第五話
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ある日の事。私達はお妙さんを含む五人でファミレスに来ていた。
(銀)「あ? 下着泥棒だ?」
(新)「そうなんっスよ。僕が万事屋に泊り込んだ日に二回もやられたらしくて…」
ウェイトレスさんが頼んだ品を持ってきてくれる。
(新)「なんとかならないっスかね?」
(銀)「あ? 何がなんとかならないだって?」
(新)「だから下着泥棒ですよ!」
(銀)「あ? 下着泥棒だ?」
銀さんがチョコレートパフェを頬張りながら、同じ会話を繰り返す。
(新)「そうなんっスよ。僕が万事屋に泊り込んだ日に二回もやられたらしくて…。なんとかならないっスかね?」
(銀)「あ? 何がなんとかならないだって?」
(新)「だから下着泥棒ですよ! 下着泥棒!」
新八君が勢いよく立ち上がり叫ぶと、周りのお客さんが一斉にこちらを見た。
(銀)「あ、下着泥棒な」
(新)「ちゃんと聞いてんじゃねーかよ、この人は…」
(銀)「昔の人はよ、着物の下はノーパンだったらしいぜ。町娘とかギャルとか、お姫様も全員」
(新)「いや、それ全部同じですから! どーせ言うならおばあちゃんもおばちゃんも女の子も、ですよ」
(銀)「バカヤロー! パンツとかパンティーとかノーパンとか、パン絡みの話題をしていいのは女の子だけだ!」
(神)「ああ、パンティーとか言うのはオッさんだけネ」
(新)「え、嘘!?」
(銀)「スキャンティーとかもダメだな」
(新)「そんなの今時言いませんよ…」
(銀)「イカンのはアレだね、Tバック。アレは女の子から恥じらいを奪い、男から楽しみを奪ったね」
(あ)「(ああ、どーしよう…言わなきゃ。でも恥ずかしいよな…)」
(神)「私、今紐パンアル」
(銀&新)「「えっ!?」」
神楽ちゃんのビックリ発言に銀さんと新八君が目を丸くする。
(銀)「ウソつけ、ウソを…」
(神)「ウソじゃないネ。何年も穿き続けて擦り切れて紐しか残ってないパンツネ」
(新)「どんなパンツですか…」
(神)「ある意味ビンテージパンツアル」
(銀)「一銭の価値もねーな。捨てちまえ。そもそも昔の人は身につけていなかった。穿いていなかった。お姫様なのに着物の下はもう暴れん坊将軍だよ! またそのギャップがイイんだよな。おしとやかな顔して暴れん坊将軍かい? みたいな…」
バコッ!!
(銀)「ぐはっ!」
今まで黙っていたお妙さんが銀さんの顔を殴る。
(妙)「てめーのノーパン談義はどーでもいいんだよ。こっちはお気に入りの勝負パンツ取られてんだぞ、コラァ!」
(銀)「勝負パンツってオネーさん、誰かと決闘でもするんですかい?」
(妙)「あたぼうよ。時と場合によっちゃ一本勝負だ、コラァ。ナメんなよ!」
(銀)「んで、何が望みだ? 決闘に必要だから取り戻してーのか? 戻ってくれば気が済むのか?」
お妙さんの拳がやっとの事で銀さんから離れる。
(妙)「パンツ取り戻した上で、パンツ盗んだ奴を血祭りにあげたい」
お妙さんが超怖い顔でそう言う。
(銀)「もう発言がパンツを穿く現代人の発言じゃねーよ。二、三年前の裸で槍持って走り回る奴の発言だよ…」
銀さんが水に砂糖をいれながら呟く。
(神)「下着ドロなんて女の敵アル。姉御、私も一肌脱ぎますぜい!」
(妙)「まァ神楽ちゃん! よし、よく言った! ついてこい。兄弟の杯を交わすぜ!」
(神)「オッス!」
(新)「待って待って、死人が出るって! 君ら二人はヤバイって!」
だが新八君が止めるも虚しく、神楽ちゃんとお妙さんはファミレスを出て行った。
(新)「マズイよ…。最凶コンビがユニット組んじゃったよ……」
