第五話
NameChange
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
それは、私が前話から退院して数日後のこと。
珍しく新八君とお妙さんから相談があるということで、お妙さんを含む5人でやってきたのはファミレスだ。
(銀)「あ? 下着泥棒だ?」
店員さんがチョコレートパフェやハンバーグを運んでくる中、銀さんは新八君が告げたその言葉を復唱した。
(新)「そうなんっスよ。僕が万事屋に泊り込んだ日に二回もやられたらしくて…なんとかならないっスかね?」
どうやら新八君が久々に家に帰った時、殺気立ったお妙さんに薙刀で刺されそうになり、聞けば下着泥棒に遭い、犯人を一網打尽にしようとしていたのだとか。
(銀)「あ? 何がなんとかならないだって?」
(新)「だから下着泥棒ですよ!」
(銀)「あ? 下着泥棒だ?」
どうやら銀さんも神楽ちゃんも、運ばれてきた食事を食べるのに夢中で、聞いているのか聞いていないのか……。
(新)「そうなんっスよ。僕が万事屋に泊り込んだ日に二回もやられたらしくて…なんとかならないっスかね?」
(銀)「あ? 何がなんとかならないだって?」
(新)「だーかーら、下着泥棒ですよ、下着泥棒!!」
新八君が勢いよく立ち上がりそう叫ぶと、「下着泥棒」という言葉に、他のお客さん達の視線が一気にこちらに向いた。
(銀)「あ、下着泥棒な」
(新)「ちゃんと聞いてんじゃねーかよ、この人は…」
(銀)「昔の人はよ、着物の下はノーパンだったらしいぜ。町娘とかギャルとか女の子とか、お姫様も全員」
(新)「いや、それ全部同じですから。どーせ言うならおばあちゃんもおばちゃんも女の子も、ですよ」
(銀)「バカヤロー! パンツとかパンティーとかノーパンとか、パン絡みの話題に当てはめていいのは女の子だけだ!」
(神)「ああ、パンティーとか言うのはオッさんだけネ」
(新)「え、嘘?」
(銀)「スキャンティーとかもダメだな」
(新)「そんなの今時言いませんよ」
(銀)「イカンのはアレだね、Tバック。アレは女の子から恥じらいを奪い、男から楽しみを奪ったね」
なんて真剣な顔で語る銀さんだったけど、さっきから全然会話に参加できていない私は、実はあることで思い悩んでいた。
(あ)「(ど、どうしよう…言ったほうがいいかな? で、でもちょっと恥ずかしいし…)」
(神)「私、今紐パンアル」
(銀&新)「「えっ!?」」
(銀)「ウソつけ、ウソを…」
(神)「ウソじゃないネ。何年も穿き続けて擦り切れて、もう紐しか残ってないパンツネ」
(新)「どんなパンツですか…」
(神)「ある意味ビンテージパンツアル」
(銀)「一銭の価値もねーな。捨てちまえ。そもそも昔の人は身につけていなかった。穿いていなかった。お姫様なのに着物の下はもう暴れん坊将軍だよ! またそのギャップがイイんだよな。おしとやかな顔して暴れん坊将軍かい? みたいな。想像してみろ。ここにお姫様みたいな音莉がいてよォ、これが昔だったら音莉もノーパンだったって考えてみろ。そんなんもう卒倒モン……」
バコッ!!
