突然の事だった。


万事屋に、銀さんがバイクで車とぶつかり病院に運ばれた、という連絡が入った。


家にいる新八君に連絡して、私と神楽ちゃん、それにお登勢さんとキャサリンさんと一緒に私達は病院内で銀さんの治療を待つ。


すると新八君が慌てて私達の元へ走ってきた。


(新)「みんな！ 銀さんは…銀さんは大丈夫なの！？」


(登)「病院でデケー声出すんじゃないよバカヤロー！」


(神)「オメーもだ、ババア！」


(キ)「オメーモダ、クソガキ！ ソシテ私モナ！」


(あ)「わかったから静かにして…」


この人達ホント緊張感ないな…。


(登)「心配いらないよ。車に撥ねられた位で死ぬような奴かい？」


(神)「ジャンプを買いに行って撥ねられたらしいネ。良い歳こいてそんなの読んでるから撥ねられるアル」


(キ)「コレヲ機会ニ少シハ大人ニナッテホシイモノデスネ」


(登)「まったくだ」


(新)「はぁ…」


事故してるのに散々な言われようだな、銀さん…。


とその時…


「いやァ…」


一人の男性が私達に近づいてくる。


「そう言ってもらえると撥ねたこっちも気が楽っス。いやァ、マジスイマセンでした～。携帯で喋ってたら確認遅れちゃって」


どうやらよくも銀さんを事故に遭わせてくれた野郎のようだ。


ブチッ…と私の中で何かが切れる音がした。


(あ)「てめーか。よくも銀さんを痛い目に遭わせてくれたな、このボケが！ 同じ痛み喰らえェェェェェェ！！」


そいつをハリセンで地面に食い込ませ、つまみ上げて腹に蹴りを食らわし、顔面パンチを食らわすと、そのまま吹っ飛んで壁に食い込む。


(神&新&登&キ)「「「「(恐ろしい…)」」」」


(看護婦)「うっせー、ここどこだと思ってんだ！」


(先生)「いや、君もうるさい」


銀さんの病室のドアが開いて、先生と看護婦さんが出てくる。


私達は一斉に病室に飛び込んだ。