第六十六話
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季節は梅雨。
ここ連日、万事屋内にはザーザー…という雨の音が響いていた。
(銀)「今日も雨か…」
銀さんがダルそうに呟く。
(銀)「こうもジメジメした日が続くと、気持ちまで陰気くさくなっていけねーや」
(神)「ジメジメジメジメ…頭の中にまでカビ生えそうアル……」
(銀)「もう生えてるだろ?」
神楽ちゃんはソファーにうつぶせに寝転がり、定春もダルそうに寝ころんでいる。
(銀)「もうお天道様何日拝んでねーんだ? 股にキノコ生えそうだぜ」
(神)「もう生えてるアル」
(銀)「あーあ。仕事来ねーし、雨降ってっから外出る気もねーし、金もねーし、定春臭せーし、俺の足も臭せーし、 新八だし」
(新)「『新八だし』って何ですか? 足の裏と並べないでください」
(あ)「ていうか今の、全部梅雨のせいじゃなくていつもの事じゃないですか」
(新)「音莉さん…それってもしかして『新八だし』ってのも入ってるんですか…?」
私と新八君は、洗濯が終わったものを畳の部屋に干し始める。その部屋にも、もうここ数日の洗濯物が大量に干されている。部屋干しなのでなかなか乾かないのだ。
(新)「二人とも何ネガティブになってんですか? しっかりしてくださいよ。もうスグ梅雨も終わります。そしたら嫌という程太陽の光、浴びれますよ」
(銀)「だから嫌いなんだよ、梅雨って。そもそも『梅雨』って名前もいかがなモンだろ? もう名前からして湿っぽいだろ? 聞くだけで気が滅入ってくるだろ?」
(新)「しょうがないでしょ? 梅雨なんだから」
(銀)「もっとこう…別の名前で呼ばね? スカッとするヤツ」
私と新八君は洗濯物を干し終え、リビングに戻る。
(銀)「『ハッピーバースディつーゆー』とかにしね?」
(あ)「…長くないですか?」
(神)「言いづらいアル。『女の子の日』がいいアル」
(新)「いや、違う日に聞こえるから。もっと言いづらいから!」
(銀)「じゃあ 真ん中とって『インディペンデンスディ』にしよう」
(あ)「どこが真ん中なんですか!? 何から独立したんですか!? ていうか長いってば!」
(銀)「以後、梅雨のことはインディペンデンスディと呼ぶように」
すると新八君が頬を赤らめながら、ソファーに座り…
(新)「とにかく…あの…ゴホン! インディペンデンスディももうスグ終わりますから、気持ち切り替えてビシッといきましょう!」
だが銀さんも神楽ちゃんもそんな新八君の方には見向きもせず…
(銀)「いや、ホント梅雨は嫌だわ」
(神)「もう何もする気がしないアル」
(新)「アレ? インディペンデンスディ言わないの? 結構恥ずかしかったのに…」
(銀)「ん? 今新八君、インディペン…なんとかって言わなかった? 何それ?」
(新)「い…言ってないよ!? 言ってねーよ、そんなん! 何それ!?」
(銀)「いや、言ったよ? 今。インディペンなんとか…って。流行ってんの、それ? カッコいいの? それ」
(新)「言ってねーよ! 知らねーし、そんなん!」
(神)「つーかお前らうるさいアル! イライラするから黙っとけや!」
(新)「一番イライラしてんのは誰だと思ってんだよ! アンタら僕に当たりたいだけじゃないかよ!」
(銀)「別に当たってなんかいねーよ? 全然イライラしてねーし」
(神)「つーか喋んな! イライラする! お前らが喋ってると!」
(銀)「お前が喋んな! それ、何それ? 頭のそれ? 変なのついてるよ!」
(神)「アレー? なんで着物片腕脱いでんの? 何それ。ちゃんと着れば?」
(新)「やれやれ。僕もう止めないから。知らねーから。もうアンタらの事なんて!」
(あ)「ちょっと静かにして!(怒)」
(銀&神&新)「「「はい、スイマセン…」」」
はぁ…これでやっと聞こえる。
ザーザー…
(あ)「ふふん~♪」
(銀)「ていうか音莉ちゃん? こんな銀さん達とは裏腹に、なんかここ数日ちょっとご機嫌じゃない?」
(あ)「え? だって楽しいじゃないですか。雨のいろんな音が聞けて。いいモンですよ、インディペンデンスディも」
(銀&神&新)「「「(な、なんか音莉/さんがそれ言うとカワイイ…!)」」」