(銀)「ぐはっ!」
……銀さんの顔面に、私とお妙さんのグーパンチがヒットしたのはほぼ同時だった。
(あ)「な、なんてこと言うんですか!わ、私…ちゃんとはいてます! は、はいてるもん!!」
(新)「ちょ、ちょっと音莉さん!? いや、銀さんが悪いのは分かりますけど、別に今はいてないなんて話じゃなくて…」
(妙)「てめーのノーパン談義はどーでもいいんだよ。私の音莉ちゃんで不埒な妄想してんじゃねーぞ」
(新)「いや、いつから音莉さん姉上のものになったんですか…」
(妙)「こっちはお気に入りの勝負パンツ取られてんだぞ、コラァ!」
(銀)「勝負パンツってオネーさん、誰かと決闘でもするんですかい?」
(妙)「あたぼうよ。時と場合によっちゃ無制限一本勝負だ、ゴルァ。ナメんなよ」
(銀)「んで、何が望みだ? 決闘に必要だから取り戻してーのか? 戻ってくれば気が済むのか?」
するとお妙さんが凶悪な笑みを浮かべてこう告げた。
(妙)「パンツ取り戻した上で、パンツ盗んだ奴を血祭りにあげたい」
(銀)「もう発言がパンツを穿く現代人の発言じゃねーよ。二、三万年前の裸で槍持って野を走り回る奴の発言だよ…」
銀さんが水に砂糖を何杯もいれながらボソッと呟く。
(神)「下着ドロなんて女の敵アル。姉御、私も一肌脱ぎますぜ!」
(妙)「まァ、神楽ちゃん! よし、よく言った! ついてこい。兄弟の杯を交わすぜ!」
(神)「オッス!」
(新)「待って待って、死人が出るって! 君ら二人はヤバイって!」
だが新八君が止めるも虚しく、神楽ちゃんとお妙さんは肩を並べてファミレスを出て行ってしまった。
(新)「マズイよ、最凶コンビがユニット組んじゃったよ……」
(銀)「ほっとけよ、ホシの目星はもうついてるだろ?」
(新)「え? 一体誰……」
ふと新八君が視線を下げる。
と、次の瞬間、ものすごい形相へと変わった。
なんと、そこに人がいたのだ。
それも、真っ黒な隊服を着た、警察組織の長。
(近)「あれ、バ、バレた? …まさか…バレた? ホントにバレた!?」
……真選組局長、近藤勲さんが。机の下に寝転がっていたのだ。
(近)「ま、まさか俺を疑っているのか!? 貴様らァァァァァァ!!」
だが机の下から飛び出そうとした近藤さんは、勢いのあまり思いっきり頭をぶつけてしまった。
(近)「イタタタ……」
(新)「……何してんですか、この人」
(銀)「さあ」
(近)「さ、侍が下着泥棒だなんて、卑劣な真似するワケねーだろうよォ!」
(新)「侍がストーカーなんてするワケねーだろうが」
(近)「ストーカーなんかしても、下着ドロなんてするワケねェじゃねーか! 訴えるぞ貴様ら!」
(新)「訴えられるのはてめーだ」
(銀)「これで真選組解体かァ。いやァ、めでてーなァ」
(近)「ま、待て待て待て! コレを見ろコレを!」
と慌てた近藤さんが取り出したのは、今朝の新聞だ。
(新)「ん? なんスかコレ?『またもや出没! 怪盗ふんどし仮面』…」
新聞の一面に大きな文字で書かれたそれを、新八君は読み上げた。
(近)「最近、巷を騒がしているコソ泥だ。その名の通り、風体も異様な奴でな。真っ赤な褌 を頭に被り、ブリーフ一丁で闇を駆け、綺麗な娘の下着ばかりを掻っ攫い、それをモテない男達にばら撒くという奇妙な奴さ」
(新)「何ですか、それ? ネズミ小僧のパンツバージョン?」
(銀)「そうか、このパンツにもそーゆう事情が。俺はてっきりサンタさんのプレゼントかと……」
そうボソリと呟く銀さんの手には、なんと淡いピンク色で、リボンのついた女性物の下着が……。
(新)「アンタももらってたんかい!」
(近)「ははは、そりゃお前がモテない男だとみなされたワケだな。憐れだなァ」
しかしその近藤さんのベストにもまた、女性ものの下着が引っかかっているのが見える。
(新)「オーイ、見えてるぞ。懐からモテない男の勲章がこぼれ出てるぞ!」
