第二十六話
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(銀)「はっ…はっ…はっくしょん!」
(あ)「くしゅん!」
(新)「はーくっしょん!」
(神)「まいけるじゃくそん!」
(銀)「オイお前、まいけるじゃくそん
はねーだろ。それくしゃみじゃ…じゃねっとじゃくそん!」
(神)「まえだたいそん!」
(新)「うるせーよ! 普通にしろ! あー、ムズムズする…。今年の花粉は例年にも増してヒドイな…」
(あ)「鼻かみすぎて鼻痛い…」
そう、現在かぶき町では花粉症が流行している。誰も彼もがくしゃみをして鼻水が垂れる…という始末だ。みんなが言うには毎年こんな事にまではならないらしい。おかげで私達万事屋もくしゃみの嵐で、ゴミ箱にティッシュがどんどん溜まっていく始末だった。
(銀)「なんか今年のはスギ花粉じゃねーらしいぞ。なんかどっかの星の植物でタチ悪いらしい…。しゃけんべいべー!」
銀さんと神楽ちゃんはさっきから言葉を発しながらくしゃみをしていた。
(新)「ちょっと!『ソン』縛りから外れてますよ!」
(銀)「いいんだよ、なんたってこの作品は」
(銀&神)「「フィクション!」」
(銀)「です。実際の人物団体事件など、一切関係ありません」
(新)「余計な気を回さんでいいわ! 今更」
(銀)「今更かよ。なんか下のババアもさ、寝込んじまって店休んじまってるらしいよ」
(あ)「え!? お登勢さんがですか!?」
(新)「どっちかって言うと花粉をふりかけにご飯でも食べてそうなあのお登勢さんが!?」
(銀)「気持ちは分かる。そん位ヒドイって話だ」
(新)「こりゃあんまり家出ない方がいいですね」
私はティッシュ箱に手を伸ばす。だがなんと、中身が空になっていたのだった。
(あ)「あ、ティッシュが…」
(神)「なくなったネ。新八買ってこいよ」
(新)「オイ! 話聞いてた!?」
(神)「いいから買ってこいよ。どうせティッシュ買ってくるしか能がないくせに」
(新)「なんだと!? クソアマ! お前やっぱり星に帰れ!」
二人が殴り合いになる。
銀さんは机の横の棚をごそごそと探り始めた。
(銀)「はーくっしょん! あー、なんか内も外も変わんねー気がしてきたわ。いったいどこから入ってくるんだ? この花粉」
(あ)「銀さん、予備のティッシュあるんですか?」
銀さんの方へ行くと、銀さんはトイレットペーパーを片手にしていた。余計鼻が痛くなりそうだ。
(銀)「意外と近場から来てたりしてな。いや、でもこのかぶき町に植物なんて…」
(神)「おりゃああああああ!」
と神楽ちゃんが新八君を放り投げた。
(あ)「うわぁぁぁぁ! ちょっと、神楽ちゃん!」
新八君はそのまま窓を突き破って窓の淵に引っかかった。上半身が外に出てしまっている。
(銀)「オーイ、生きてっか?」
銀さんが新八君に方に行くと、新八君は首を横に振った。
(あ)「…アレ? なんか見た事のないものが…」
窓から長細い建物の上に大きな木が生えている…。そんなものが見えた。
(銀)「あ、アレ? なんだアレ?」
(あ)「花粉で目までおかしくなったんですかね…?」
とその時…
ピンポーン…
万事屋のインターホンが鳴った。
(神)「新八、客だヨ。出ろヨ」
(新)「お前むちゃくちゃだな! よく命令できるな!」
新八君が起き上がり、神楽ちゃんに叫ぶ。
(神)「いいから出ろヨ。客の応対する位しか能がないくせに」
(新)「かー!! ムカつく!ムカつきチャンピオンだよ、このアマ!」
(神)「いませんよ~、居留守ですよ~」
と神楽ちゃんが鼻をほじりながらソファーにドカッと座る。