(銀)「ほっとけよ、ホシの目星はもうついてるだろ?」
(新)「え? 一体誰…」
すると新八君は机の下を見るなり、スゴイ顔になった。
(あ)「ど、どうしたの? 机の下に何か…はっ!」
(近)「バ、バレた? …まさか…バレた? ホントにバレた!?」
なんと、机の下には近藤さんがいたのだ。
(近)「き、貴様ら、まさか俺を疑っているのか!?」
机から出てこようとした近藤さんは、勢いのあまり思いっきり机で頭を打つ。
(近)「イタタタ……。さ、侍が下着泥棒だなんて卑劣な真似するワケねーだろうよォ!」
(新)「侍がストーカーなんてするワケねーだろうが!」
(近)「ストーカーなんかしても、下着ドロなんてするワケねェじゃねーか! 訴えるぞ貴様ら!」
(新)「訴えられるのはてめーだ!」
(銀)「これで真選組解体か~。いやァ、めでてーなァ~」
(近)「ま、待て待て待て! コレを見ろコレを!」
近藤さんが新聞を取りだす。
(新)「ん? なんスかコレ?『またもや出没! 怪盗ふんどし仮面』…」
(近)「最近、巷(ちまた)を騒がしているコソ泥だ。その名の通り、風体も異様な奴でな。真っ赤な褌(ふんどし)を頭に被り、ブリーフ一丁で闇を駆け、綺麗な娘の下着ばかりを掻っ攫い、それをモテない男達にばら撒く、という奇妙な奴さ」
(新)「何ですか、それ? ネズミ小僧のパンツバージョン?」
(銀)「そうか…。このパンツにもそーゆう事情が…。俺はてっきりサンタさんのプレゼントかと……」
と、銀さんが懐から一枚のパンツを取りだす。
(新)「アンタももらってたんかい!」
(近)「ははは、そりゃお前がモテない男だとみなされたワケだな。憐れだな」
(新)「オーイ、見えてるぞ。懐からモテない男の勲章が零れ出てるぞ!」
(あ)「ホントだ、近藤さんのベストにパンツが引っかかってる…」
(近)「こっ、これは…ふんどし仮面のほどこしパンツじゃねーぞ!」
(新)「だったらもっとマズイだろ…」
(あ)「……アレ?」
え、あ、アレ? ちょっと待って…アレって…。
私はとある事に気付き、恥ずかしくなって俯く。
(銀)「つまり、お妙の下着掻っ攫ったのもこのふんどし仮面の仕業だと?」
(近)「そう、それ! 今や江戸中の娘が被害に遭っている。しかし民衆、特にモテない男に人気があるため捕まえるのになかなか苦労してるようだ」
(銀)「ただの変態のくせに一端の義賊気取りか。気に食わねェ…気に食わねェ。なんで俺がモテないの知ってるんだァァァァァァァァ!!!」
(新)「…アレ? 音莉さん、顔赤いですけど大丈夫ですか?」
(銀)「純情乙女にはちょいとこの話がキツかったかな?」
とりあえず私は、まずずっと言いたかった事を言おうとする。
(あ)「え…あの、実は…恥ずかしくて言えなかったんですが……」
私は顔を赤くしつつも意を決して言った。
(あ)「あの、私も四枚ほど取られてて…」
(銀)「な、なにィィィィィィィ!?」
(あ)「退院した次の日から昨晩まで連続四日間…」
(銀)「どうしてもっと早く言わないんだァァァァァァァ!!」
銀さんが私の肩を掴み、揺さぶる。
(あ)「だ、だって…そんなの恥ずかしくて言えるワケないじゃないですか…//(泣)」
(新)「あ、泣かせた」
(近)「男として有るまじき行為だな」
(銀)「(だァァァァ! その顔反則だァァァァァ! 落ちつけ…落ちつけ、俺!!)」
(あ)「ちなみに…」
さらに体温が上がる。
(あ)「銀さんが持ってるその下着…それ、私のです…///」
(銀)「なっ………」
バタン…
私が言った途端、そのまま銀さんは気を失って倒れた。
(あ)「…へっ? あ、ちょっと! 銀さん! 銀さん、しっかりしてください!銀さん!!」
