このお話は、早乙女学園を卒業してから約8ヵ月後のお話です。


(あ)｢おはよ～音也!!｣


(音也)｢あ、おはよ!!彩音」


あいさつをすると、恋人である音也は振り返ってあいさつを返してくれた。


(あ)｢今日の仕事の予定は?｣


(音也)｢今日は一日休みだよ。本当はトキヤと嶺ちゃんと一緒に少し時期遅れのハロウィンパーティーをしようって約束だったんだけど…｣


(あ)｢二人とも急用ができたってことだね｣


(音也)｢うん。だから夜からになったんだ。ねえ、せっかくだから今からお家デートしない?今日は雨だし｣


そう、今日は朝から雨が降っていた。


(あ)｢うん、いいよ｣


こうして、私の部屋でデートすることになった。


最初はデートというよりも二人で他愛もない話をしていた。


すると、ふと思い出したように音也が言った。