(新)「正々堂々か!」
仕方なく新八君は玄関に向う。
(新)「はーい、はいはいはい。今出ますよ。なんで僕ばっかり…」
その後ろから私達も来客を出迎える。だが新八君が扉を開けた瞬間、私達は固まってしまった。
頭の上に花が咲いていて、手にもカワイらしい花が植えてある植木鉢を持っている。ここまではよかったのだ。だが体が緑色で、顔が…まさしく鬼のような容貌をした人がそこに立っていたのだ。
その人は新八君をギロッと見る。
新八君は冷や汗ダラダラだ。
(?)「どうも、初めまして。裏隣りに今度越してきました、屁怒絽(ヘドロ)です」
(新)「ぬおおおおおおお!!」
恐さのあまり新八君の鼻から鼻水が大量に溢れ出た。
(屁)「放屁の『屁』に怒りの『怒』、ロビンマスクの『絽』と書いて、屁怒絽です」
(新)「ぁっ…」
(銀)「なっ…」
(あ)「ひぃっ…」
(神)「ん…?」
屁怒絽さんが玄関に入ってくる。新八君は後ろへ後ずさった。
(屁)「今日はご挨拶にあがりました。僕、花屋をやってまして…。お近づきの印にコレどうぞ」
と、屁怒絽さんが持っていた植木鉢を新八君に差し出す。新八君は屁怒絽さんに触れるのが恐かったようで、それをものスゴイ勢いで受け取った。
(屁)「いろいろとご迷惑をおかけするかもしれませんが、何とぞよろしくお願いします。では、お邪魔しました」
屁怒絽さんは一礼すると、玄関から去って行った。
新八君が扉を閉めると、カクカクした動きで私達の方に振り向く。私なんかもう顔から血の気が引いていた。
(新)「恐ェェェェェェェェ!!」
(銀)「恐ェよ! なんなんだよ、アレは! 隣のヘドロめっちゃ恐ェェェェェェ!!」
(あ)「こ、ここここ…恐い…。恐いよ、銀さん!! (泣)」
あまりの恐さに銀さんに抱きつく。
(銀)「アイツ! 何俺の音莉ちゃん泣かしてくれてんだよ!」
(あ)「くしゅん!」
(新)「はーくっしょん!」
(神)「まいけるじゃくそん!」
(銀)「オイお前、まいけるじゃくそん
はねーだろ。それくしゃみじゃ…じゃねっとじゃくそん!」
(神)「まえだたいそん!」
(新)「うるせーよ! 普通にしろ! あー、ムズムズする…。今年の花粉は例年にも増してヒドイな…」
(あ)「鼻かみすぎて鼻痛い…」
そう、現在かぶき町では花粉症が流行している。誰も彼もがくしゃみをして鼻水が垂れる…という始末だ。みんなが言うには毎年こんな事にまではならないらしい。おかげで私達万事屋もくしゃみの嵐で、ゴミ箱にティッシュがどんどん溜まっていく始末だった。
(銀)「なんか今年のはスギ花粉じゃねーらしいぞ。なんかどっかの星の植物でタチ悪いらしい…。しゃけんべいべー!」
銀さんと神楽ちゃんはさっきから言葉を発しながらくしゃみをしていた。
(新)「ちょっと!『ソン』縛りから外れてますよ!」
(銀)「いいんだよ、なんたってこの作品は」
(銀&神)「「フィクション!」」
(銀)「です。実際の人物団体事件など、一切関係ありません」
(新)「余計な気を回さんでいいわ! 今更」
(銀)「今更かよ。なんか下のババアもさ、寝込んじまって店休んじまってるらしいよ」
(あ)「え!? お登勢さんがですか!?」
(新)「どっちかって言うと花粉をふりかけにご飯でも食べてそうなあのお登勢さんが!?」
(銀)「気持ちは分かる。そん位ヒドイって話だ」
(新)「こりゃあんまり家出ない方がいいですね」
私はティッシュ箱に手を伸ばす。だがなんと、中身が空になっていたのだった。
(あ)「あ、ティッシュが…」
(神)「なくなったネ。新八買ってこいよ」
(新)「オイ! 話聞いてた!?」
(神)「いいから買ってこいよ。どうせティッシュ買ってくるしか能がないくせに」
