第五十九話
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ある日の昼下がり。私は銀さんと共に電車の座席に座っていた。
銀さんは今週号のジャンプを読んでおり、私もその横から覗く。
今はギンタマンのページにさしかかっており、銀さんが棒読みでセリフを朗読している。
(銀)「『追いつめましたよ。もう逃げ場はありませんよ。』『いい加減年貢のおさめ時アル。』『いい加減大人しく捕まりな。連続爆弾魔…カツラ山、ジョセフィーヌ。』」
このページには銀さんと神楽ちゃんと新八君になんとなく似ているキャラが描かれている。
(銀)「『ハッハッハ。ギンタ、追いつめられたのはお前の方だ。この建物には既に至る所に爆弾がしかけられている。ジョセフィーヌがこのスイッチを押せば皆この場で終わりだ。』」
と、今度は桂さんとエリザベスになんとなく似ているキャラが出てくる。
(銀)「『な!? そうはさせるか! ドメスティックバイオレンス』」
銀さんになんとなく似ているギンタさんが必殺技を放つ。ていうか銀さん、感嘆符ついてるのに全然感情こもってない…。
(銀)「『でた! ギンタさんの必殺技! 相手の股間を一撃で破壊する最強技だ!。』『一秒間に十六回の攻撃でアイツの股間はもうグチャグチャアル!』」
だがギンタさんがその必殺技をジョセフィーヌに放つも、ジョセフィーヌはうんともすんとも言わない。
(銀)「『な…効、効かない。そうか、なんてこった。あの服…あの服で隠されているがジョセフィーヌの股間はここじゃないんだ。』『ドカーン!』」
(銀&あ)「「………」」
…なんだかワケが解らないまま爆発が起こった。
(銀)「なんだ、コレ? まだこの漫画連載してたのかよ。いい加減やめさせて、イキのいい新人いれろよ、ジャンプよォ。なんだよ、この漫画よォ。読みづらくてしゃあねェ。絵汚ねェしセリフ多すぎなんよ、バカヤロー」
(あ)「でもなんだかんだでいつも読んでますよね?」
(銀)「読んでるけどもう何がなんだか解んねーよ。なにが『天知先生の漫画が読めるのはジャンプだけ』だよ。『読まされるのはジャンプだけ』の間違いだろうがよ」
(あ)「そんなに嫌なら読まなきゃいいのに…」
(銀)「そろそろジャンプもさ、ワンパークとかベルトを超える逸材を育てなきゃいけねェ時期だよ、こりゃあ。また戻ってきたハンガー×ハンガーだって、次いつ休むか解ねーんだからよォ」
たまにしか読んでない私にはなんの事やらさっぱりである。
(銀)「俺の勘だと十年周期でそろそろジャンプに次の天才がくる頃だ」
(?)「詳しく意見を伺いたいねェ」
声のした方を見ると、私達の座っている所より少し離れた位置に、メガネの男の人が座っていた。
(?)「君はギンタマンの何が悪いと言うんだ? 結構頑張ってるじゃないか。好感が持てるよ」
(銀)「…なんだ? 僕。ギンタマンのファンか? ダメだよ、この漫画読んだら。背が大きくならないぞ?」
(あ)「いや、大人の方だと思うんですけど…」
いや、まあ背は確かに私より小さそうだけど…。
(?)「僕じゃない、小西だ。ギンタマンの何が悪いか僕は聞いている」
アレ? 今のくだり誰かに似てる…。「ヅラじゃない、桂だ」ってのによく似てる気がする…。
(銀)「担当じゃね? こんな状態になるまで放置してた担当編集が悪いと思うね、俺は」
(小)「はぁ、これだから素人は嫌になるなァ。担当が作家を引っ張っていけるのもせいぜい赤マルまでだよ。連載となれば、作家自身が成長せねば生き残る事は出来ない」
(銀)「引っ張るまではいかんでも暴走を止める事位出来るでしょ。ジャンプの漫画はどっかブッ飛んでる位のエネルギーが必要なのは解るけど、行き過ぎた場合、手綱をとってやるのも編集の役目だろ? コレ絶対俺が編集やった方がいけるね。解ってねーよ、コイツ。どーせジャンプの編集なんて高学歴だかなんだか知らねーけど、勉強しかやってきてねェ少年の心も知らん奴ばっかりなんだろ?」
すると私達の下りる駅に到着した。
(銀)「あーあ、ギンタマンさえいなければジャンプ最高なんだけどなァ」
そんな事を呟く銀さんと共に、私は電車を降りた。
てか、私のセリフ少なくね?
