第二十二話
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寒さが続くとある日の事。
朝食を食べ終え、少ししたら買い物に出ようかと思っていた時…それは突然告げられた。
(銀)「なァ音莉、デート行かねーか?」
(あ)「………えっ?」
デート、でえと、date……。
もしかしなくても、恋人が二人っきりでお出かけをして、それから……。
(あ)「………」
(神)「……音莉が固まったアル」
いや、二人でお出かけって、銀さんと二人でよく依頼に行ったり買い物に行ったりすることはあるけど。
でも、それとはまた違うくって、デートと言われると"恋人"ということを妙に意識してしまって、急激に体温がこみ上げてくる。
(銀)「……やっぱ嫌だったか」
(あ)「ち、違うんです! あ、あの…こ、心の準備が……」」
(神)「音莉、こんなマダオ相手に心の準備なんかいらないネ」
(あ)「そ、そういう問題じゃなくて…」
(銀)「あ、もしかしてデートついでにホテルに連れ込まれるための心の準備……」
(あ)「そ、それも違います!」
(銀)「冗談だって。ただ、いつもは仕事しながら家事やったり万事屋のこと色々やってくれてるからよ。たまには羽根伸ばして、恋人らしいことでもどうかと思ってよ」
「お前が気乗りしなかったり、疲れてたりすんなら無理強いはしない。つーか俺ァいつも通りお前の側にいられるだけで幸せだからよ」と気を使ってくれるけど、気乗りしないどころか…正直、嬉しい。
だから急にデートと言われてビックリはしたけど、銀さんに向けて大きく首を横に振る。
(あ)「行きたいです…デート、行きたいです!」
そう伝えれば、少し申し訳なさそうな表情をしていた銀さんが、柔らかい笑みを浮かべてくれる。
(あ)「で、でもいきなりデートと言っても…」
こういう時、一体どこに行けばいいのだろう。
(新)「急にデートと言っても、銀さん行くあてはあるんですか?」
(神)「電車に乗れないほど貧乏な万事屋の社長に、音莉が満足できるデートプランが立てられるアルか?」
すると銀さんは「それなら心配いらねェ」と言いながら、ドヤ顔で懐から二枚の紙切れを取り出した。
(銀)「ほらよ」
差し出されたそれは、何かのチケットのようで。
(あ)「こ、これは…」
(銀)「『大江戸遊園地無料招待券』だ。下のバーさんが、客からもらったけどいらねーからやるってくれたんだよ」
(あ)「……遊園地」
遊園地って……。
(あ)「……遊園地って、なんですか?」
そう尋ねると、三人がずるっと椅子から転げ落ちた。
(新)「え…音莉さん、もしかして…遊園地行ったことがないんですか?」
(あ)「い、行ったことがないというか、分からなくて…記憶がないのかもしれないけれど……」
(神)「でも音莉、記憶喪失っていっても、世間一般のものに関しては覚えてることがほとんどネ。花火も知らなかったし、遊園地も分からないなんて…音莉、きっと幼少期に色々と苦労してきたアルな」
(銀)「心配すんな、今日はちゃんと銀さんが楽しめるようにリードしてやっから」
「つーワケで、今日のデートプランは遊園地で一日楽しみまくる…これでどうよ、お嬢さん」という銀さんの問いかけに。
(あ)「……分からないけれど、きっと銀さんと一緒ならどこでだって楽しめると思うので、今日一日よろしくお願いします!」
そう返せば、銀さんは一瞬固まった後、頭を抱えたかと思えば、壁にガンガンと頭をぶつけ始めた。
(あ)「えっ、ちょ…ちょっと銀さん!? 急にどうし…」
(銀)「ヤベェ…あんなん言われたら…あんな笑顔見せられたら、本気でホテル連れ込んでブチ犯したくなっちまった…落ち着け…落ち着け俺ェェェェェェェ!」
(新)「音莉さん、大丈夫です。ただ自分の下心と葛藤してるだけなんで」
(神)「ほら、二人とも早く行かないと日が暮れちゃうヨ」
(新)「今日は万事屋の事は僕たちに任せて、早く行ってきてください!」
(あ)「神楽ちゃん、新八君…」
すると気が付けば銀さんは玄関で靴を履いていて、すっと手を差し出される。