(近)「こっ、これは…ふんどし仮面のほどこしパンツじゃねーぞ!」
(新)「だったらもっとマズイだろ」
(あ)「……アレ?」
とここで、私は銀さんの手元にあるその下着を見てあることに気づいてしまった。
(銀)「とどのつまり、お妙の下着掻っ攫ったのもこのふんどし仮面の仕業だと?」
(近)「そう、それ! 今や江戸中の娘達が被害に遭っている。しかし民衆、特にモテない男達になまじ人気があるため、同心連中も捕まえるのになかなか苦労してるようだ」
(銀)「ただの変態のくせに一端の義賊気取りか。気に食わねェ…気に食わねーぜ。なんで俺がモテないの知ってるんだァァァァァァァァ!!!」
と、例の下着を握りしめながら叫ぶ銀さんだったが。
(新)「…アレ? 音莉さん、顔赤いですけど大丈夫ですか?」
(銀)「つーかお前、今日ちょっと様子変だぞ。なんかあったか」
(あ)「あ、え、えっと…」
恥ずかしくてずっと黙ってしまっていたけど、ここは言っておいた方がいいかもしれない。
(あ)「え…あの、実は…恥ずかしくて言えなかったんですが……」
私は顔を赤くしつつも、意を決して告白した。
(あ)「あの、じ、実は私も取られてて…」
(銀)「な、なにィィィィィィィ!?」
(新)「ちなみに被害はどれくらいなんですか?」
(あ)「あ、えっと…退院した次の日から昨晩まで、連続4日間だから……4枚、なんだけど」
(銀)「どうしてもっと早く言わないんだァァァァァァァ!! 音莉の下着を盗むとは言語道断…すぐにでも血祭りにあげたらァァァァァァァ!!」
銀さんが私の肩を掴み、揺さぶる。
(あ)「は、恥ずかしくて言えなかったんです…!そ、そんな、下着を盗られてしまったなんて……」
恥ずかしさで爆発してしまいそうで、目の端に涙が浮かんでしまう。
(銀)「(だァァァァ! その顔反則だァァァァァ! 落ちつけ…落ちつけ、俺!!)」
(近)「涙目上目遣い……あれは策士か?」
(新)「いいえ、天然記念物です」
(あ)「ち、ちなみに……」
もう一つ、伝えなきゃいけないことがあって…だけどそっちの方が恥ずかしくて、さらに体温があがってしまう。
(あ)「ぎ、銀さんが持っているその下着……そ、それ、わ、私の下着、です……」
(銀)「なっ………」
私が伝えた直後、銀さんは数秒固まった後、そのままバタンと直立不動で倒れてしまったのだ。
(あ)「…へっ? あ、ちょっと、 銀さん! 銀さん、しっかりしてください、銀さん!!」
珍しく新八君とお妙さんから相談があるということで、お妙さんを含む5人でやってきたのはファミレスだ。
(銀)「あ? 下着泥棒だ?」
店員さんがチョコレートパフェやハンバーグを運んでくる中、銀さんは新八君が告げたその言葉を復唱した。
(新)「そうなんっスよ。僕が万事屋に泊り込んだ日に二回もやられたらしくて…なんとかならないっスかね?」
どうやら新八君が久々に家に帰った時、殺気立ったお妙さんに薙刀で刺されそうになり、聞けば下着泥棒に遭い、犯人を一網打尽にしようとしていたのだとか。
(銀)「あ? 何がなんとかならないだって?」
(新)「だから下着泥棒ですよ!」
(銀)「あ? 下着泥棒だ?」
どうやら銀さんも神楽ちゃんも、運ばれてきた食事を食べるのに夢中で、聞いているのか聞いていないのか……。
(新)「そうなんっスよ。僕が万事屋に泊り込んだ日に二回もやられたらしくて…なんとかならないっスかね?」
(銀)「あ? 何がなんとかならないだって?」
(新)「だーかーら、下着泥棒ですよ、下着泥棒!!」
新八君が勢いよく立ち上がりそう叫ぶと、「下着泥棒」という言葉に、他のお客さん達の視線が一気にこちらに向いた。
(銀)「あ、下着泥棒な」
(新)「ちゃんと聞いてんじゃねーかよ、この人は…」
(銀)「昔の人はよ、着物の下はノーパンだったらしいぜ。町娘とかギャルとか女の子とか、お姫様も全員」