ここ連日、万事屋内にはザーザー…という雨の音が響いていた。
(銀)「今日も雨か…」
銀さんがダルそうに呟く。
(銀)「こうもジメジメした日が続くと、気持ちまで陰気くさくなっていけねーや」
(神)「ジメジメジメジメ…頭の中にまでカビ生えそうアル……」
(銀)「もう生えてるだろ?」
神楽ちゃんはソファーにうつぶせに寝転がり、定春もダルそうに寝ころんでいる。
(銀)「もうお天道様何日拝んでねーんだ? 股にキノコ生えそうだぜ」
(神)「もう生えてるアル」
(銀)「あーあ。仕事来ねーし、雨降ってっから外出る気もねーし、金もねーし、定春臭せーし、俺の足も臭せーし、 新八だし」
(新)「『新八だし』って何ですか? 足の裏と並べないでください」
(あ)「ていうか今の、全部梅雨のせいじゃなくていつもの事じゃないですか」
(新)「音莉さん…それってもしかして『新八だし』ってのも入ってるんですか…?」
私と新八君は、洗濯が終わったものを畳の部屋に干し始める。その部屋にも、もうここ数日の洗濯物が大量に干されている。部屋干しなのでなかなか乾かないのだ。
(新)「二人とも何ネガティブになってんですか? しっかりしてくださいよ。もうスグ梅雨も終わります。そしたら嫌という程太陽の光、浴びれますよ」
(銀)「だから嫌いなんだよ、梅雨って。そもそも『梅雨』って名前もいかがなモンだろ? もう名前からして湿っぽいだろ? 聞くだけで気が滅入ってくるだろ?」
(新)「しょうがないでしょ? 梅雨なんだから」
(銀)「もっとこう…別の名前で呼ばね? スカッとするヤツ」
私と新八君は洗濯物を干し終え、リビングに戻る。
(銀)「『ハッピーバースディつーゆー』とかにしね?」
(あ)「…長くないですか?」
(神)「言いづらいアル。『女の子の日』がいいアル」
(新)「いや、違う日に聞こえるから。もっと言いづらいから!」
(銀)「じゃあ 真ん中とって『インディペンデンスディ』にしよう」
(あ)「どこが真ん中なんですか!? 何から独立したんですか!? ていうか長いってば!」
(銀)「以後、梅雨のことはインディペンデンスディと呼ぶように」
すると新八君が頬を赤らめながら、ソファーに座り…
(新)「とにかく…あの…ゴホン! インディペンデンスディももうスグ終わりますから、気持ち切り替えてビシッといきましょう!」
だが銀さんも神楽ちゃんもそんな新八君の方には見向きもせず…
(銀)「いや、ホント梅雨は嫌だわ」
(神)「もう何もする気がしないアル」
(新)「アレ? インディペンデンスディ言わないの? 結構恥ずかしかったのに…」
(銀)「ん? 今新八君、インディペン…なんとかって言わなかった? 何それ?」
(新)「い…言ってないよ!? 言ってねーよ、そんなん! 何それ!?」
(銀)「いや、言ったよ? 今。インディペンなんとか…って。流行ってんの、それ? カッコいいの? それ」
(新)「言ってねーよ! 知らねーし、そんなん!」
(神)「つーかお前らうるさいアル! イライラするから黙っとけや!」
(新)「一番イライラしてんのは誰だと思ってんだよ! アンタら僕に当たりたいだけじゃないかよ!」
(銀)「別に当たってなんかいねーよ? 全然イライラしてねーし」
(神)「つーか喋んな! イライラする! お前らが喋ってると!」
(銀)「お前が喋んな! それ、何それ? 頭のそれ? 変なのついてるよ!」
(神)「アレー? なんで着物片腕脱いでんの? 何それ。ちゃんと着れば?」
(新)「やれやれ。僕もう止めないから。知らねーから。もうアンタらの事なんて!」
(あ)「ちょっと静かにして!(怒)」
(銀&神&新)「「「はい、スイマセン…」」」
はぁ…これでやっと聞こえる。
ザーザー…
(あ)「ふふん~♪」
(銀)「ていうか音莉ちゃん? こんな銀さん達とは裏腹に、なんかここ数日ちょっとご機嫌じゃない?」
(あ)「え? だって楽しいじゃないですか。雨のいろんな音が聞けて。いいモンですよ、インディペンデンスディも」
(銀&神&新)「「「(な、なんか音莉/さんがそれ言うとカワイイ…!)」」」
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