(銀)「コイツらもこう言ってる事だし、記念すべき初デート、楽しもうや」
(あ)「……はい!」
私も慌てて靴を履いて、その大きな手を取った。
(あ)「……銀さん、顔中血だらけですけど…大丈夫ですか?」
(銀)「うん、大丈夫大丈夫。このままだと楽しいデートが楽しみとエロのデートになりそうだったから落ち着かせてるだけ」
(あ)「……どういうことですか?」
~no side~
「行ってきます」という音莉の声に、「いってらっしゃい」と二人の子供達が返し、扉が閉められる。
そして二人の姿が見えなくなったのを確認したところで、神楽が「新八新八!」と楽し気に声をかけてきた。
(新)「どうしたの? 神楽ちゃん」
(神)「……二人の後をつけるアル!」
(新)「えっ、つけるって…銀さんと音莉さんのデートを?」
(神)「そうアル。あの口説くのが原始人並みと言われる銀ちゃんが、どこまで音莉をエスコート出来るか…気になるアル」
そう言いながら、神楽は目をキラキラと輝かせる。
(新)「いや、でもそれは流石に二人に悪いし…」
(神)「そうと決まれば私達も早速出発アル!」
しかし新八が頷く前に、神楽は既に玄関を飛び出してしまい。
(新)「あ、ちょ、ちょっと神楽ちゃん!」
このまま神楽一人に行かせてしまえば何をしでかすか分からない…そう思った新八はため息をついた後、渋々重い腰をあげた。
・
・
・
・
結局新八も神楽と共に、銀時達を追いかけて大江戸遊園地に向かうことになった。
するとその道中、向かい側に見覚えのある黒服集団が見えた。
それが真選組の重鎮三人…近藤、土方、総悟で、向こうも新八達に気づいたらしく、近藤が「やァやァ、新八君」とニコリと笑って手を上げる。
(新)「こんにちは、みなさん揃って見回りですか?」
(土)「……そう言いたいところなんだが」
土方が押し黙って新八が不思議に思いながらもう一度近藤の顔をよく見てみれば、近藤の顔面は心なしか傷だらけになっていて。
(近)「いやァ、今日も麗しのお妙さんの身辺警護をと思ってすまいるに行ったんだが…お妙さんったら、照れちゃったのか、散々愛のムチを喰らってな」
(沖)「照れてるっつーか、『二度と来んな』って言われてましたけど」
その言葉に、新八は「また姉上にストーカーした近藤さんを、土方さん達が回収しに来た帰りか」と納得した。
(土)「そういうお前らも、今日は二人だけか。珍しいな」
(近)「万事屋と娘はどうしたよ」
(神)「デートアル。だから私達はそのデートを冷やかす…じゃないや。上手くいくかしっかりこの目で見届けるアル!」
(新)「いや神楽ちゃん、今思いっきり冷やかすって言ったよね? ただのストーカーだよね」
(沖)「へェ…チャイナにしては面白ェ事考えるじゃねーか。旦那がどこまでヘタレるか、弱みを握るチャンスでさァ、ね? 土方さん」
(土)「……なんで俺にふる」
(沖)「土方さんが弱っちくて剣で旦那に勝てないんで、いざという時に弱みを握って勝ちにいくしかねーでしょう」
(土)「誰が弱っちいだ! そ、それにあん時はたまたま、手が滑って野郎に勝ちを譲っただけで…」
(近)「……え、ちょっと待って。デートって…え? あのグーラタな万事屋としっかりした万事屋の娘がデート? ってことはあの二人、もしかして付き合ってんの!?」
(新)「そういや近藤さん、二人のあのやり取りがあった時、気絶してましたもんね…」
(沖)「それに遊園地にだって不審者は出まさァ。土方さんみたいなモテねェ野郎が憂さ晴らしに遊園地デートのカップルを狙いにくる可能性だってありまさァ」
(土)「オイ、誰がモテねェって?」
(沖)「遊園地だって江戸の一部…そこを見回るのだって真選組の仕事じゃねーですかィ? ね、近藤さん」
(近)「うん、確かに総悟の言う通りだ。遊園地だって立派な街の一部」
(土)「ちょ、近藤さん…」
(近)「というワケで、今日の見回りは大江戸遊園地に変更だ! 不審な奴らがいたらバンバン捕まえるように!」
(神&近&沖)「「「おおー!」」」
(新&土)「「はぁ…」」
……こうして銀時と音莉のデートをストーカーし隊は、気が付けば大所帯となっていたのであった。
