第五十四話※R-18表現アリ
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~no side~
(結)『こちら現場の結野です。現在町中のチョコ売り場ではバレンタイン商戦で…』
そのテレビの報道を見た神楽が「バレンタインアルかぁ…」と呟く。
(銀)「あぁ、そういや今日バレンタインか。忘れてたわ。そっかぁ…今日バレンタインかぁ…。すっかり忘れてた」
(新)「まァ僕らは関係ないですけどね。コレ、映ってる人ほとんど義理チョコでしょ? 悪しき風習ですよね、建前でそーいう事するのって」
そう言いながらも、銀時は白いスーツに髪をオールバックにしており、新八はロッカーになりきっていた。
(銀)「大体ウチの国はおかしいよ。やれクリスマスだバレンタインだ、そのくせ正月とかもやるんだもの。節操ねェにも程があるよ。ただ騒ぎたいだけだろ?」
(新)「ホントですよね。日本は盆と正月だけやってりゃいいんですよ」
(神)「…なんで二人共変な感じアルか?」
(銀)「何言ってんの。いつもと変わらねーだろ? え? 何か期待しているように見えた? チョコ欲しいみたいな? ちょっとやめてよ。スゲー恥ずかしい奴等みたいじゃん、俺等」
(新)「あはは、チョコなんていつでも食べられますもんね。てか自分で買うし、みたいな」
銀時がうんうんと頷く。
(神)「(こんなの音莉が聞いたらボコボコにされてたアル…。折角今日は……)」
(銀)「アレ? でも新八、なんかイメチェンした?」
(新)「え? 全然ですけど? あぁ、今日寝ぐせヒドかったからそれかな? 銀さんこそ今日なんかシックに見えますけど?」
(銀)「お前はバレンタイン意識しすぎなんだよ。俺はいつもと変わらんよ。いつもと同じ、音莉の銀さんだよ。…ってアレ? 音莉は?」
(神)「音莉なら今日は朝早くから出掛けてるアル」
(銀)「あ、あぁ…そう? いや、別にチョコが欲しいとかそんなんじゃないから。勘違いしないでよね!」
その時、ピンポーン…とインターホンが鳴った。すると…
(銀&新)「「はいィィィィィィィ!」」
二人がスゴイ速さで玄関の方に走っていく。
(新)「ちょっと銀さん、僕が出ますって。僕が!」
(銀)「いや、たまには俺が! 何? お前ひょっとして誰かがチョコ持ってきたと思って期待してんの!?」
「あ、すいません。ガスの集金でーす」
(銀&新)「「お呼びしゃねーんだよ!」」
バコッ!
「がはっ!」
(神)「はぁ…神様、どうかあの哀れな男達にチョコを……」
神楽がそう呟いたその時…
ドッカァァァァァン!!
天井を突き破って何かが降ってきたのだ。
(新)「神楽ちゃん!?」
(銀)「オイ! 一体何事だ!?」
(神)「ゲホッ、ゲホッ! 空から…でっかいチョコが!」
なんと、机の上にはリボンのついた巨大なチョコレートが乗っていたのだ。
(銀)「(ウェルカーム!)」
(新)「(ありがとう、バレンタイン!)」
(銀)「あぁ、きっとこれ俺宛だわ。音莉がサプライズで俺に…」
(新)「いや、僕ですよ、多分。寺子屋の時一緒だったさやかちゃんが…」
(?)「あの、ちょ、人の物に勝手に触らないでくれないか。それは私のものだ」
神楽達が声のした方を見ると、穴の開いた天井から謎の巨大宇宙人の女性が覗いていたのだ。
(?)「こちらに返したまえ」
(銀&神&新)「「「………」」」
~その頃、音莉は~
音莉はスナックお登勢のキッチンで、バレンタイン用のお菓子作りをしていた。
(あ)「あ、あのお登勢さん。さっきからなんかドタバタいってる気がするんですけど…」
(登)「どうせバレンタインだからって舞い上がってんだろ?」
(あ)「そ、そうなんですか…」
(登)「あっ、オイ音莉! ケーキのスポンジが…」
(あ)「へっ? …ってうわああああああ! 焦げてる! 焦げてるよおおおおおおおお!!」
