第二十話
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寒い寒い真冬のある日。
(登)「今年の冬は異常気象かなんだか知らないがねェ、とんでもない大雪に見舞われちまって江戸の街もどこを見ても真っ白さ。ついでに街ゆく連中どいつもコイツも青白いシケたツラして歩いてやがる。情けない話じゃないかい。雨が降れば行水! 槍が降ればバンブーダンス! どんな時も楽しむって事が江戸っ子の心意気ってもんだい! つー事で、『第一回 チキチキかぶき町雪まつり』開催決定!」
と言う事で私達万事屋も参加する事になり、私達は積もった雪をかき集め作品を作る。…のだが
(あ)「痛い…手が痛い!」
私の記憶の中に『雪』というものはなくて、初めて見た時はとてもキレイだと思った。でもまさかこんなに冷たいとは思ってなくて、手袋をしているのにも関わらず手がかじかんで痛い。
(銀)「だから無理すんなって。休憩しとけ」
私はお言葉に甘えて少し休憩することにした。
銀さんは球体を二つ作っており、微妙に雪をつけ足したり減らしたり…。一体何を作っているのだろうか?
(新)「銀さん! 雪持ってきました!」
リアカーに雪をいっぱい乗せた新八君が戻ってくる。
(銀)「そこ置いとけ」
(新)「いやァ…みんなスゴイの作ってますよ、雪像」
(銀)「自分の店のPRも兼ねてるからな。格好の宣伝ってワケよ」
(新)「でもやっぱり歓楽街ですよね。いかがわしいのばっか…。まあかぶき町らしいって言っちゃらしいけど」
確かに、女の人の雪像ばっかな気がする。
(新)「僕等万事屋は何を…」
(銀)「まァこんなトコか」
銀さんは『万事屋』と彫ってある雪の土台の上に、先程作っていた球体を少し間を開けて並べて置く。
(銀)「あとは真ん中に棒を立てて…」
(新)「何を作っとるんじゃァァァァァァ!」
ドゴォォォォォォン!!
新八君が球体を蹴り崩す。
(あ)「へ? 何!? 何作ってるの!?」
私には新八君が怒っている理由がわからなかった。
(銀)「オイオイ、何してくれるんだ。俺がその左の玉作るのにどんだけ苦労したと思ってんだ? オメーは」
(新)「アンタこそ何考えてんだよ! 周りのエッチなヤツに何も合わせなくても…」
(神)「銀ちゃん、棒出来たよ!」
神楽ちゃんが持ってきたその"棒"とやらを見て私はなんとなーく新八君の言いたい事が解ったような気がする。
(あ)「しーらない…」
とりあえず私はそっぽを向いて目を逸らす事にした。
(新)「だぁぁぁぁぁぁ! 何持ってるの、神楽ちゃん!?」
(銀)「新八、お前何? 何を勘違いしてるか知らねーけどよ、これはアレだよ。ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲だよ」
(新)「『アームストロング』二回言ったよ!? あるワケねーだろ、こんな卑猥な大砲! それに音莉さんだって目逸らしてるじゃないですか!」
(あ)「…へ? 私? …私はホラ…手がかじかんでるから息を吹きかけてただけだよ! ね!?」
私はなんとか誤魔化そうとと必死になる。
(銀)「ホラ、変な事考えてるのお前だけだぞ? …ったく思春期はエロい事とばっか考えてるから…棒とか玉があればすぐにそっちに話持ってくな」
銀さんはその棒を球体と球体の間に立てる。
(神)「マジキモイアル。しばらく私に話しかけないで」
神楽ちゃんが新八君に冷たく言い放つ。
(新)「いや、だって明らかにおかしいよ。アレじゃないとしてじゃあ一体何よそれ…」
とその時…
(長)「おお、何? オメーらも来てたの?」
長谷川さんが私達に近づいてくる。
(新)「あ、長谷川さん。ちょっと止めてくださいよ! 二人がとんでもないものを…」
(長)「なんだよ、ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲じゃねーか。完成度高けーな、オイ」
(新)「ええええええええ!! なんで知ってんの!? あんの? マジであんの!? 僕だけ知らないの!?」
(あ)「(うん、新八君…私も知らない)」
こんな卑猥な形のものがあるなんて知らないよ…。
(銀)「江戸城の天守閣をふっ飛ばし、江戸を開国させてしまった戌威族の決戦兵器だ」
(新)「何!? こんなカッコ悪い兵器にやられたんですか!? 僕らの国は…」
(銀)「それよりアンタ、なんでこんな所にいるんだよ」
(長)「へへ、俺も個人参加するんだよ。なんかグランプリとったら賞金出るらしいじゃん。あ、そうだ。俺の作品も見ていってくれよ。結構よく出来てるんだぜ」
長谷川さんは得意気に言った。
(登)「今年の冬は異常気象かなんだか知らないがねェ、とんでもない大雪に見舞われちまって江戸の街もどこを見ても真っ白さ。ついでに街ゆく連中どいつもコイツも青白いシケたツラして歩いてやがる。情けない話じゃないかい。雨が降れば行水! 槍が降ればバンブーダンス! どんな時も楽しむって事が江戸っ子の心意気ってもんだい! つー事で、『第一回 チキチキかぶき町雪まつり』開催決定!」
と言う事で私達万事屋も参加する事になり、私達は積もった雪をかき集め作品を作る。…のだが
(あ)「痛い…手が痛い!」
私の記憶の中に『雪』というものはなくて、初めて見た時はとてもキレイだと思った。でもまさかこんなに冷たいとは思ってなくて、手袋をしているのにも関わらず手がかじかんで痛い。
(銀)「だから無理すんなって。休憩しとけ」
私はお言葉に甘えて少し休憩することにした。
銀さんは球体を二つ作っており、微妙に雪をつけ足したり減らしたり…。一体何を作っているのだろうか?