(銀)「あ? 下着泥棒だ?」
(新)「そうなんっスよ。僕が万事屋に泊り込んだ日に二回もやられたらしくて…」
ウェイトレスさんが頼んだ品を持ってきてくれる。
(新)「なんとかならないっスかね?」
(銀)「あ? 何がなんとかならないだって?」
(新)「だから下着泥棒ですよ!」
(銀)「あ? 下着泥棒だ?」
銀さんがチョコレートパフェを頬張りながら、同じ会話を繰り返す。
(新)「そうなんっスよ。僕が万事屋に泊り込んだ日に二回もやられたらしくて…。なんとかならないっスかね?」
(銀)「あ? 何がなんとかならないだって?」
(新)「だから下着泥棒ですよ! 下着泥棒!」
新八君が勢いよく立ち上がり叫ぶと、周りのお客さんが一斉にこちらを見た。
(銀)「あ、下着泥棒な」
(新)「ちゃんと聞いてんじゃねーかよ、この人は…」
(銀)「昔の人はよ、着物の下はノーパンだったらしいぜ。町娘とかギャルとか、お姫様も全員」
(新)「いや、それ全部同じですから! どーせ言うならおばあちゃんもおばちゃんも女の子も、ですよ」
(銀)「バカヤロー! パンツとかパンティーとかノーパンとか、パン絡みの話題をしていいのは女の子だけだ!」
(神)「ああ、パンティーとか言うのはオッさんだけネ」
(新)「え、嘘!?」
(銀)「スキャンティーとかもダメだな」
(新)「そんなの今時言いませんよ…」
(銀)「イカンのはアレだね、Tバック。アレは女の子から恥じらいを奪い、男から楽しみを奪ったね」
(あ)「(ああ、どーしよう…言わなきゃ。でも恥ずかしいよな…)」
(神)「私、今紐パンアル」
(銀&新)「「えっ!?」」
神楽ちゃんのビックリ発言に銀さんと新八君が目を丸くする。
(銀)「ウソつけ、ウソを…」
(神)「ウソじゃないネ。何年も穿き続けて擦り切れて紐しか残ってないパンツネ」
(新)「どんなパンツですか…」
(神)「ある意味ビンテージパンツアル」
(銀)「一銭の価値もねーな。捨てちまえ。そもそも昔の人は身につけていなかった。穿いていなかった。お姫様なのに着物の下はもう暴れん坊将軍だよ! またそのギャップがイイんだよな。おしとやかな顔して暴れん坊将軍かい? みたいな…」
バコッ!!
(銀)「ぐはっ!」
今まで黙っていたお妙さんが銀さんの顔を殴る。
(妙)「てめーのノーパン談義はどーでもいいんだよ。こっちはお気に入りの勝負パンツ取られてんだぞ、コラァ!」
(銀)「勝負パンツってオネーさん、誰かと決闘でもするんですかい?」
(妙)「あたぼうよ。時と場合によっちゃ一本勝負だ、コラァ。ナメんなよ!」
(銀)「んで、何が望みだ? 決闘に必要だから取り戻してーのか? 戻ってくれば気が済むのか?」
お妙さんの拳がやっとの事で銀さんから離れる。
(妙)「パンツ取り戻した上で、パンツ盗んだ奴を血祭りにあげたい」
お妙さんが超怖い顔でそう言う。
(銀)「もう発言がパンツを穿く現代人の発言じゃねーよ。二、三年前の裸で槍持って走り回る奴の発言だよ…」
銀さんが水に砂糖をいれながら呟く。
(神)「下着ドロなんて女の敵アル。姉御、私も一肌脱ぎますぜい!」
(妙)「まァ神楽ちゃん! よし、よく言った! ついてこい。兄弟の杯を交わすぜ!」
(神)「オッス!」
(新)「待って待って、死人が出るって! 君ら二人はヤバイって!」
だが新八君が止めるも虚しく、神楽ちゃんとお妙さんはファミレスを出て行った。
(新)「マズイよ…。最凶コンビがユニット組んじゃったよ……」
(銀)「ほっとけよ、ホシの目星はもうついてるだろ?」
(新)「え? 一体誰…」
すると新八君は机の下を見るなり、スゴイ顔になった。
