第二十三話(星海坊主篇)※R-15表現アリ
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~神楽side~
プルルルルル…
ある日の昼下がり、万事屋にある一本の電話がかかってきた。
その電話を私がとる。まさかコレがとある騒動に繋がる事も知らずに…。
(神)「ハイもしもし、万事屋アル」
『もしもし? 拙者、拙者!』
(神)「誰アルか?」
『拙者だって! 今ちょっと大変な事になってて…』
(神)「銀ちゃん?」
『そうだよ、銀ちゃん銀ちゃん! さっき事故で妊婦撥ねちゃって大変なことに…』
(神)「さっさととどめさして逃げてこいヨ」
『オイィィィィィ! 何言ってんの!? ダメだよ、そんな事言っちゃ! …とにかく金が入用なんだ! 早くしないと拙者捕まっちゃうよ!』
(神)「マジでか!?」
『早く銀行へ行って指定する口座に金振り込んでくれ!』
それを聞いて、私は受話器を乱暴に置き、慌てて銀行へと向かった。
~音莉side~
世間では『えいりあんVSやくざ』が流行っている今日この頃。万事屋に一本の電話がかかってきた。
その電話を神楽ちゃんがとる。
私と新八君はお茶をすすりながら、テレビを見ていた。
やがて神楽ちゃんが受話器を置いて、慌てて万事屋を飛び出して行った。
(あ)「どうしたんだろう? 神楽ちゃん…」
(新)「誰か知り合いとかからじゃないですか?」
すると…
(銀)「アタタ…拭き過ぎた……。やっぱウォシュレットつけねーとダメだ、コレ」
…銀さんが厠から戻ってきた。
(銀)「アレ? 今誰か出て行かなかった?」
(新)「ああ、神楽ちゃんですよ」
(あ)「電話をとって、終わったらそのまま慌てて出て行っちゃいましたけど…」
(銀)「なんだそりゃ?」
(新)「実家からじゃないっズか? 帰って来いって電話がきたのかも」
銀さんが私の横に腰掛ける。
(銀)「そいつはいいな。うるせーのがいなくなってせいせいすらァ」
神楽ちゃんがいなくなる…。いやいやいや、それはない! 神楽ちゃんがいなくなるなんて事ないないない!
…とか思っていても、なんとなく不安が胸をよぎった。
(新)「それよりもコレ…」
新八君がテレビを見る。
(新)「銀さんも音莉さんも気をつけてくださいよ」
(銀)「拙者拙者詐欺…?」
(あ)「なんなの? そのアホみたいな名前の詐欺…」
(新)「電話で名前も名乗らずに『拙者拙者』を連呼して親しい人を装い、『今、入用だから』と大金を振り込ませる新手の詐欺です」
すると銀さんが大笑いする。
(銀)「あっはっはっはっ! 俺は誰がピンチになろうが振り込まねーぞ」
(あ)「その前に振り込むお金がありませんけど…」
(新)「…確かに」
(銀)「ま、まァ覚えておけよ、二人共。んなもんに引っかかるのはどっかのバカな怪力娘だけ…」
(銀&あ&新)「「「あっ…!」」」
怪力娘…それを聞いた私達三人は、そそくさと外へ出ていった。
プルルルルル…
ある日の昼下がり、万事屋にある一本の電話がかかってきた。
その電話を私がとる。まさかコレがとある騒動に繋がる事も知らずに…。
(神)「ハイもしもし、万事屋アル」
『もしもし? 拙者、拙者!』
(神)「誰アルか?」
『拙者だって! 今ちょっと大変な事になってて…』
(神)「銀ちゃん?」
『そうだよ、銀ちゃん銀ちゃん! さっき事故で妊婦撥ねちゃって大変なことに…』
(神)「さっさととどめさして逃げてこいヨ」
『オイィィィィィ! 何言ってんの!? ダメだよ、そんな事言っちゃ! …とにかく金が入用なんだ! 早くしないと拙者捕まっちゃうよ!』
(神)「マジでか!?」
『早く銀行へ行って指定する口座に金振り込んでくれ!』
それを聞いて、私は受話器を乱暴に置き、慌てて銀行へと向かった。
~音莉side~
世間では『えいりあんVSやくざ』が流行っている今日この頃。万事屋に一本の電話がかかってきた。
その電話を神楽ちゃんがとる。
私と新八君はお茶をすすりながら、テレビを見ていた。
やがて神楽ちゃんが受話器を置いて、慌てて万事屋を飛び出して行った。
(あ)「どうしたんだろう? 神楽ちゃん…」
(新)「誰か知り合いとかからじゃないですか?」
すると…
(銀)「アタタ…拭き過ぎた……。やっぱウォシュレットつけねーとダメだ、コレ」
…銀さんが厠から戻ってきた。
(銀)「アレ? 今誰か出て行かなかった?」
(新)「ああ、神楽ちゃんですよ」
(あ)「電話をとって、終わったらそのまま慌てて出て行っちゃいましたけど…」
(銀)「なんだそりゃ?」
(新)「実家からじゃないっズか? 帰って来いって電話がきたのかも」
銀さんが私の横に腰掛ける。
(銀)「そいつはいいな。うるせーのがいなくなってせいせいすらァ」
神楽ちゃんがいなくなる…。いやいやいや、それはない! 神楽ちゃんがいなくなるなんて事ないないない!
…とか思っていても、なんとなく不安が胸をよぎった。
(新)「それよりもコレ…」
新八君がテレビを見る。
(新)「銀さんも音莉さんも気をつけてくださいよ」
(銀)「拙者拙者詐欺…?」
(あ)「なんなの? そのアホみたいな名前の詐欺…」
(新)「電話で名前も名乗らずに『拙者拙者』を連呼して親しい人を装い、『今、入用だから』と大金を振り込ませる新手の詐欺です」
すると銀さんが大笑いする。
(銀)「あっはっはっはっ! 俺は誰がピンチになろうが振り込まねーぞ」
(あ)「その前に振り込むお金がありませんけど…」
(新)「…確かに」
(銀)「ま、まァ覚えておけよ、二人共。んなもんに引っかかるのはどっかのバカな怪力娘だけ…」
(銀&あ&新)「「「あっ…!」」」
怪力娘…それを聞いた私達三人は、そそくさと外へ出ていった。
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