第三十話※R-18表現アリ
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とある日の朝。いつもよりちょっと遅めに起きた私は、自分の部屋で身支度をしていた。
するとリビングから朝ごはんの匂いが漂ってくる。
(あ)「新八君かな…?」
にしてはまだ時間が少し早いような…。
すると銀さんの部屋がガラッと開く音がした。それから…
(?)「アンタいつまで寝てるの! 朝ご飯できたよ!」
知らない女性の声がした。
(あ)「まさか…不審者!?」
慌てて銀さんの部屋に行くと、女の人が銀さんの布団をはいでいた。私はイキナリすぎて呆然となる。
(銀)「ああもういいって…。朝いらねェって…」
(?)「バカ言ってんじゃないの。朝ご飯は一日のエネルギーの元になるんだよ!! みのもんたもテレビで言ってたんだから!」
銀さんのお母さん? でも銀さん、家族はいないって…。
(あ)「あ、あの…」
私は恐る恐る声をかけてみた。
(?)「アンタは起きたならそんなトコに突っ立ってないで席に座ってなさい!」
(あ)「は、はい!」
何故か反射的に返事をしてしまった。
リビングに行くと、焼き魚やお味噌汁が机の上に並んでいた。いつの間に…。
程なくして、その女性が銀さんを無理やりひきずりながらリビングまでやってくる。
(銀)「マジ勘弁して…。二日酔いなんだって……」
(?)「いい歳こいてそんなになるまで飲むんじゃないの! シャキッとしなさい!」
まあその通りだけど…。
(神)「なんだヨ、朝からうるせーな…」
神楽ちゃんが寝ぼけ眼で襖の扉を開け、そのまま床に落下する。
するとその女性は、銀さんをリビングの床に放置して神楽ちゃんの方に行く。
(?)「あーもう、女の子がそんな目脂つけた顔で…。顔洗って来なさい!」
すると神楽ちゃんが寝ながら立ち上がる。
(神)「うっさいアル。私は誰の指図もうけないネ」
(?)「しょうがないわね。どれ、こっち向きなさい」
と、その女性はハンカチを取り出し、神楽ちゃんの顔をむぐっと掴んで拭き始める。その間神楽ちゃんはもがいていた。
(?)「…ホラ綺麗になった。女の子はちゃんとしないとダメよ」
・
・
・
・
席についた私達三人。女性というかもう誰かのお母様がお茶碗に白ご飯をついでいく。二人はすごく眠そうだ。
(?)「ご飯は大盛り? 中盛り?」
(銀)「じゃあ中盛りで」
(?)「何言ってんの、そんな細っこい身体で! 男の子はね、ちょっと太ってる位が丁度いいの!」
(銀)「うるせーな…じゃあ最初から聞くなよ」
(?)「口答えするんじゃないの! ホントアンタは人の揚げ足ばっかり取って!」
いや、別に揚げ足取ってないです…。
(?)「アンタは? 大盛り? 中盛り?」
今度は私に聞く。
(あ)「え、えっと…中盛りで……」
(?)「何言ってるの、そんな骨みたいに痩せた身体して! 女の子はね、出産の時に体力がいるんだからちゃんと食べなさい!」
骨って…私死んでるじゃん……。
(あ)「しゅ、出産って…いつの話ですか……」
(?)「口答えするんじゃないの! ホントアンタは人の揚げ足ばっかり取って!」
だから取ってませんって…。
結局私のお茶碗にも山盛りのご飯がつがれる。てかこんなに食べれるワケないじゃん! もうホントどうしたらいいの? コレ…。
するとリビングの扉が開いた。
(新)「おはようございまーす」
そう、新八君がやってきたのだ。
(新)「アレ? いい匂い…」
(?)「アラ、おはよう」
(新)「うおおおおお! お、おはようございます…」
新八君はお母様らしき人を見て驚きを隠せない様子。
(新)「え、ええっと…どちらさま…?」
(?)「いいから早くご飯食べなさい!」
(新)「あぁ、えぇ…」
渋々席につく新八君。
(?)「ご飯は中盛り? 大盛り?」
(新)「いや、もう僕食べてきたんで…」
(?)「何言ってんの、アンタそんな眼鏡かけて! しっかり食べないから目悪くなるんだよ!」
(新)「いや、眼鏡関係ないでしょ!?」
(?)「口答えするんじゃないの! アンタはもう人の揚げ足ばっかり取って…」
だから!