朝食を食べ終え、少ししたら買い物に出ようかと思っていた時…それは突然告げられた。
(銀)「なァ音莉、デート行かねーか?」
(あ)「………えっ?」
デート、でえと、date……。
もしかしなくても、恋人が二人っきりでお出かけをして、それから……。
(あ)「………」
(神)「……音莉が固まったアル」
いや、二人でお出かけって、銀さんと二人でよく依頼に行ったり買い物に行ったりすることはあるけど。
でも、それとはまた違うくって、デートと言われると"恋人"ということを妙に意識してしまって、急激に体温がこみ上げてくる。
(銀)「……やっぱ嫌だったか」
(あ)「ち、違うんです! あ、あの…こ、心の準備が……」」
(神)「音莉、こんなマダオ相手に心の準備なんかいらないネ」
(あ)「そ、そういう問題じゃなくて…」
(銀)「あ、もしかしてデートついでにホテルに連れ込まれるための心の準備……」
(あ)「そ、それも違います!」
(銀)「冗談だって。ただ、いつもは仕事しながら家事やったり万事屋のこと色々やってくれてるからよ。たまには羽根伸ばして、恋人らしいことでもどうかと思ってよ」
「お前が気乗りしなかったり、疲れてたりすんなら無理強いはしない。つーか俺ァいつも通りお前の側にいられるだけで幸せだからよ」と気を使ってくれるけど、気乗りしないどころか…正直、嬉しい。
だから急にデートと言われてビックリはしたけど、銀さんに向けて大きく首を横に振る。
(あ)「行きたいです…デート、行きたいです!」
そう伝えれば、少し申し訳なさそうな表情をしていた銀さんが、柔らかい笑みを浮かべてくれる。
(あ)「で、でもいきなりデートと言っても…」
こういう時、一体どこに行けばいいのだろう。
(新)「急にデートと言っても、銀さん行くあてはあるんですか?」
(神)「電車に乗れないほど貧乏な万事屋の社長に、音莉が満足できるデートプランが立てられるアルか?」
すると銀さんは「それなら心配いらねェ」と言いながら、ドヤ顔で懐から二枚の紙切れを取り出した。
(銀)「ほらよ」
差し出されたそれは、何かのチケットのようで。
(あ)「こ、これは…」
(銀)「『大江戸遊園地無料招待券』だ。下のバーさんが、客からもらったけどいらねーからやるってくれたんだよ」
(あ)「……遊園地」
遊園地って……。
(あ)「……遊園地って、なんですか?」
そう尋ねると、三人がずるっと椅子から転げ落ちた。
(新)「え…音莉さん、もしかして…遊園地行ったことがないんですか?」
(あ)「い、行ったことがないというか、分からなくて…記憶がないのかもしれないけれど……」
(神)「でも音莉、記憶喪失っていっても、世間一般のものに関しては覚えてることがほとんどネ。花火も知らなかったし、遊園地も分からないなんて…音莉、きっと幼少期に色々と苦労してきたアルな」
(銀)「心配すんな、今日はちゃんと銀さんが楽しめるようにリードしてやっから」
「つーワケで、今日のデートプランは遊園地で一日楽しみまくる…これでどうよ、お嬢さん」という銀さんの問いかけに。
(あ)「……分からないけれど、きっと銀さんと一緒ならどこでだって楽しめると思うので、今日一日よろしくお願いします!」
そう返せば、銀さんは一瞬固まった後、頭を抱えたかと思えば、壁にガンガンと頭をぶつけ始めた。
(あ)「えっ、ちょ…ちょっと銀さん!? 急にどうし…」
(銀)「ヤベェ…あんなん言われたら…あんな笑顔見せられたら、本気でホテル連れ込んでブチ犯したくなっちまった…落ち着け…落ち着け俺ェェェェェェェ!」
(新)「音莉さん、大丈夫です。ただ自分の下心と葛藤してるだけなんで」
(神)「ほら、二人とも早く行かないと日が暮れちゃうヨ」
(新)「今日は万事屋の事は僕たちに任せて、早く行ってきてください!」
(あ)「神楽ちゃん、新八君…」
すると気が付けば銀さんは玄関で靴を履いていて、すっと手を差し出される。
(銀)「コイツらもこう言ってる事だし、記念すべき初デート、楽しもうや」
(あ)「……はい!」
私も慌てて靴を履いて、その大きな手を取った。