(新)「いや、それ全部同じですから。どーせ言うならおばあちゃんもおばちゃんも女の子も、ですよ」
(銀)「バカヤロー! パンツとかパンティーとかノーパンとか、パン絡みの話題に当てはめていいのは女の子だけだ!」
(神)「ああ、パンティーとか言うのはオッさんだけネ」
(新)「え、嘘?」
(銀)「スキャンティーとかもダメだな」
(新)「そんなの今時言いませんよ」
(銀)「イカンのはアレだね、Tバック。アレは女の子から恥じらいを奪い、男から楽しみを奪ったね」
なんて真剣な顔で語る銀さんだったけど、さっきから全然会話に参加できていない私は、実はあることで思い悩んでいた。
(あ)「(ど、どうしよう…言ったほうがいいかな? で、でもちょっと恥ずかしいし…)」
(神)「私、今紐パンアル」
(銀&新)「「えっ!?」」
(銀)「ウソつけ、ウソを…」
(神)「ウソじゃないネ。何年も穿き続けて擦り切れて、もう紐しか残ってないパンツネ」
(新)「どんなパンツですか…」
(神)「ある意味ビンテージパンツアル」
(銀)「一銭の価値もねーな。捨てちまえ。そもそも昔の人は身につけていなかった。穿いていなかった。お姫様なのに着物の下はもう暴れん坊将軍だよ! またそのギャップがイイんだよな。おしとやかな顔して暴れん坊将軍かい? みたいな。想像してみろ。ここにお姫様みたいな音莉がいてよォ、これが昔だったら音莉もノーパンだったって考えてみろ。そんなんもう卒倒モン……」
バコッ!!
(銀)「ぐはっ!」
……銀さんの顔面に、私とお妙さんのグーパンチがヒットしたのはほぼ同時だった。
(あ)「な、なんてこと言うんですか!わ、私…ちゃんとはいてます! は、はいてるもん!!」
(新)「ちょ、ちょっと音莉さん!? いや、銀さんが悪いのは分かりますけど、別に今はいてないなんて話じゃなくて…」
(妙)「てめーのノーパン談義はどーでもいいんだよ。私の音莉ちゃんで不埒な妄想してんじゃねーぞ」
(新)「いや、いつから音莉さん姉上のものになったんですか…」
(妙)「こっちはお気に入りの勝負パンツ取られてんだぞ、コラァ!」
(銀)「勝負パンツってオネーさん、誰かと決闘でもするんですかい?」
(妙)「あたぼうよ。時と場合によっちゃ無制限一本勝負だ、ゴルァ。ナメんなよ」
(銀)「んで、何が望みだ? 決闘に必要だから取り戻してーのか? 戻ってくれば気が済むのか?」
するとお妙さんが凶悪な笑みを浮かべてこう告げた。
(妙)「パンツ取り戻した上で、パンツ盗んだ奴を血祭りにあげたい」
(銀)「もう発言がパンツを穿く現代人の発言じゃねーよ。二、三万年前の裸で槍持って野を走り回る奴の発言だよ…」
銀さんが水に砂糖を何杯もいれながらボソッと呟く。
(神)「下着ドロなんて女の敵アル。姉御、私も一肌脱ぎますぜ!」
(妙)「まァ、神楽ちゃん! よし、よく言った! ついてこい。兄弟の杯を交わすぜ!」
(神)「オッス!」
(新)「待って待って、死人が出るって! 君ら二人はヤバイって!」
だが新八君が止めるも虚しく、神楽ちゃんとお妙さんは肩を並べてファミレスを出て行ってしまった。
(新)「マズイよ、最凶コンビがユニット組んじゃったよ……」
(銀)「ほっとけよ、ホシの目星はもうついてるだろ?」
(新)「え? 一体誰……」
ふと新八君が視線を下げる。
と、次の瞬間、ものすごい形相へと変わった。
なんと、そこに人がいたのだ。
それも、真っ黒な隊服を着た、警察組織の長。
(近)「あれ、バ、バレた? …まさか…バレた? ホントにバレた!?」
……真選組局長、近藤勲さんが。机の下に寝転がっていたのだ。
(近)「ま、まさか俺を疑っているのか!? 貴様らァァァァァァ!!」
だが机の下から飛び出そうとした近藤さんは、勢いのあまり思いっきり頭をぶつけてしまった。
(近)「イタタタ……」
