第十七話
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銀さんの記憶が戻った次の日。昨晩はみんな揃って志村家にお世話になった。
そして今日、私達は万事屋の修復作業をしているのだが…。
(神)「あっ……」
神楽ちゃんが釘を打とうとするも、トンカチが自分の指を直撃する。さっきからこの調子だ。
(神)「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
神楽ちゃんは万事屋の壁や無事だった柱を蹴りまくり、さらに店の破壊を進める。
私も慣れてきたとはいえ、まだ手際良くはできない。
銀さんは流石万事屋のオーナーなだけある。私達よりもずっと手際が良い。
(あ)「…いたっ!」
ささくれが指に刺さる。
(銀)「音莉!? 大丈夫か!?」
銀さんが私の方に飛んでくる。
(あ)「これ位なんとも……って//」
銀さんがささくれを抜いて、その指を口に咥える。
(あ)「ちょ…ちょちょちょ…銀さん!////」
(銀)「……よし、これで大丈夫っと」
(あ)「…全然大丈夫じゃないです///」
(銀)「なーに、照れちゃって。カッワイイ~」
真っ赤な顔の私の頬をつつく銀さん。
(新)「ねェ銀さん…」
(銀)「…なんだよ。音莉とのイチャイチャを邪魔するなよ」
(新)「いや…ちゃんと仕事してください…。僕ら、万事屋を直してるんですよね? 指と家を破壊する音ばかり聞こえてくるんですけど…」
銀さんは仕方なく作業に戻る。
(銀)「創造と破壊は表裏一体だよ、新八君」
(新)「いつまで経っても創造が始まらないんですけど…。やっぱ無理だ。素人が大工なんて出来るワケない」
(銀)「バカヤロー、お前。最近の大工の中には欠陥住宅とか作ってるロクでもねェ奴だっているんだぞ」
(新)「欠陥人間が作るよりマシだ、バカヤロー」
(銀)「仕方ねーだろ。大工雇う金なんてねーんだからよォ。それともアレか? ババアに追い出されてもいいのか? 大体てめーも万事屋の端くれならこれ位器用にこなせバカヤ…だぁぁぁぁ!!」
(あ)「え、ちょっと! 銀さん!?」
どうやらノコギリで自分の足を一緒に切ってしまったようだ。
銀さんが切りかけていた木の板を蹴り飛ばす。
(新)「ダメだこりゃ…」
(神)「銀ちゃん! こうなったらコレヨ!」
と言って神楽ちゃんが取りだしたのはチェーンソー。
(新)「いや、待って! 神楽ちゃん!」
止める新八君をよそに、チェーンソーのスイッチを入れる神楽ちゃん。
(神)「おぉぉ…ぉぉ…ぉぉ」
(あ)「なんかすっごい嫌な予感…」
(神)「うおおおおおおお!」
チェーンソーの振動の激しさに耐えきれず、チェーンソーを持った神楽ちゃんが暴れ出す。
(新)「うおおおおおおおおお!」
新八君の側にあった木の板が切断され、神楽ちゃんを引っ張りながらチェーンソーは床を切り裂いていく。
(新)「オオオオイ! やめろって!」
(神)「だってこの子、反抗期みたいヨ! うおおおおおお!」
そしてチェーンソーが方向転換し、私達の方へ向かってくる。
(銀)「おいィィィィィィ!!」
(あ)「なんでこうなるのよぉぉぉぉぉぉ!!」
(新)「神楽ちゃん止めて! 死ぬ、死ぬ!!」
必死で逃げ回る私と銀さんと新八君。
(神)「ダメヨ! 私、反抗期の子扱うの初めてネ!」
(新)「使い方わかんねーなら最初から使うなァァァァァァァァ!!」
すると新八君が床に落ちていた木の板に躓き、転んでしまった。
(あ)「きゃあああああ! 新八君!」
(新)「うぉわわわわわわわわ!」
(神)「ああああああああ!」
チェーンソーが新八君に近づいていく。
(銀)「このォォォォォォォ!!」
と銀さんが『100t』と書かれたハンマーを新八君に向かって打つ。その衝撃で神楽ちゃんはチェーンソーごと吹き飛び、新八君は間一髪の所で避ける。しかしハンマーを打った所には、また新たに穴が開いてしまう。
(銀)「クソッ!」
(新)「クソッ、じゃねーよ! アンタ僕を壊してどうするんだよ!」