(あ)「……銀さん、顔中血だらけですけど…大丈夫ですか?」
(銀)「うん、大丈夫大丈夫。このままだと楽しいデートが楽しみとエロのデートになりそうだったから落ち着かせてるだけ」
(あ)「……どういうことですか?」
~no side~
「行ってきます」という音莉の声に、「いってらっしゃい」と二人の子供達が返し、扉が閉められる。
そして二人の姿が見えなくなったのを確認したところで、神楽が「新八新八!」と楽し気に声をかけてきた。
(新)「どうしたの? 神楽ちゃん」
(神)「……二人の後をつけるアル!」
(新)「えっ、つけるって…銀さんと音莉さんのデートを?」
(神)「そうアル。あの口説くのが原始人並みと言われる銀ちゃんが、どこまで音莉をエスコート出来るか…気になるアル」
そう言いながら、神楽は目をキラキラと輝かせる。
(新)「いや、でもそれは流石に二人に悪いし…」
(神)「そうと決まれば私達も早速出発アル!」
しかし新八が頷く前に、神楽は既に玄関を飛び出してしまい。
(新)「あ、ちょ、ちょっと神楽ちゃん!」
このまま神楽一人に行かせてしまえば何をしでかすか分からない…そう思った新八はため息をついた後、渋々重い腰をあげた。
・
・
・
・
結局新八も神楽と共に、銀時達を追いかけて大江戸遊園地に向かうことになった。
するとその道中、向かい側に見覚えのある黒服集団が見えた。
それが真選組の重鎮三人…近藤、土方、総悟で、向こうも新八達に気づいたらしく、近藤が「やァやァ、新八君」とニコリと笑って手を上げる。
(新)「こんにちは、みなさん揃って見回りですか?」
(土)「……そう言いたいところなんだが」
土方が押し黙って新八が不思議に思いながらもう一度近藤の顔をよく見てみれば、近藤の顔面は心なしか傷だらけになっていて。
(近)「いやァ、今日も麗しのお妙さんの身辺警護をと思ってすまいるに行ったんだが…お妙さんったら、照れちゃったのか、散々愛のムチを喰らってな」
(沖)「照れてるっつーか、『二度と来んな』って言われてましたけど」
その言葉に、新八は「また姉上にストーカーした近藤さんを、土方さん達が回収しに来た帰りか」と納得した。
(土)「そういうお前らも、今日は二人だけか。珍しいな」
(近)「万事屋と娘はどうしたよ」
(神)「デートアル。だから私達はそのデートを冷やかす…じゃないや。上手くいくかしっかりこの目で見届けるアル!」
(新)「いや神楽ちゃん、今思いっきり冷やかすって言ったよね? ただのストーカーだよね」
(沖)「へェ…チャイナにしては面白ェ事考えるじゃねーか。旦那がどこまでヘタレるか、弱みを握るチャンスでさァ、ね? 土方さん」
(土)「……なんで俺にふる」
(沖)「土方さんが弱っちくて剣で旦那に勝てないんで、いざという時に弱みを握って勝ちにいくしかねーでしょう」
(土)「誰が弱っちいだ! そ、それにあん時はたまたま、手が滑って野郎に勝ちを譲っただけで…」
(近)「……え、ちょっと待って。デートって…え? あのグーラタな万事屋としっかりした万事屋の娘がデート? ってことはあの二人、もしかして付き合ってんの!?」
(新)「そういや近藤さん、二人のあのやり取りがあった時、気絶してましたもんね…」
(沖)「それに遊園地にだって不審者は出まさァ。土方さんみたいなモテねェ野郎が憂さ晴らしに遊園地デートのカップルを狙いにくる可能性だってありまさァ」
(土)「オイ、誰がモテねェって?」
(沖)「遊園地だって江戸の一部…そこを見回るのだって真選組の仕事じゃねーですかィ? ね、近藤さん」
(近)「うん、確かに総悟の言う通りだ。遊園地だって立派な街の一部」
(土)「ちょ、近藤さん…」
(近)「というワケで、今日の見回りは大江戸遊園地に変更だ! 不審な奴らがいたらバンバン捕まえるように!」
(神&近&沖)「「「おおー!」」」
(新&土)「「はぁ…」」
……こうして銀時と音莉のデートをストーカーし隊は、気が付けば大所帯となっていたのであった。
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