第三十二話
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(陸)「…というワケで積み荷も金も奪われてしまったきに。頭は地球に着くなりフラッと出て行ったきり行方不明じゃ。おまんなんとかするぜよ」
ある日、万事屋に快援隊の一人、陸奥さんがやって来た。なんでも昨晩、とある業者と取引をしていた所、イキナリ何者かに襲われ、気付いた時には積み荷もお金もなくなっていたという。
片側のソファーには私達万事屋、向かいのソファーには陸奥さんが座っている。
(銀)「なんとかって同情か? 慰めてほしいのか? 優しい言葉をかけてほしいのか?」
(神)「違うヨ、銀ちゃん。罵倒ヨ。汚い言葉を浴びせかけてもらいたいアルヨ。きっと…」
おせんべいをバリバリ食べていた神楽ちゃんが銀さんに言った。
(新)「いや違うから。どこぞの忍者さん(※猿飛あやめ)じゃないんだから…」
(あ)「コレって依頼ですからね? 多分…」
(陸)「多分じゃない。立派な依頼じゃ」
(銀)「依頼? 言っとくけどこれビジネスだから。知り合いだから割引なんてしねーよ、オイ」
(陸)「金ならある」
陸奥さんが太い封筒を取り出す。
(銀)「で、依頼内容は?」
(新)「切り替えはやっ!」
(陸)「これを見るぜよ」
陸奥さんはさっと封筒をしまい、代わりに一枚の写真を取り出す。
(陸)「報酬は仕事が終わってからぜよ」
(銀)「チェッ…」
(あ)「コレは…?」
写真には『感電血』と書かれた巨大な乾電池が写っていた。
(陸)「奪われた積み荷じゃ。ナシオナル星の特殊鉱物より抽出された物質で作られた感電血二ダースじゃ」
(銀)「感電血?」
(陸)「タダの乾電池じゃないきに。コレ一本で宇宙戦艦の動力全てを賄う事が出来る優れ物じゃ」
(銀)「そんなもん20本もどうするつもりだ?」
(あ)「24本ですよ、銀さん…」
(陸)「おまんらにやってもらうのは感電血と金の回収、及び頭を見つけ出してわしの前に連れて来る事じゃき」
(銀)「オイオイ、言うのは簡単だけどよォ、手がかりが少なすぎやしねーか? 江戸ったって広いんだ。こりゃあ砂浜から特定の砂粒見つけ出すようなもんだぜ」
すると陸奥さんが懐からまた何かを取り出し、机の上に置く。
(銀)「次から次へと…。今度はなんだ?」
それは名刺で、『青木商会 代表取締役 青木社長』と書かれていた。
(陸)「快援隊に心当たりはない。何か探りたいなら取引相手の所へ行くぜよ。あ、そうそう。それと…」
と、今度は銃を取り出した。
(陸)「困った時はコレを使うぜよ。でもって頭見つけたらまずは…ふぐり蹴っ飛ばしといてくれ」
ある日、万事屋に快援隊の一人、陸奥さんがやって来た。なんでも昨晩、とある業者と取引をしていた所、イキナリ何者かに襲われ、気付いた時には積み荷もお金もなくなっていたという。
片側のソファーには私達万事屋、向かいのソファーには陸奥さんが座っている。
(銀)「なんとかって同情か? 慰めてほしいのか? 優しい言葉をかけてほしいのか?」
(神)「違うヨ、銀ちゃん。罵倒ヨ。汚い言葉を浴びせかけてもらいたいアルヨ。きっと…」
おせんべいをバリバリ食べていた神楽ちゃんが銀さんに言った。
(新)「いや違うから。どこぞの忍者さん(※猿飛あやめ)じゃないんだから…」
(あ)「コレって依頼ですからね? 多分…」
(陸)「多分じゃない。立派な依頼じゃ」
(銀)「依頼? 言っとくけどこれビジネスだから。知り合いだから割引なんてしねーよ、オイ」
(陸)「金ならある」
陸奥さんが太い封筒を取り出す。
(銀)「で、依頼内容は?」
(新)「切り替えはやっ!」
(陸)「これを見るぜよ」
陸奥さんはさっと封筒をしまい、代わりに一枚の写真を取り出す。
(陸)「報酬は仕事が終わってからぜよ」
(銀)「チェッ…」
(あ)「コレは…?」
写真には『感電血』と書かれた巨大な乾電池が写っていた。
(陸)「奪われた積み荷じゃ。ナシオナル星の特殊鉱物より抽出された物質で作られた感電血二ダースじゃ」
(銀)「感電血?」
(陸)「タダの乾電池じゃないきに。コレ一本で宇宙戦艦の動力全てを賄う事が出来る優れ物じゃ」
(銀)「そんなもん20本もどうするつもりだ?」
(あ)「24本ですよ、銀さん…」
(陸)「おまんらにやってもらうのは感電血と金の回収、及び頭を見つけ出してわしの前に連れて来る事じゃき」
(銀)「オイオイ、言うのは簡単だけどよォ、手がかりが少なすぎやしねーか? 江戸ったって広いんだ。こりゃあ砂浜から特定の砂粒見つけ出すようなもんだぜ」
すると陸奥さんが懐からまた何かを取り出し、机の上に置く。
(銀)「次から次へと…。今度はなんだ?」
それは名刺で、『青木商会 代表取締役 青木社長』と書かれていた。
(陸)「快援隊に心当たりはない。何か探りたいなら取引相手の所へ行くぜよ。あ、そうそう。それと…」
と、今度は銃を取り出した。
(陸)「困った時はコレを使うぜよ。でもって頭見つけたらまずは…ふぐり蹴っ飛ばしといてくれ」
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