(新)「なんだと!? クソアマ! お前やっぱり星に帰れ!」
二人が殴り合いになる。
銀さんは机の横の棚をごそごそと探り始めた。
(銀)「はーくっしょん! あー、なんか内も外も変わんねー気がしてきたわ。いったいどこから入ってくるんだ? この花粉」
(あ)「銀さん、予備のティッシュあるんですか?」
銀さんの方へ行くと、銀さんはトイレットペーパーを片手にしていた。余計鼻が痛くなりそうだ。
(銀)「意外と近場から来てたりしてな。いや、でもこのかぶき町に植物なんて…」
(神)「おりゃああああああ!」
と神楽ちゃんが新八君を放り投げた。
(あ)「うわぁぁぁぁ! ちょっと、神楽ちゃん!」
新八君はそのまま窓を突き破って窓の淵に引っかかった。上半身が外に出てしまっている。
(銀)「オーイ、生きてっか?」
銀さんが新八君に方に行くと、新八君は首を横に振った。
(あ)「…アレ? なんか見た事のないものが…」
窓から長細い建物の上に大きな木が生えている…。そんなものが見えた。
(銀)「あ、アレ? なんだアレ?」
(あ)「花粉で目までおかしくなったんですかね…?」
とその時…
ピンポーン…
万事屋のインターホンが鳴った。
(神)「新八、客だヨ。出ろヨ」
(新)「お前むちゃくちゃだな! よく命令できるな!」
新八君が起き上がり、神楽ちゃんに叫ぶ。
(神)「いいから出ろヨ。客の応対する位しか能がないくせに」
(新)「かー!! ムカつく!ムカつきチャンピオンだよ、このアマ!」
(神)「いませんよ~、居留守ですよ~」
と神楽ちゃんが鼻をほじりながらソファーにドカッと座る。
(新)「正々堂々か!」
仕方なく新八君は玄関に向う。
(新)「はーい、はいはいはい。今出ますよ。なんで僕ばっかり…」
その後ろから私達も来客を出迎える。だが新八君が扉を開けた瞬間、私達は固まってしまった。
頭の上に花が咲いていて、手にもカワイらしい花が植えてある植木鉢を持っている。ここまではよかったのだ。だが体が緑色で、顔が…まさしく鬼のような容貌をした人がそこに立っていたのだ。
その人は新八君をギロッと見る。
新八君は冷や汗ダラダラだ。
(?)「どうも、初めまして。裏隣りに今度越してきました、屁怒絽(ヘドロ)です」
(新)「ぬおおおおおおお!!」
恐さのあまり新八君の鼻から鼻水が大量に溢れ出た。
(屁)「放屁の『屁』に怒りの『怒』、ロビンマスクの『絽』と書いて、屁怒絽です」
(新)「ぁっ…」
(銀)「なっ…」
(あ)「ひぃっ…」
(神)「ん…?」
屁怒絽さんが玄関に入ってくる。新八君は後ろへ後ずさった。
(屁)「今日はご挨拶にあがりました。僕、花屋をやってまして…。お近づきの印にコレどうぞ」
と、屁怒絽さんが持っていた植木鉢を新八君に差し出す。新八君は屁怒絽さんに触れるのが恐かったようで、それをものスゴイ勢いで受け取った。
(屁)「いろいろとご迷惑をおかけするかもしれませんが、何とぞよろしくお願いします。では、お邪魔しました」
屁怒絽さんは一礼すると、玄関から去って行った。
新八君が扉を閉めると、カクカクした動きで私達の方に振り向く。私なんかもう顔から血の気が引いていた。
(新)「恐ェェェェェェェェ!!」
(銀)「恐ェよ! なんなんだよ、アレは! 隣のヘドロめっちゃ恐ェェェェェェ!!」
(あ)「こ、ここここ…恐い…。恐いよ、銀さん!! (泣)」
あまりの恐さに銀さんに抱きつく。
(銀)「アイツ! 何俺の音莉ちゃん泣かしてくれてんだよ!」
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