(銀)「心配するな。人は古い自分を壊して新しい自分探しに出るんだ」
(新)「出るかァァァァァァ! これじゃあ違う世界に旅立つわボケェェェェェェ!!」
そして吹き飛んだ神楽ちゃんが、今度はチェーンソーに引きずられながら私達の方へ向かってくる。
(あ)「ええええええええええ!?」
(銀)「神楽ァァァァァ! じっとしてろォォォォォォォ!!」
銀さんがさっきのハンマーを持ってチェーンソーに向かって行く。
(神)「行け! 銀ちゃん!」
(銀&神)「「うォォォォォォりゃァァァァァァァ!!」」
ハンマーとチェーンソーがぶつかって、ドカーン! と爆発音がし、チェーンソーは動きを止めた。
(銀)「うっし、止まったぞ」
(神)「一件落着ネ」
(新)「いや! 落着してないから! 前よりヒドくなってるから!」
(あ)「私、これ一生かかっても修復終わらない気がします…」
チェーンソーの暴走で、床も壁も傷だらけ。
(銀)「なーに? 音莉ちゃん。そんなに早く直したいワケ?」
銀さんがニヤニヤしながら聞いてくる。
(あ)「そりゃあ、一応ここが家でもあるし…。それにいつまでも志村家にお世話になってたら迷惑じゃないですか…」
(銀)「またまた、照れちゃって。本音は早く銀さんとあんな事やこんな事…」
パシンッ!
(銀)「げふっ!」
(あ)「ちょっと黙りやがれ!」
銀さんをハリセンで殴る。
(銀)「…ちょっと、ヒドイよ! なんか昨日から扱いヒドくない!? ねェ、新八君もそう思うでしょ!?」
(新)「なんか音莉さんが姉上に似てきてるような…」
(あ)「大体神楽ちゃんだっているじゃないですか!」
(神)「心配ないネ。ちゃんと新八んトコ泊めてもらうアル」
(銀)「だって。だから音莉、心おきなく…」
(あ)「そういう問題じゃねェェェェェェェ!」
「ピンポーン、ピンポーン」
(銀&あ&神&新)「「「「ん?」」」」
玄関がないので、しかたなく口頭でインターホンを鳴らしていたのは宅配便の人だった。
「ピンポーン、お届けものでーす」
そして今日、私達は万事屋の修復作業をしているのだが…。
(神)「あっ……」
神楽ちゃんが釘を打とうとするも、トンカチが自分の指を直撃する。さっきからこの調子だ。
(神)「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
神楽ちゃんは万事屋の壁や無事だった柱を蹴りまくり、さらに店の破壊を進める。
私も慣れてきたとはいえ、まだ手際良くはできない。
銀さんは流石万事屋のオーナーなだけある。私達よりもずっと手際が良い。
(あ)「…いたっ!」
ささくれが指に刺さる。
(銀)「音莉!? 大丈夫か!?」
銀さんが私の方に飛んでくる。
(あ)「これ位なんとも……って//」
銀さんがささくれを抜いて、その指を口に咥える。
(あ)「ちょ…ちょちょちょ…銀さん!////」
(銀)「……よし、これで大丈夫っと」
(あ)「…全然大丈夫じゃないです///」
(銀)「なーに、照れちゃって。カッワイイ~」
真っ赤な顔の私の頬をつつく銀さん。
(新)「ねェ銀さん…」
(銀)「…なんだよ。音莉とのイチャイチャを邪魔するなよ」
(新)「いや…ちゃんと仕事してください…。僕ら、万事屋を直してるんですよね? 指と家を破壊する音ばかり聞こえてくるんですけど…」
銀さんは仕方なく作業に戻る。
(銀)「創造と破壊は表裏一体だよ、新八君」
(新)「いつまで経っても創造が始まらないんですけど…。やっぱ無理だ。素人が大工なんて出来るワケない」
(銀)「バカヤロー、お前。最近の大工の中には欠陥住宅とか作ってるロクでもねェ奴だっているんだぞ」
(新)「欠陥人間が作るよりマシだ、バカヤロー」
(銀)「仕方ねーだろ。大工雇う金なんてねーんだからよォ。それともアレか? ババアに追い出されてもいいのか? 大体てめーも万事屋の端くれならこれ位器用にこなせバカヤ…だぁぁぁぁ!!」
(あ)「え、ちょっと! 銀さん!?」
