第六十五話
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三味線の音が響くのはここ、かまっ娘倶楽部。
私と神楽ちゃんは席に座って、舞台で踊っているみんなを見ている。
(新)「(これも全て溜まった家賃を払いきるためですからね、銀さん)」
(銀)「(銀さんじゃない、パー子だ。今日は股にぶら下がってる男のプライドは忘れる時だ)」
(西)「オイ二人とも、笑顔が足りないわよ、(ニヒィ」
「そうよ。アナタ達は今…」
「夜に舞う華麗な蝶」
(あず)「このスペシャルダンスチーム、KAMAXILEの一員なんだからね」
そう…家賃を返すため、そして偶然人手が足りないという事で銀さんと新八君が女装をして、ここの従業員さんと一緒にダンスをしているのだ。
(あ)「でもまさかまたあの銀さんの女装が見れるなんて…。やっぱカワイイ!」
(神)「大丈夫ネ。どう考えても120%音莉の方がカワイイアル」
「オイ、もっとちゃんと踊らんかい!」
お客さんが野次を飛ばす。ていうかちゃんとお客さん来るんだね…。
(銀)「うっさい! ぶつぞ、ハゲ!」
銀さんは野次に野次で返しながらも、なんとか働いていた。
・
・
・
・
そしてやっとの事で店も閉める時間となった。
(西)「はい、今回のお給料。パー子とパチ恵、二人分よ」
西郷さんが新八君に分厚い封筒を手渡す。
(新)「ありがとうございます」
(西)「メチャクチャだったけど、人が足りない時に来てもらって助かったわ」
「アナタ達だったら正式にKAMAXILEのメンバーに入れてあげてもいいわよ?」
(銀)「うるせーよ。誰が好んでお前ら、GAMAGAERUのメンバーに入ると思ってんだ」
「ちょ、失礼ね! 誰がGAMAGAERUよ! 私達が美しいからって嫉妬もいい加減にしてちょうだい!」
「そうよ。妬みよ、嫉みよ」
(銀)「オーイオメーら、ポディティブシンキングは鏡見てからでも遅くはねーぞ?」
「「なんだとォォォォォォォォ!?」」
(銀)「ていうかホラ、鏡なんかなくてもここに比較対象がいるだろ? これに勝てると思ってんのか? お前ら」
銀さんが私の肩にポン…と手を置いた。
(あ)「えっ? 私…?」
(銀)「お前らこそ音莉がカワイイからって嫉妬もいい加減にしろよな」
(あ)「な、何の話ですか…?」
すると…
(あず)「はぁ…お疲れ様……」
あずみさんが溜息をつきながら店の奥から出てきた。
(新)「あ、アゴ美さん」
(あず)「アゴ美じゃないわよ。あずみよ」
それだけ言うと、あずみさんは溜息をつきながら去って行った。
(あ)「なんか…元気ないですね……」
「あの子、最近ずっとああなの」
「仕事には出さないんだけど、終わった途端あの調子なの」
(銀)「ああ? アゴに全部精気もってかれたんじゃねーのか?」
「「そーかも! あっはっはっは!」」
(西)「………」
みんなはそうやって笑っていたけれど、西郷さんだけはあずみさんが去って行った方をじっと見つめていた。
私と神楽ちゃんは席に座って、舞台で踊っているみんなを見ている。
(新)「(これも全て溜まった家賃を払いきるためですからね、銀さん)」
(銀)「(銀さんじゃない、パー子だ。今日は股にぶら下がってる男のプライドは忘れる時だ)」
(西)「オイ二人とも、笑顔が足りないわよ、(ニヒィ」
「そうよ。アナタ達は今…」
「夜に舞う華麗な蝶」
(あず)「このスペシャルダンスチーム、KAMAXILEの一員なんだからね」
そう…家賃を返すため、そして偶然人手が足りないという事で銀さんと新八君が女装をして、ここの従業員さんと一緒にダンスをしているのだ。
(あ)「でもまさかまたあの銀さんの女装が見れるなんて…。やっぱカワイイ!」
(神)「大丈夫ネ。どう考えても120%音莉の方がカワイイアル」
「オイ、もっとちゃんと踊らんかい!」
お客さんが野次を飛ばす。ていうかちゃんとお客さん来るんだね…。
(銀)「うっさい! ぶつぞ、ハゲ!」
銀さんは野次に野次で返しながらも、なんとか働いていた。
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そしてやっとの事で店も閉める時間となった。
(西)「はい、今回のお給料。パー子とパチ恵、二人分よ」
西郷さんが新八君に分厚い封筒を手渡す。
(新)「ありがとうございます」
(西)「メチャクチャだったけど、人が足りない時に来てもらって助かったわ」
「アナタ達だったら正式にKAMAXILEのメンバーに入れてあげてもいいわよ?」
(銀)「うるせーよ。誰が好んでお前ら、GAMAGAERUのメンバーに入ると思ってんだ」
「ちょ、失礼ね! 誰がGAMAGAERUよ! 私達が美しいからって嫉妬もいい加減にしてちょうだい!」
「そうよ。妬みよ、嫉みよ」
(銀)「オーイオメーら、ポディティブシンキングは鏡見てからでも遅くはねーぞ?」
「「なんだとォォォォォォォォ!?」」
(銀)「ていうかホラ、鏡なんかなくてもここに比較対象がいるだろ? これに勝てると思ってんのか? お前ら」
銀さんが私の肩にポン…と手を置いた。
(あ)「えっ? 私…?」
(銀)「お前らこそ音莉がカワイイからって嫉妬もいい加減にしろよな」
(あ)「な、何の話ですか…?」
すると…
(あず)「はぁ…お疲れ様……」
あずみさんが溜息をつきながら店の奥から出てきた。
(新)「あ、アゴ美さん」
(あず)「アゴ美じゃないわよ。あずみよ」
それだけ言うと、あずみさんは溜息をつきながら去って行った。
(あ)「なんか…元気ないですね……」
「あの子、最近ずっとああなの」
「仕事には出さないんだけど、終わった途端あの調子なの」
(銀)「ああ? アゴに全部精気もってかれたんじゃねーのか?」
「「そーかも! あっはっはっは!」」
(西)「………」
みんなはそうやって笑っていたけれど、西郷さんだけはあずみさんが去って行った方をじっと見つめていた。
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