第六十三話
NameChange
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ピンポーン…
ある日の昼下がり、万事屋にチャイムの音が響いた。
(あ)「はーい」
私が玄関を開けると、そこにいたのは…
(近)「こんな昼間にすまないな。今時間はあるか?」
真選組のお三方…近藤さん、土方さん、沖田さんであった。
・
・
・
・
(銀)「なんだなんだ? 揃いも揃ってこんな所に…」
(神)「お前らの依頼なんて死んでもお断りアル!」
(土)「お前らには関係ねェ。ていうかお前らに依頼なんてこっちから願い下げだ。頼みがあんのは万事屋の歌姫だけだ」
(あ)「私に…?」
(沖)「最近ここいらで無差別に人々が斬られ、重症を負わされる事件は知ってますかィ?」
(あ)「あ、はい。ニュースで何度か見たことはありますけど…」
確か江戸全体で流行っている事件で、夜の暗い時や、路地裏などの暗い場所で、老若男女関係なく一般人が斬りつけられていく事件。確か昨日も被害者が出たとニュースで大騒ぎになっていた。
(土)「実はそれらは全てとある攘夷浪士の集団の犯行である事が調べているうちに解った」
(銀)「攘夷浪士!?」
(沖)「しかも桂のような穏健派ではなく、高杉のような過激派の連中ばかり。勿論この二人は今回の事件に関係ありやせんが…」
(土)「解っているのは過激派の攘夷浪士の集団で、しかもかなりの大人数という所まで」
(近)「だが俺達はこの前の動乱で隊士の数がぐっと減り、新しい隊士も入ってきたものの、まだ不慣れなモンだから下手に動かす事ができない。明らかに不利な状況にあるんだ。そこでだ。お前さんに…期間限定で真選組の局長をやってほしい」
(あ)「えっ?」
私は耳を疑った。
(あ)「い、今なんて…?」
(近)「頼む、万事屋の歌姫。期間限定で真選組の局長をやってくれないか?」
(あ)「えっ…」
(銀&あ&神&新)「「「「えええええええええええええ!?」」」」
(あ)「な、なんで私!?」
(近)「まずそのお前さんのカリスマ性だ。前に一人で敵陣に乗り込んだトシを助けに行った事があったろ? あの時にお前さんは総悟の代わりとして、急だったが一番隊を率いてくれた」
ああ、あの転海屋事件の時の事ね。
(近)「あんなひねくれた集団を一瞬で従わせるとは…。普通に考えて不可能な事をお前さんはやってのけた。恐らくお前さんが局長になっても俺と同等…いや、それ以上の力で隊を引っ張ってくれるとみた」
(土)「俺は前々からアンタに局長を任せてみたいと思っていてな。思ったl子とが言えて、あの近藤さんを殴ったりしたように思った事をスグに行動に移せる。しかもこんなチャランポランな奴等の中にいても冷静さを失わないその気丈さ。局長にピッタリだ」
(沖)「そして何よりも剣の太刀。新しく入った隊士はまだ刀を握る事すら不慣れで、元いた隊士も疲労がたまっている。全体的に武力が下がっている今の俺達では、とてもあんな大人数の集団に太刀打ち出来そうにない。そこに隊士達にも人気があるアンタが入ってくれれば、隊士達の士気が上がり、アンタの太刀で戦闘力が上がり、俺達にも勝算はある」
(近)「まさに局長になるにふさわしい気質を兼ね備えたお前さんに、是非とも隊を指導してもらって、今より一層の強化を図りたいんだ」
(銀)「待て待て。お前ら、こんなカワイイ娘に物騒な仕事させようってのか? そんな事して音莉に傷がついたら…」
確かに危ない依頼かもしれない。けど…
(あ)「…いいえ、やります!」
(銀)「オイ、音莉!」
(あ)「だって…どうせこのまま放っておいたって、いつかは私も銀さんも襲われちゃうかもしれないでしょ?」
だったらそうなる前に私が食い止める方がいいに決まってる。出来るか解らないけど…。
(あ)「でも…本当に私なんかでいいんでしょうか?」
だって真選組のみなさんは近藤さんを慕っているワケでしょ? そんな人達の前に私が出てきたら…。
(あ)「やっぱりブーイングがくるんじゃ…」