(新)「銀さん! 雪持ってきました!」
リアカーに雪をいっぱい乗せた新八君が戻ってくる。
(銀)「そこ置いとけ」
(新)「いやァ…みんなスゴイの作ってますよ、雪像」
(銀)「自分の店のPRも兼ねてるからな。格好の宣伝ってワケよ」
(新)「でもやっぱり歓楽街ですよね。いかがわしいのばっか…。まあかぶき町らしいって言っちゃらしいけど」
確かに、女の人の雪像ばっかな気がする。
(新)「僕等万事屋は何を…」
(銀)「まァこんなトコか」
銀さんは『万事屋』と彫ってある雪の土台の上に、先程作っていた球体を少し間を開けて並べて置く。
(銀)「あとは真ん中に棒を立てて…」
(新)「何を作っとるんじゃァァァァァァ!」
ドゴォォォォォォン!!
新八君が球体を蹴り崩す。
(あ)「へ? 何!? 何作ってるの!?」
私には新八君が怒っている理由がわからなかった。
(銀)「オイオイ、何してくれるんだ。俺がその左の玉作るのにどんだけ苦労したと思ってんだ? オメーは」
(新)「アンタこそ何考えてんだよ! 周りのエッチなヤツに何も合わせなくても…」
(神)「銀ちゃん、棒出来たよ!」
神楽ちゃんが持ってきたその"棒"とやらを見て私はなんとなーく新八君の言いたい事が解ったような気がする。
(あ)「しーらない…」
とりあえず私はそっぽを向いて目を逸らす事にした。
(新)「だぁぁぁぁぁぁ! 何持ってるの、神楽ちゃん!?」
(銀)「新八、お前何? 何を勘違いしてるか知らねーけどよ、これはアレだよ。ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲だよ」
(新)「『アームストロング』二回言ったよ!? あるワケねーだろ、こんな卑猥な大砲! それに音莉さんだって目逸らしてるじゃないですか!」
(あ)「…へ? 私? …私はホラ…手がかじかんでるから息を吹きかけてただけだよ! ね!?」
私はなんとか誤魔化そうとと必死になる。
(銀)「ホラ、変な事考えてるのお前だけだぞ? …ったく思春期はエロい事とばっか考えてるから…棒とか玉があればすぐにそっちに話持ってくな」
銀さんはその棒を球体と球体の間に立てる。
(神)「マジキモイアル。しばらく私に話しかけないで」
神楽ちゃんが新八君に冷たく言い放つ。
(新)「いや、だって明らかにおかしいよ。アレじゃないとしてじゃあ一体何よそれ…」
とその時…
(長)「おお、何? オメーらも来てたの?」
長谷川さんが私達に近づいてくる。
(新)「あ、長谷川さん。ちょっと止めてくださいよ! 二人がとんでもないものを…」
(長)「なんだよ、ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲じゃねーか。完成度高けーな、オイ」
(新)「ええええええええ!! なんで知ってんの!? あんの? マジであんの!? 僕だけ知らないの!?」
(あ)「(うん、新八君…私も知らない)」
こんな卑猥な形のものがあるなんて知らないよ…。
(銀)「江戸城の天守閣をふっ飛ばし、江戸を開国させてしまった戌威族の決戦兵器だ」
(新)「何!? こんなカッコ悪い兵器にやられたんですか!? 僕らの国は…」
(銀)「それよりアンタ、なんでこんな所にいるんだよ」
(長)「へへ、俺も個人参加するんだよ。なんかグランプリとったら賞金出るらしいじゃん。あ、そうだ。俺の作品も見ていってくれよ。結構よく出来てるんだぜ」
長谷川さんは得意気に言った。
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