(あ)「もうツッコむのも疲れたよ…」
そして新八君のお茶碗にも山盛りのご飯がつがれた。
(新)「うわぁ……」
(?)「残さず食べるんだよ。ちょっとゴミ捨ててくるから」
と、お母様がそのままリビングから出ていき、扉を閉めた。
私達は黙々とご飯を食べ続ける。
(新)「…銀さん」
(銀)「あ?」
(新)「誰ですか? アレ…」
(銀)「アレだろ? 母ちゃんだろ?」
(新)「え? 銀さんの?」
(銀)「いやいや、俺家族いねーから。オメーのだろ? すいませんね、なんか」
(新)「言っとくけど僕も母さんは物心つくまえに死にました。神楽ちゃんでしょ?」
(神)「私のマミーもっと別嬪アル。それに今は星になったヨ」
(あ)「じゃあまさか私の…」
(銀&神&新)「「「それはないな」」」
(あ)「はい?」
(神)「100%あり得ないネ」
(銀)「遺伝子的にどう考えてもあの顔から音莉が生まれるなんて事は絶対あり得ないな」
(あ)「そこまで全否定ですか…」
すると再び再びリビングの扉が開く。
(?)「もの食べながら喋るんじゃないの!」
(あ)「あ、はい! すいません!」
(?)「ちゃんと噛むんだよ? 二十回噛んでから飲みこみな!」
そしてまた扉が閉まった。
私達はご飯を一口入れて…
(銀&あ&神&新)「「「「1、2、3、4、5、6……」」」」
言われた通り二十回噛んでから飲みこむのだった。
するとリビングから朝ごはんの匂いが漂ってくる。
(あ)「新八君かな…?」
にしてはまだ時間が少し早いような…。
すると銀さんの部屋がガラッと開く音がした。それから…
(?)「アンタいつまで寝てるの! 朝ご飯できたよ!」
知らない女性の声がした。
(あ)「まさか…不審者!?」
慌てて銀さんの部屋に行くと、女の人が銀さんの布団をはいでいた。私はイキナリすぎて呆然となる。
(銀)「ああもういいって…。朝いらねェって…」
(?)「バカ言ってんじゃないの。朝ご飯は一日のエネルギーの元になるんだよ!! みのもんたもテレビで言ってたんだから!」
銀さんのお母さん? でも銀さん、家族はいないって…。
(あ)「あ、あの…」
私は恐る恐る声をかけてみた。
(?)「アンタは起きたならそんなトコに突っ立ってないで席に座ってなさい!」
(あ)「は、はい!」
何故か反射的に返事をしてしまった。
リビングに行くと、焼き魚やお味噌汁が机の上に並んでいた。いつの間に…。
程なくして、その女性が銀さんを無理やりひきずりながらリビングまでやってくる。
(銀)「マジ勘弁して…。二日酔いなんだって……」
(?)「いい歳こいてそんなになるまで飲むんじゃないの! シャキッとしなさい!」
まあその通りだけど…。
(神)「なんだヨ、朝からうるせーな…」
神楽ちゃんが寝ぼけ眼で襖の扉を開け、そのまま床に落下する。
するとその女性は、銀さんをリビングの床に放置して神楽ちゃんの方に行く。
(?)「あーもう、女の子がそんな目脂つけた顔で…。顔洗って来なさい!」
すると神楽ちゃんが寝ながら立ち上がる。
(神)「うっさいアル。私は誰の指図もうけないネ」
(?)「しょうがないわね。どれ、こっち向きなさい」
と、その女性はハンカチを取り出し、神楽ちゃんの顔をむぐっと掴んで拭き始める。その間神楽ちゃんはもがいていた。
(?)「…ホラ綺麗になった。女の子はちゃんとしないとダメよ」