(新)「……何してんですか、この人」
(銀)「さあ」
(近)「さ、侍が下着泥棒だなんて、卑劣な真似するワケねーだろうよォ!」
(新)「侍がストーカーなんてするワケねーだろうが」
(近)「ストーカーなんかしても、下着ドロなんてするワケねェじゃねーか! 訴えるぞ貴様ら!」
(新)「訴えられるのはてめーだ」
(銀)「これで真選組解体かァ。いやァ、めでてーなァ」
(近)「ま、待て待て待て! コレを見ろコレを!」
と慌てた近藤さんが取り出したのは、今朝の新聞だ。
(新)「ん? なんスかコレ?『またもや出没! 怪盗ふんどし仮面』…」
新聞の一面に大きな文字で書かれたそれを、新八君は読み上げた。
(近)「最近、巷を騒がしているコソ泥だ。その名の通り、風体も異様な奴でな。真っ赤な
(新)「何ですか、それ? ネズミ小僧のパンツバージョン?」
(銀)「そうか、このパンツにもそーゆう事情が。俺はてっきりサンタさんのプレゼントかと……」
そうボソリと呟く銀さんの手には、なんと淡いピンク色で、リボンのついた女性物の下着が……。
(新)「アンタももらってたんかい!」
(近)「ははは、そりゃお前がモテない男だとみなされたワケだな。憐れだなァ」
しかしその近藤さんのベストにもまた、女性ものの下着が引っかかっているのが見える。
(新)「オーイ、見えてるぞ。懐からモテない男の勲章がこぼれ出てるぞ!」
(近)「こっ、これは…ふんどし仮面のほどこしパンツじゃねーぞ!」
(新)「だったらもっとマズイだろ」
(あ)「……アレ?」
とここで、私は銀さんの手元にあるその下着を見てあることに気づいてしまった。
(銀)「とどのつまり、お妙の下着掻っ攫ったのもこのふんどし仮面の仕業だと?」
(近)「そう、それ! 今や江戸中の娘達が被害に遭っている。しかし民衆、特にモテない男達になまじ人気があるため、同心連中も捕まえるのになかなか苦労してるようだ」
(銀)「ただの変態のくせに一端の義賊気取りか。気に食わねェ…気に食わねーぜ。なんで俺がモテないの知ってるんだァァァァァァァァ!!!」
と、例の下着を握りしめながら叫ぶ銀さんだったが。
(新)「…アレ? 音莉さん、顔赤いですけど大丈夫ですか?」
(銀)「つーかお前、今日ちょっと様子変だぞ。なんかあったか」
(あ)「あ、え、えっと…」
恥ずかしくてずっと黙ってしまっていたけど、ここは言っておいた方がいいかもしれない。
(あ)「え…あの、実は…恥ずかしくて言えなかったんですが……」
私は顔を赤くしつつも、意を決して告白した。
(あ)「あの、じ、実は私も取られてて…」
(銀)「な、なにィィィィィィィ!?」
(新)「ちなみに被害はどれくらいなんですか?」
(あ)「あ、えっと…退院した次の日から昨晩まで、連続4日間だから……4枚、なんだけど」
(銀)「どうしてもっと早く言わないんだァァァァァァァ!! 音莉の下着を盗むとは言語道断…すぐにでも血祭りにあげたらァァァァァァァ!!」
銀さんが私の肩を掴み、揺さぶる。
(あ)「は、恥ずかしくて言えなかったんです…!そ、そんな、下着を盗られてしまったなんて……」
恥ずかしさで爆発してしまいそうで、目の端に涙が浮かんでしまう。
(銀)「(だァァァァ! その顔反則だァァァァァ! 落ちつけ…落ちつけ、俺!!)」
(近)「涙目上目遣い……あれは策士か?」
(新)「いいえ、天然記念物です」
(あ)「ち、ちなみに……」
もう一つ、伝えなきゃいけないことがあって…だけどそっちの方が恥ずかしくて、さらに体温があがってしまう。
(あ)「ぎ、銀さんが持っているその下着……そ、それ、わ、私の下着、です……」
(銀)「なっ………」
私が伝えた直後、銀さんは数秒固まった後、そのままバタンと直立不動で倒れてしまったのだ。
(あ)「…へっ? あ、ちょっと、 銀さん! 銀さん、しっかりしてください、銀さん!!」
1/5ページ