銀さんは今週号のジャンプを読んでおり、私もその横から覗く。
今はギンタマンのページにさしかかっており、銀さんが棒読みでセリフを朗読している。
(銀)「『追いつめましたよ。もう逃げ場はありませんよ。』『いい加減年貢のおさめ時アル。』『いい加減大人しく捕まりな。連続爆弾魔…カツラ山、ジョセフィーヌ。』」
このページには銀さんと神楽ちゃんと新八君になんとなく似ているキャラが描かれている。
(銀)「『ハッハッハ。ギンタ、追いつめられたのはお前の方だ。この建物には既に至る所に爆弾がしかけられている。ジョセフィーヌがこのスイッチを押せば皆この場で終わりだ。』」
と、今度は桂さんとエリザベスになんとなく似ているキャラが出てくる。
(銀)「『な!? そうはさせるか! ドメスティックバイオレンス』」
銀さんになんとなく似ているギンタさんが必殺技を放つ。ていうか銀さん、感嘆符ついてるのに全然感情こもってない…。
(銀)「『でた! ギンタさんの必殺技! 相手の股間を一撃で破壊する最強技だ!。』『一秒間に十六回の攻撃でアイツの股間はもうグチャグチャアル!』」
だがギンタさんがその必殺技をジョセフィーヌに放つも、ジョセフィーヌはうんともすんとも言わない。
(銀)「『な…効、効かない。そうか、なんてこった。あの服…あの服で隠されているがジョセフィーヌの股間はここじゃないんだ。』『ドカーン!』」
(銀&あ)「「………」」
…なんだかワケが解らないまま爆発が起こった。
(銀)「なんだ、コレ? まだこの漫画連載してたのかよ。いい加減やめさせて、イキのいい新人いれろよ、ジャンプよォ。なんだよ、この漫画よォ。読みづらくてしゃあねェ。絵汚ねェしセリフ多すぎなんよ、バカヤロー」
(あ)「でもなんだかんだでいつも読んでますよね?」
(銀)「読んでるけどもう何がなんだか解んねーよ。なにが『天知先生の漫画が読めるのはジャンプだけ』だよ。『読まされるのはジャンプだけ』の間違いだろうがよ」
(あ)「そんなに嫌なら読まなきゃいいのに…」
(銀)「そろそろジャンプもさ、ワンパークとかベルトを超える逸材を育てなきゃいけねェ時期だよ、こりゃあ。また戻ってきたハンガー×ハンガーだって、次いつ休むか解ねーんだからよォ」
たまにしか読んでない私にはなんの事やらさっぱりである。
(銀)「俺の勘だと十年周期でそろそろジャンプに次の天才がくる頃だ」
(?)「詳しく意見を伺いたいねェ」
声のした方を見ると、私達の座っている所より少し離れた位置に、メガネの男の人が座っていた。
(?)「君はギンタマンの何が悪いと言うんだ? 結構頑張ってるじゃないか。好感が持てるよ」
(銀)「…なんだ? 僕。ギンタマンのファンか? ダメだよ、この漫画読んだら。背が大きくならないぞ?」
(あ)「いや、大人の方だと思うんですけど…」
いや、まあ背は確かに私より小さそうだけど…。
(?)「僕じゃない、小西だ。ギンタマンの何が悪いか僕は聞いている」
アレ? 今のくだり誰かに似てる…。「ヅラじゃない、桂だ」ってのによく似てる気がする…。
(銀)「担当じゃね? こんな状態になるまで放置してた担当編集が悪いと思うね、俺は」
(小)「はぁ、これだから素人は嫌になるなァ。担当が作家を引っ張っていけるのもせいぜい赤マルまでだよ。連載となれば、作家自身が成長せねば生き残る事は出来ない」
(銀)「引っ張るまではいかんでも暴走を止める事位出来るでしょ。ジャンプの漫画はどっかブッ飛んでる位のエネルギーが必要なのは解るけど、行き過ぎた場合、手綱をとってやるのも編集の役目だろ? コレ絶対俺が編集やった方がいけるね。解ってねーよ、コイツ。どーせジャンプの編集なんて高学歴だかなんだか知らねーけど、勉強しかやってきてねェ少年の心も知らん奴ばっかりなんだろ?」
すると私達の下りる駅に到着した。
(銀)「あーあ、ギンタマンさえいなければジャンプ最高なんだけどなァ」
そんな事を呟く銀さんと共に、私は電車を降りた。
てか、私のセリフ少なくね?
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