どうやらノコギリで自分の足を一緒に切ってしまったようだ。
銀さんが切りかけていた木の板を蹴り飛ばす。
(新)「ダメだこりゃ…」
(神)「銀ちゃん! こうなったらコレヨ!」
と言って神楽ちゃんが取りだしたのはチェーンソー。
(新)「いや、待って! 神楽ちゃん!」
止める新八君をよそに、チェーンソーのスイッチを入れる神楽ちゃん。
(神)「おぉぉ…ぉぉ…ぉぉ」
(あ)「なんかすっごい嫌な予感…」
(神)「うおおおおおおお!」
チェーンソーの振動の激しさに耐えきれず、チェーンソーを持った神楽ちゃんが暴れ出す。
(新)「うおおおおおおおおお!」
新八君の側にあった木の板が切断され、神楽ちゃんを引っ張りながらチェーンソーは床を切り裂いていく。
(新)「オオオオイ! やめろって!」
(神)「だってこの子、反抗期みたいヨ! うおおおおおお!」
そしてチェーンソーが方向転換し、私達の方へ向かってくる。
(銀)「おいィィィィィィ!!」
(あ)「なんでこうなるのよぉぉぉぉぉぉ!!」
(新)「神楽ちゃん止めて! 死ぬ、死ぬ!!」
必死で逃げ回る私と銀さんと新八君。
(神)「ダメヨ! 私、反抗期の子扱うの初めてネ!」
(新)「使い方わかんねーなら最初から使うなァァァァァァァァ!!」
すると新八君が床に落ちていた木の板に躓き、転んでしまった。
(あ)「きゃあああああ! 新八君!」
(新)「うぉわわわわわわわわ!」
(神)「ああああああああ!」
チェーンソーが新八君に近づいていく。
(銀)「このォォォォォォォ!!」
と銀さんが『100t』と書かれたハンマーを新八君に向かって打つ。その衝撃で神楽ちゃんはチェーンソーごと吹き飛び、新八君は間一髪の所で避ける。しかしハンマーを打った所には、また新たに穴が開いてしまう。
(銀)「クソッ!」
(新)「クソッ、じゃねーよ! アンタ僕を壊してどうするんだよ!」
(銀)「心配するな。人は古い自分を壊して新しい自分探しに出るんだ」
(新)「出るかァァァァァァ! これじゃあ違う世界に旅立つわボケェェェェェェ!!」
そして吹き飛んだ神楽ちゃんが、今度はチェーンソーに引きずられながら私達の方へ向かってくる。
(あ)「ええええええええええ!?」
(銀)「神楽ァァァァァ! じっとしてろォォォォォォォ!!」
銀さんがさっきのハンマーを持ってチェーンソーに向かって行く。
(神)「行け! 銀ちゃん!」
(銀&神)「「うォォォォォォりゃァァァァァァァ!!」」
ハンマーとチェーンソーがぶつかって、ドカーン! と爆発音がし、チェーンソーは動きを止めた。
(銀)「うっし、止まったぞ」
(神)「一件落着ネ」
(新)「いや! 落着してないから! 前よりヒドくなってるから!」
(あ)「私、これ一生かかっても修復終わらない気がします…」
チェーンソーの暴走で、床も壁も傷だらけ。
(銀)「なーに? 音莉ちゃん。そんなに早く直したいワケ?」
銀さんがニヤニヤしながら聞いてくる。
(あ)「そりゃあ、一応ここが家でもあるし…。それにいつまでも志村家にお世話になってたら迷惑じゃないですか…」
(銀)「またまた、照れちゃって。本音は早く銀さんとあんな事やこんな事…」
パシンッ!
(銀)「げふっ!」
(あ)「ちょっと黙りやがれ!」
銀さんをハリセンで殴る。
(銀)「…ちょっと、ヒドイよ! なんか昨日から扱いヒドくない!? ねェ、新八君もそう思うでしょ!?」
(新)「なんか音莉さんが姉上に似てきてるような…」
(あ)「大体神楽ちゃんだっているじゃないですか!」
(神)「心配ないネ。ちゃんと新八んトコ泊めてもらうアル」
(銀)「だって。だから音莉、心おきなく…」
(あ)「そういう問題じゃねェェェェェェェ!」
「ピンポーン、ピンポーン」
(銀&あ&神&新)「「「「ん?」」」」
玄関がないので、しかたなく口頭でインターホンを鳴らしていたのは宅配便の人だった。
「ピンポーン、お届けものでーす」
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