(結)『こちら現場の結野です。現在町中のチョコ売り場ではバレンタイン商戦で…』
そのテレビの報道を見た神楽が「バレンタインアルかぁ…」と呟く。
(銀)「あぁ、そういや今日バレンタインか。忘れてたわ。そっかぁ…今日バレンタインかぁ…。すっかり忘れてた」
(新)「まァ僕らは関係ないですけどね。コレ、映ってる人ほとんど義理チョコでしょ? 悪しき風習ですよね、建前でそーいう事するのって」
そう言いながらも、銀時は白いスーツに髪をオールバックにしており、新八はロッカーになりきっていた。
(銀)「大体ウチの国はおかしいよ。やれクリスマスだバレンタインだ、そのくせ正月とかもやるんだもの。節操ねェにも程があるよ。ただ騒ぎたいだけだろ?」
(新)「ホントですよね。日本は盆と正月だけやってりゃいいんですよ」
(神)「…なんで二人共変な感じアルか?」
(銀)「何言ってんの。いつもと変わらねーだろ? え? 何か期待しているように見えた? チョコ欲しいみたいな? ちょっとやめてよ。スゲー恥ずかしい奴等みたいじゃん、俺等」
(新)「あはは、チョコなんていつでも食べられますもんね。てか自分で買うし、みたいな」
銀時がうんうんと頷く。
(神)「(こんなの音莉が聞いたらボコボコにされてたアル…。折角今日は……)」
(銀)「アレ? でも新八、なんかイメチェンした?」
(新)「え? 全然ですけど? あぁ、今日寝ぐせヒドかったからそれかな? 銀さんこそ今日なんかシックに見えますけど?」
(銀)「お前はバレンタイン意識しすぎなんだよ。俺はいつもと変わらんよ。いつもと同じ、音莉の銀さんだよ。…ってアレ? 音莉は?」
(神)「音莉なら今日は朝早くから出掛けてるアル」
(銀)「あ、あぁ…そう? いや、別にチョコが欲しいとかそんなんじゃないから。勘違いしないでよね!」
その時、ピンポーン…とインターホンが鳴った。すると…
(銀&新)「「はいィィィィィィィ!」」
二人がスゴイ速さで玄関の方に走っていく。
(新)「ちょっと銀さん、僕が出ますって。僕が!」
(銀)「いや、たまには俺が! 何? お前ひょっとして誰かがチョコ持ってきたと思って期待してんの!?」
「あ、すいません。ガスの集金でーす」
(銀&新)「「お呼びしゃねーんだよ!」」
バコッ!
「がはっ!」
(神)「はぁ…神様、どうかあの哀れな男達にチョコを……」
神楽がそう呟いたその時…
ドッカァァァァァン!!
天井を突き破って何かが降ってきたのだ。
(新)「神楽ちゃん!?」
(銀)「オイ! 一体何事だ!?」
(神)「ゲホッ、ゲホッ! 空から…でっかいチョコが!」
なんと、机の上にはリボンのついた巨大なチョコレートが乗っていたのだ。
(銀)「(ウェルカーム!)」
(新)「(ありがとう、バレンタイン!)」
(銀)「あぁ、きっとこれ俺宛だわ。音莉がサプライズで俺に…」
(新)「いや、僕ですよ、多分。寺子屋の時一緒だったさやかちゃんが…」
(?)「あの、ちょ、人の物に勝手に触らないでくれないか。それは私のものだ」
神楽達が声のした方を見ると、穴の開いた天井から謎の巨大宇宙人の女性が覗いていたのだ。
(?)「こちらに返したまえ」
(銀&神&新)「「「………」」」
~その頃、音莉は~
音莉はスナックお登勢のキッチンで、バレンタイン用のお菓子作りをしていた。
(あ)「あ、あのお登勢さん。さっきからなんかドタバタいってる気がするんですけど…」
(登)「どうせバレンタインだからって舞い上がってんだろ?」
(あ)「そ、そうなんですか…」
(登)「あっ、オイ音莉! ケーキのスポンジが…」
(あ)「へっ? …ってうわああああああ! 焦げてる! 焦げてるよおおおおおおおお!!」
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