第二十二話

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主人公の名前

寒さが続くとある日の事。それは突然の事だった。


朝食も食べ終え、今から何をしようか…という時の事だった。


(銀)「なァ音莉、デート行かねーか?」


(あ)「…へ?」


デート?


(あ)「………」


(神)「あ、音莉が固まったアル」


(あ)「銀さん…デートって、その…あんな事やこんな事……///」


(新)「音莉さん、それまだ信じてたんですか!?」


(あ)「へ!? 違うの?」


(神)「音莉は純粋すぎアル。絶対っていうワケじゃないネ。だから心配ないアル」


(あ)「そうなの!? よかった…」


(銀)「…そんなに嫌か?」


銀さんが私の横に腰かける。


(あ)「嫌というか…。だって初めての時って痛い、って聞いたし……」


(神)「私が教えたネ」


(銀)「てめーまだ14だろ! …まァもしかしたら記憶のない内にやっちまってるかもしれねーけどな」


(あ)「それはそれで嫌ですね…」


銀さん以外の人となんて…。でも銀さんだってもう二十代なんだし私以外の人と…ううん、気にしたら負けだ! うん!!


(銀)「はぁ…解った。音莉がいいって言うまで俺は手を出さねェ。約束する」


銀さんはそう言ってくれた。


(あ)「…わかりました」


(新)「じゃあ破ったら甘いもの一ヵ月抜きですね」


(銀)「マジで!? そんなの俺死んじゃうじゃん!」


(新)「破ること前提ですか!?」


(銀)「わかったわかった。ちゃんと守るよ。で、デートの話だが…」


(あ)「…て言ったってどこ行くんですか?」


(神)「電車に乗れないほど金ないくせに…」


すると銀さんは懐から「ジャーン!」と紙切れ二枚を取りだす。


(あ)「コレは…」


(銀)「『大江戸遊園地無料招待券』だ。この前バーさんがいらねェからってくれたんだよ」


(あ)「お登勢さんが?」


(神)「さっさと行かないと日が暮れるネ」


(新)「僕達の事は放ってほいて楽しんできて下さい」


(銀)「コイツらもこう言ってる事だし、行くか!」


銀さんは玄関前まで行き、そこで手を差し出してくれている。


(あ)「…はい!」


私はその手をとって万事屋を出た。






~no side~


二人が出ていくと、神楽が新八の肩をたたく。


(神)「新八、新八!」


(新)「どうしたの? 神楽ちゃん」


(神)「二人の後をつけるアル!」


(新)「え!? 神楽ちゃん、それ本気で言ってる!?」


(神)「あの口説くのが原始人なみの銀ちゃんがどこまで音莉をエスコート出来るか…。見ものアル」


神楽はニヤッと笑った。


(新)「はぁ…。まァいっか」


なんだかんだで新八も気になるようで、新八は立ちあがった。











大江戸遊園地に向かって歩く神楽と新八。すると偶然真選組の近藤、土方、総悟が通りかかった。


(新)「あ、みなさんこんにちは。見回りですか?」


新八が挨拶をすると、三人は立ち止まる。


(土)「そうだが…。なんだ、お前ら二人だけか? 珍しいな」


(近)「あとの二人はどうした?」


(神)「実は、カクカクシカジカ…」


(沖)「…それは面白そうでさァ。旦那がどこまでヘタレるか…」


(土)「オイ総悟、遊びに首突っ込んでねェで仕事しやがれ!」


(沖)「土方さん、旦那の弱みを握れるチャンスでさァ」


(土)「なっ…! そんな弱みなんかなくったって…」


(近)「え? ちょっと待って!? あの二人付き合ってたの!?」


(新)「そっか…近藤さんあの時(##B5_999875##11ページ参照)気絶してましたもんね」


(沖)「それに遊園地を不審者から護るのも真選組の仕事。そのためには遊園地を見回るのも必要でさァ。ね、近藤さん?」


(近)「そうだな。遊園地だって立派な街の一部だ。みんな、行くぞ!」


(神&近&沖)「「「おおー!」」」


(新&土)「「はぁ…」」


なんだか大所帯となってしまったストーカー組であった。





※ちなみに今の時点で音莉と銀時が付き合っているのを知っている人


神楽・新八・真選組・お妙(新八から聞いた)・桂・長谷川(銀時から聞いた)
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