コレ…」
(?)「いやァ、違うんですよ。それ違うんっスよ。あのォ…実は僕、自作でダジャレのビデオを作ってて、亀がカメラで…」
(あ&神)「「ほあたあああああああ!」」
バコォォォォォォォン!!
(?)「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
私と神楽ちゃんの蹴りが亀の顔面にヒットし、メガネが割れた。
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