(近)「…だったら、試してみるか?」
(あ)「試す…?」
ある日の昼下がり、万事屋にチャイムの音が響いた。
(あ)「はーい」
私が玄関を開けると、そこにいたのは…
(近)「こんな昼間にすまないな。今時間はあるか?」
真選組のお三方…近藤さん、土方さん、沖田さんであった。
・
・
・
・
(銀)「なんだなんだ? 揃いも揃ってこんな所に…」
(神)「お前らの依頼なんて死んでもお断りアル!」
(土)「お前らには関係ねェ。ていうかお前らに依頼なんてこっちから願い下げだ。頼みがあんのは万事屋の歌姫だけだ」
(あ)「私に…?」
(沖)「最近ここいらで無差別に人々が斬られ、重症を負わされる事件は知ってますかィ?」
(あ)「あ、はい。ニュースで何度か見たことはありますけど…」
確か江戸全体で流行っている事件で、夜の暗い時や、路地裏などの暗い場所で、老若男女関係なく一般人が斬りつけられていく事件。確か昨日も被害者が出たとニュースで大騒ぎになっていた。
(土)「実はそれらは全てとある攘夷浪士の集団の犯行である事が調べているうちに解った」
(銀)「攘夷浪士!?」
(沖)「しかも桂のような穏健派ではなく、高杉のような過激派の連中ばかり。勿論この二人は今回の事件に関係ありやせんが…」
(土)「解っているのは過激派の攘夷浪士の集団で、しかもかなりの大人数という所まで」
(近)「だが俺達はこの前の動乱で隊士の数がぐっと減り、新しい隊士も入ってきたものの、まだ不慣れなモンだから下手に動かす事ができない。明らかに不利な状況にあるんだ。そこでだ。お前さんに…期間限定で真選組の局長をやってほしい」
(あ)「えっ?」
私は耳を疑った。
(あ)「い、今なんて…?」
(近)「頼む、万事屋の歌姫。期間限定で真選組の局長をやってくれないか?」
(あ)「えっ…」
(銀&あ&神&新)「「「「えええええええええええええ!?」」」」
(あ)「な、なんで私!?」
(近)「まずそのお前さんのカリスマ性だ。前に一人で敵陣に乗り込んだトシを助けに行った事があったろ? あの時にお前さんは総悟の代わりとして、急だったが一番隊を率いてくれた」
ああ、あの転海屋事件の時の事ね。
(近)「あんなひねくれた集団を一瞬で従わせるとは…。普通に考えて不可能な事をお前さんはやってのけた。恐らくお前さんが局長になっても俺と同等…いや、それ以上の力で隊を引っ張ってくれるとみた」
(土)「俺は前々からアンタに局長を任せてみたいと思っていてな。思ったl子とが言えて、あの近藤さんを殴ったりしたように思った事をスグに行動に移せる。しかもこんなチャランポランな奴等の中にいても冷静さを失わないその気丈さ。局長にピッタリだ」
(沖)「そして何よりも剣の太刀。新しく入った隊士はまだ刀を握る事すら不慣れで、元いた隊士も疲労がたまっている。全体的に武力が下がっている今の俺達では、とてもあんな大人数の集団に太刀打ち出来そうにない。そこに隊士達にも人気があるアンタが入ってくれれば、隊士達の士気が上がり、アンタの太刀で戦闘力が上がり、俺達にも勝算はある」
(近)「まさに局長になるにふさわしい気質を兼ね備えたお前さんに、是非とも隊を指導してもらって、今より一層の強化を図りたいんだ」
(銀)「待て待て。お前ら、こんなカワイイ娘に物騒な仕事させようってのか? そんな事して音莉に傷がついたら…」
確かに危ない依頼かもしれない。けど…
(あ)「…いいえ、やります!」
(銀)「オイ、音莉!」
(あ)「だって…どうせこのまま放っておいたって、いつかは私も銀さんも襲われちゃうかもしれないでしょ?」
だったらそうなる前に私が食い止める方がいいに決まってる。出来るか解らないけど…。
(あ)「でも…本当に私なんかでいいんでしょうか?」
だって真選組のみなさんは近藤さんを慕っているワケでしょ? そんな人達の前に私が出てきたら…。
(あ)「やっぱりブーイングがくるんじゃ…」
(近)「…だったら、試してみるか?」
(あ)「試す…?」
1/12ページ