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席についた私達三人。女性というかもう誰かのお母様がお茶碗に白ご飯をついでいく。二人はすごく眠そうだ。
(?)「ご飯は大盛り? 中盛り?」
(銀)「じゃあ中盛りで」
(?)「何言ってんの、そんな細っこい身体で! 男の子はね、ちょっと太ってる位が丁度いいの!」
(銀)「うるせーな…じゃあ最初から聞くなよ」
(?)「口答えするんじゃないの! ホントアンタは人の揚げ足ばっかり取って!」
いや、別に揚げ足取ってないです…。
(?)「アンタは? 大盛り? 中盛り?」
今度は私に聞く。
(あ)「え、えっと…中盛りで……」
(?)「何言ってるの、そんな骨みたいに痩せた身体して! 女の子はね、出産の時に体力がいるんだからちゃんと食べなさい!」
骨って…私死んでるじゃん……。
(あ)「しゅ、出産って…いつの話ですか……」
(?)「口答えするんじゃないの! ホントアンタは人の揚げ足ばっかり取って!」
だから取ってませんって…。
結局私のお茶碗にも山盛りのご飯がつがれる。てかこんなに食べれるワケないじゃん! もうホントどうしたらいいの? コレ…。
するとリビングの扉が開いた。
(新)「おはようございまーす」
そう、新八君がやってきたのだ。
(新)「アレ? いい匂い…」
(?)「アラ、おはよう」
(新)「うおおおおお! お、おはようございます…」
新八君はお母様らしき人を見て驚きを隠せない様子。
(新)「え、ええっと…どちらさま…?」
(?)「いいから早くご飯食べなさい!」
(新)「あぁ、えぇ…」
渋々席につく新八君。
(?)「ご飯は中盛り? 大盛り?」
(新)「いや、もう僕食べてきたんで…」
(?)「何言ってんの、アンタそんな眼鏡かけて! しっかり食べないから目悪くなるんだよ!」
(新)「いや、眼鏡関係ないでしょ!?」
(?)「口答えするんじゃないの! アンタはもう人の揚げ足ばっかり取って…」
だから!
(あ)「もうツッコむのも疲れたよ…」
そして新八君のお茶碗にも山盛りのご飯がつがれた。
(新)「うわぁ……」
(?)「残さず食べるんだよ。ちょっとゴミ捨ててくるから」
と、お母様がそのままリビングから出ていき、扉を閉めた。
私達は黙々とご飯を食べ続ける。
(新)「…銀さん」
(銀)「あ?」
(新)「誰ですか? アレ…」
(銀)「アレだろ? 母ちゃんだろ?」
(新)「え? 銀さんの?」
(銀)「いやいや、俺家族いねーから。オメーのだろ? すいませんね、なんか」
(新)「言っとくけど僕も母さんは物心つくまえに死にました。神楽ちゃんでしょ?」
(神)「私のマミーもっと別嬪アル。それに今は星になったヨ」
(あ)「じゃあまさか私の…」
(銀&神&新)「「「それはないな」」」
(あ)「はい?」
(神)「100%あり得ないネ」
(銀)「遺伝子的にどう考えてもあの顔から音莉が生まれるなんて事は絶対あり得ないな」
(あ)「そこまで全否定ですか…」
すると再び再びリビングの扉が開く。
(?)「もの食べながら喋るんじゃないの!」
(あ)「あ、はい! すいません!」
(?)「ちゃんと噛むんだよ? 二十回噛んでから飲みこみな!」
そしてまた扉が閉まった。
私達はご飯を一口入れて…
(銀&あ&神&新)「「「「1、2、3、4、5、6……」」」」
言われた通り二十回噛んでから飲みこむのだった。
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