(あ)「ど、どうしたの? 机の下に何か…はっ!」
(近)「バ、バレた? …まさか…バレた? ホントにバレた!?」
なんと、机の下には近藤さんがいたのだ。
(近)「き、貴様ら、まさか俺を疑っているのか!?」
机から出てこようとした近藤さんは、勢いのあまり思いっきり机で頭を打つ。
(近)「イタタタ……。さ、侍が下着泥棒だなんて卑劣な真似するワケねーだろうよォ!」
(新)「侍がストーカーなんてするワケねーだろうが!」
(近)「ストーカーなんかしても、下着ドロなんてするワケねェじゃねーか! 訴えるぞ貴様ら!」
(新)「訴えられるのはてめーだ!」
(銀)「これで真選組解体か~。いやァ、めでてーなァ~」
(近)「ま、待て待て待て! コレを見ろコレを!」
近藤さんが新聞を取りだす。
(新)「ん? なんスかコレ?『またもや出没! 怪盗ふんどし仮面』…」
(近)「最近、巷(ちまた)を騒がしているコソ泥だ。その名の通り、風体も異様な奴でな。真っ赤な褌(ふんどし)を頭に被り、ブリーフ一丁で闇を駆け、綺麗な娘の下着ばかりを掻っ攫い、それをモテない男達にばら撒く、という奇妙な奴さ」
(新)「何ですか、それ? ネズミ小僧のパンツバージョン?」
(銀)「そうか…。このパンツにもそーゆう事情が…。俺はてっきりサンタさんのプレゼントかと……」
と、銀さんが懐から一枚のパンツを取りだす。
(新)「アンタももらってたんかい!」
(近)「ははは、そりゃお前がモテない男だとみなされたワケだな。憐れだな」
(新)「オーイ、見えてるぞ。懐からモテない男の勲章が零れ出てるぞ!」
(あ)「ホントだ、近藤さんのベストにパンツが引っかかってる…」
(近)「こっ、これは…ふんどし仮面のほどこしパンツじゃねーぞ!」
(新)「だったらもっとマズイだろ…」
(あ)「……アレ?」
え、あ、アレ? ちょっと待って…アレって…。
私はとある事に気付き、恥ずかしくなって俯く。
(銀)「つまり、お妙の下着掻っ攫ったのもこのふんどし仮面の仕業だと?」
(近)「そう、それ! 今や江戸中の娘が被害に遭っている。しかし民衆、特にモテない男に人気があるため捕まえるのになかなか苦労してるようだ」
(銀)「ただの変態のくせに一端の義賊気取りか。気に食わねェ…気に食わねェ。なんで俺がモテないの知ってるんだァァァァァァァァ!!!」
(新)「…アレ? 音莉さん、顔赤いですけど大丈夫ですか?」
(銀)「純情乙女にはちょいとこの話がキツかったかな?」
とりあえず私は、まずずっと言いたかった事を言おうとする。
(あ)「え…あの、実は…恥ずかしくて言えなかったんですが……」
私は顔を赤くしつつも意を決して言った。
(あ)「あの、私も四枚ほど取られてて…」
(銀)「な、なにィィィィィィィ!?」
(あ)「退院した次の日から昨晩まで連続四日間…」
(銀)「どうしてもっと早く言わないんだァァァァァァァ!!」
銀さんが私の肩を掴み、揺さぶる。
(あ)「だ、だって…そんなの恥ずかしくて言えるワケないじゃないですか…//(泣)」
(新)「あ、泣かせた」
(近)「男として有るまじき行為だな」
(銀)「(だァァァァ! その顔反則だァァァァァ! 落ちつけ…落ちつけ、俺!!)」
(あ)「ちなみに…」
さらに体温が上がる。
(あ)「銀さんが持ってるその下着…それ、私のです…///」
(銀)「なっ………」
バタン…
私が言った途端、そのまま銀さんは気を失って倒れた。
(あ)「…へっ? あ、ちょっと! 銀さん! 銀さん、しっかりしてください!銀さん!!」
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